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6月15日 ルネサンス音楽を歌う[1]ジョスカン・デ・プレ(東京)
■グレゴリオ聖歌 Kyrie

  ・響きを深くしないで上を意識する
   出した音の倍音が聞こえてくるような感じに
   →深い声と上の響きを出して比べてみる(違いがわからないとできない)
  
  ・「エ」の音で口を開きすぎない。

■Josquin 第1Kyrie

  ・同じ音で出る。みんなで正しい音で歌おうと思わないで、誰かが最初に歌う音
   と同じ音で歌う。
   これがグレゴリオ聖歌の斉唱の意味。前の人のピッチに合わせて入る。
   どこかを基準とした音程の取り方に慣れること。

  ・軟口蓋を上げる事をいつも意識する。鼻腔に響きを持ってくる。喉に持ってい
かない。

  ・コントラの"leyson"の音型はカデンツにつながる音型。音が細かくなっていて
   その分テンションが高まる。
   そこをなんらかの表現につなげる。

  ・コントラの"leyson"を、2段目をムジカフィクタなし、3段目をムジカフィクタあり
   で試してみる。
   半音にすると終止感が高まる(ムジカフィクタ)。バスかコントラのどちらかが
   半音になるようにする。
   ※どちらにするか、正解はない。

  ・ごちゃごちゃしているのを整理する。騒々しい感じがするのをどうしたらよいか?
   →テーマを潰さないようにする。誰がテーマを歌って歌ってるか意識する。
    フレーズの持っていき方。長い音が出過ぎてるとテーマをつぶしてしまう。
    動いている人は積極的に動く。ポリフォニーなのでみんなが旋律。出続け
    るものばかりだとうるさい。
    一つのフレーズの中で抑揚をつけていく。どこかに向かっていって、到達し
    たら抑える。
    フレーズを小さく取る必要がある。

  ・バスは和声的に支える部分があり、ほかのパートよりしっかり歌った方がい
   い部分が多い。

  ・リズムを際立たせる事を意識する。他の人が動いていないところで自分が動
   く時は積極的に動く。  
   聞いて、曲を知って、全体の働きを知る。

  ・男声Chisteのsteのところのテンションが高すぎる。
   お互いにリズムを感じ合って。

  ・Christeのsteに入るのが予感できない。響きをsteに向かってまわす。sを
   効果的に使う。
 
■Josquin 第2Kyrie

  ・他パートとの噛み合わせ(行ったり来たり)を覚える。

  ・練習番号7番のeの後、コントラはバスの5度下になるのでバスは少し軽め
   に歌う。

  ・コントラとバスが同じ音を歌うところがある。1つになった後で上向と下向する。
   音を1つにするように。
   (スペリウスとテノールにも同じ音型に同じところがある)

  ・動きを音で確認する(自分の楽譜は見ない)

  ・コントラとバスが一緒になっているときにテノールも

  ・同じ音になる時はそこで終わる

■余談
  ・目黒区のチャイムと第2Kyrieは同じ調

(Y.S.)  
by fonsfloris-k | 2013-06-15 13:00 | 講座レポート
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