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3月24日 ルネサンスのモテットを歌う(関西)
於母の家ベテル
受講:23名(S9、A7、T4、B3)

内容
<1>Josquin, Praeter rerum seriem
・クリスマスのモテット。
・左上がソプラノ、右上がアルト1、右中がアルト2、左中がテノール、左下がバス1、右下がバス2。
・短三度上げ。
・このmensura(O2)は、tempusはimperfectumだけれど(brevisはsemibrevis 2つ分)、longaはbrevis 3つ分。longa休符がbrevis 3つ分になっているのでわかる。ただし、この曲に出てくるlongaはほとんど不完全化されてbrevis 2つ分(4拍)となっている。
・フランドル楽派ではファは低めに、ミは高めに。ミファは狭く。ビクトリアやフランス・バロックで純正な長三度を作るためにミを低くしたのとは逆で、純正な五度が中心となる。ただし、フランドル楽派でも長三度の和音が長く続くような時には三度を純正にすることもある。
・アルト1の練習番号4の直前のlongaについている点は付点ではなくて、分割点 punctum divisionis、あるいは完全点 punctum perfectionisという。
・ソプラノの練習番号3の直前のbrevis休符は不要(練習番号2の前のlongaは6拍)。
・1枚目をmamama....で譜読み。

<2>Josquin, Inviolata, integra et casta es Maria
・左上がソプラノ1、左下がテノールとソプラノ2のカノン、右上がアルト、右下がバス。
・ソプラノ2はテノールのパートのsignum congruentiaeのところでテノールの五度上で入る。
・短三度上げ。
・1枚目をmamama....でコワイヤブックで歌う。
・カノンの2パート用にコワイヤブックをもう1冊作る。

<3>Josquin, Praeter rerum seriem(再度)
・1枚目をmamama....でコワイヤブックで歌う。
・ソプラノとテノール用にコワイヤブックをもう1冊作る。

(N.I.)
by fonsfloris-k | 2012-03-24 15:50 | 講座レポート
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