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4月11日 グレゴリオ聖歌演奏法(東京)
◆聖務日課
聖職者による日々の祈り。グレゴリオ聖歌の基盤。聖務日課の聖歌は共同生活を
成り立たせる構成要素として最も本質的なもの。

◆配布資料

①フォンス・フローリス古楽院2014グレゴリオ聖歌Ⅰ 聖務日課の聖歌
②Sunday at vespres(日曜日の晩課(Liber usualisより))

・主に②に沿って晩課の流れを確認(構成要素は①に記載)。
・詩編の譜面の白抜きの四角(□)は、音節の数によって使い分ける。詩編の2節からは
朗唱音(旋法のドミナント音)で唱える。
・Hymnus(賛歌)
…有節形式の聖歌。聖歌隊が2つに分かれ、偶数節、奇数節で歌い交わす。
テクストはラテン語で新たに書かれたもの、韻文詩であるケースが多い。
・先唱句V=Versus、応唱句R=Responsum。これを唱えてHymnusが終わる。
・Magnificat(マニフィカト)
詩編唱と同じような唱え方だが、旧約聖書由来の詩編とは異なり、Magnificatの
テクストは新約聖書由来。
唱え方は、各旋法の数(8)×荘厳調・単純調の2種類で16通りある。

終課の後に歌われる聖母アンティフォナ(季節に応じて4種類から選ばれる)のうち、
Salve Regina(単純調)を歌った。

(KY)
by fonsfloris-k | 2014-04-11 19:30 | 講座レポート
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