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「フランス・バロック音楽を聴く~ラモー没後250年を記念して」のご案内
音楽史講義3「フランス・バロック音楽を聴く~ラモー没後250年を記念して」
第4回 9月13日(土) 午後6時半~9時
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第4回は、ラモーの最初のオペラ「イポリットとアリシ」です。
ラモーは子供の頃からオペラ作曲家になることを夢見ていましたが、
その夢が実現されたのは、50歳の時でした。1733年に発表した
最初のオペラは、太陽王ルイ14世の時代の音楽家リュリが創り出した
フランス・バロック・オペラの伝統に従っています。同時代のイタリア・オペラ
と大きく違うのは、古典悲劇とバレエが重視されていたこと。古典悲劇からは、
舞台での格調高いフランス語の韻律や抑揚を歌の旋律に活かしています。
またバレエ場面の重視は、太陽王ルイ14世が踊りを好んでいたからです。
ラモーの最初のオペラ「イポリットとアリシ」の台本は、古代のギリシャ悲劇では
なく、リュリが手本とした大劇作家ラシーヌの悲劇「フェードル」からとられています。
とはいえ、ラモーのオペラは、伝統に従いながらも、斬新な個性で新しい旋風を
巻き起こしました。それは、同時代の大作曲家が「10のオペラが入っている」
と感嘆したほどでした。
こうしてラモーは、続く第2作「優雅なインドの国々」とともに、
フランス・バロック・オペラの第2の黄金時代を築き上げたのです。
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☆お知らせ☆
第6回の講義は、先生のご都合で11月15日(土)に変更になりました。

※1回ごとにお申し込みいただけます。
受講料:各回 4,000円(学生:2,500円)
講議の後にはフランス・ワインと茶菓をお楽しみ頂けます。
★申込・問合:窪田 m-kubota@fonsfloris.com
by fonsfloris-k | 2014-09-09 15:56 | その他
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