於母の家ベテル
受講:24名(S8、A11、T3、B2) 内容 <1>Victoria, Nisi Dominus ・自分の楽譜は見ないで大きな楽譜だけを見て歌う練習。本番では手に楽譜は持ちません。 ・全音上げ。 ・言葉のアクセントを常に意識する。 1枚目(Nisi Dominus~) ・Nisiの-siからDominusのDo-へのリズム感。 ・quiの出だし、各パートとも、子音を取って、鮮やかに。 ・frustraもin vanumと同じで「むなしい、無駄である」という大事な意味の言葉。埋もれないようにはっきりと。frの子音で時間を取られないように鋭く。 2枚目左(Vanum est~) ・surgiteのrを早めに言い、-gi-も埋もれないようにはっきりと。 2枚目右(Cum dederit~) ・tenor 2:ecceとecceの間でアーティキュレーションする。 ・sicut sagittaeの出だしは、その前の雰囲気から一転して、力強い戦闘ラッパのような雰囲気で。 ・potentisの-tisでおさまって。次のitaに続く意味的な関係を考えて。 3枚目~5枚目(Beatus vir~) ・BeatusのBe-からアクセントのある-a-に向かう動きを意識する。 ・desideriumの出だしのタイミングは鋭くするが、響きは強くなりすぎないように柔らかく。 ・non confundeturは-de-に向かう流れを意識する。全部がポンポンしない。 ・cum loqueturは少しレガートにおさめる(次のinimicisから戦闘モードになるので)。 ・loqueturの和音を丁寧に聴き合って。-turのcantus 3(4枚目ではcantus 1)の音を低めにして純正に。 ・Gloria Patri et Filioはつなげて。ここはGloriaというより、本来おじぎするところなので、少し抑えた控えめな雰囲気で。 ・最後の節Sicutの出だしで2拍子のテンポを作るのはtenor 2なので、積極的に正確に。 <2>Victoria, Laudate pueri ・大きな楽譜だけで歌う練習。 ・全音上げ。 1枚目(Laudate pueri~) ・A solisのAの音、特にaltus 1はよく鳴らして。 2枚目左(Excelsus~) ・Excelsusの(ek)sceの音は柔らかいシェではなく鋭いシェ。チェでもない。 ・ejusのe-から-jusに移るとき時間を取らない。 2枚目右(Quis sicut~) ・Deusの[u]の母音を深く。 3枚目~4枚目(Suscitans a terra~) ・Suscitansは起こすという意味を出すように力強く。 ・et de stercoreのster-で少しふくらませる。 ・ut collocet eum cum principibusは最後の単語の-ci-に山が来るように。cum principibus populi suiは最後の単語のsu-に山。このように長いフレーズが続く時は本来詩編を唱える時のやり方を思い出す。 ・Qui habitare facit sterilem in domo: habitareの-reやsterilemの-lemがぷつんと短くならないように。 ・4枚目の第2コーラスのin principio et nunc et semperは少し抑えてつなげて。 (NI)
by fonsfloris-k
| 2010-09-11 15:45
| 講座レポート
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