ミサ固有唱
ザンクト・ガレンのネウマの形を四角譜でもなるべく忠実に歌えるよう表した楽譜でやりました。
ネウマについては最後にまとめて記載します。
1.入祭唱 <P11.Cantate Domino 第Ⅵ旋法>
・詩編を唱える時の音の高さをテノールと呼び、テノールはその旋法のドミナント
・言葉の流れを途切れないように歌うことが大切
・反復は一つ一つつぶれないように丁寧に歌う
・子音は思っているより丁寧に発音する
・先に進んで歌うところと、ゆっくり進むところを感じる
2.アレルヤ唱 <P12.Alleluia 第Ⅰ旋法>
・同じモチーフで歌う部分がある
・versus…独唱部分、節
・finalis や dominantでは無いがファの音も大切な音
3.奉納唱 <P13.14. Iubilate Deo>
・中世では長い"Versus"が付いているが、廃止され現在ではそんなに長くはない
・メリスマは軽やかに
・先に進んで歌うところと、ゆっくり進むところを感じる
・一つのかたまりで途切れない
【ネウマ】
エピゼマ…テヌートが付いているようにゆっくり歌う
オリスクス…次の音へ行く為に勢いをつけて歌う
C(Celeriter:速い)…速く、軽やかに
T(Tenete:保つ)…ゆっくり
X(Expectare:待つ)…手前の音を長く歌う、息継ぎ?
その他、子音を同じ高さで言う記号、子音を違う高さで言う記号など
次回:Communio など、Graduale 以外のミサ固有唱。
今までの通常唱などを含めて一通りミサの流れを歌う予定です