オケゲム ミサ「カプト」 キリエ・グロリア
ビクトリア「アベ マリス ステラ」 ビクトリア「アベ マリア」8声 オケゲム ミサ「カプト」 クレド 1)オケゲム ミサ「カプト」 拍節感がないのに全部がぴったり合うためには、それぞれのi-wiを意識的にはっきりさせる事、誰が何をしているのかを、聴こえるように歌う事、そして、それを聴いて反応する事が大切です。 声の使い方、声部の聴き方等 高度な要求ではあるが、それがこの音楽の素晴らしさにつながるのです。 拍子をとってリズムを規則的に刻んでしまうと、この音楽はすぐに死んでしまうのです。 キリエⅠ ・細かく動く声部は、聴こえるように歌う事を心がける。一番先に動くTen.は特に重要。 ・Sup.とTen. eleyのleでそろう。(ゴムがはじけるように) ・Sup.10拍目からの細かい音、ぴょんぴょんしない。 ・2の7拍目からカデンツが始まる。その前の音量を一旦落とす。 Ten.はリガトゥーラを大切に。 クリステ ・最初の和音(ラドミ)、空気のように薄く入る。 ・3 Contra.とTen.合わせる。 キリエⅡ ・3´までの leysonの歌い方「ワフン」を意識して重くならないように。 *それぞれのセクションの始まりは、色合いを感じて歌いだすように。 グロリア ・Contra. 変更箇所 te(レ) rra(ドレ) pax(ミ) ho(ファレシ) mi(ドレ~) ・Ten. 1LaudaのdaがBas.にはまるように、繊細に入る。 ・Contra. Rexcelestisの低い音の e母音が埋没しないように響かせて。 ・Ten. 7前のコロルはひとつにまとめる。 ・Ten. filius fiでのばしている間に響きをつくっていく。 ・Ten. patris paで爆発しないように注意。 ・Contra. 8miserere ラレレシドレレのドを♯に。 ・Sup. 12 下がらない。 * 少しテンポを速くしました。 * 11のmiserereは言葉の意味を感じて音量を少し落とす。 * オケゲムのグレゴリオ聖歌は歌わないことになりました。 2)ビクトリア「アベ マリス ステラ」 1.Dei mater のmaは注意深く降りる。 5度の響きを意識して下がらないように注意。 2.のばす音は次に向かう。 Gabri のGaの発音は、上も下も開けてはっきり響かせる。 又、手前のAveで一度おさめる。 funda nos~徐々におさめていって、Mutans~また始まる。 4.ミニマ休符の次の音は、立ち上がりをはっきりさせる。 Ten. 上昇の順次進行は、ひとつひとつの音をめくるように歌う。 (流れない,押さない) 5.laris laからrisへの1音をしっかり上がる。 * 7.Amenの後すぐにDignare me laudare te,Virgo sacrata.に入る。 これがあって hymnusが完結する。 Amenで終わらないのが晩歌の時のhymnus.の特徴。 3) ビクトリア「アベ マリア」8声 ・ Alt. Ave Maria のri 薄く入ってふくらます。 ・ Sop. gratia 優しい気持ちで、抑える。Dominus のDo はっきり、 Benedicta tuは柔らかく。 ・ Sop.がfructus フォルテで出た後、各パートfructusのフォルテを歌う。 ・ Sop. et benedictusのetは薄く入る。 ・ Sancta Maria, Regina caeli, dulcis et pia, o mater Dei, 規則的なイントネーションの波があちらこちらから聴こえるように。 ・ O mater Dei の音程、半音の幅に注意。 ・ Ora proのraは引く(弱)。 Ut cum さっと色合いを変える。 全音上げにします 4) オケゲム ミサ「カプト」 クレド * 各パート、部分的に先生の歌い方を模倣することでつかむ。 * 次回は続きもやります。 (Y.Y.)
by fonsfloris-k
| 2011-09-11 12:30
| 講座レポート
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