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11月15日 パリ・ノートルダム楽派の音楽(東京)
新しい楽譜がひとつ加わり、発表会の構成は次の順になりました。
① 聖ニコラウスの祝日のレスポンソリウム(グレゴリオ)
② Benedicamus Domino(グレゴリオ)
③ Beatis nos adhibe(オルガヌム)
④ Deo gratias(Benedicamus Dominoの言葉を変えたもの)(オルガヌム)


■聖ニコラウスの祝日(12月6日)のレスポンソリウム
・新しく配布。発表会では楽譜の左ページのみを歌う。
・6-7段目のclementiamの旋律は、これまで練習してきたBenedicamus Dominoの旋律の元になっている。
・言葉はフランス風発音で。歌詞対訳つきのプリントを次回配布。
・2段目末尾のiの音は、3段目のnoの音を先取りする。
・3段目末尾のexpandunt、ミとファが連続する箇所の音程を繊細に。
・4段目manusの後や、5段目Salvatorisの後(つまりsのあとで)息継ぎをする場合、流れを止めたり
遅れたりすることのないよう素早く。
・全体的に、同じ音が2つ以上続くところで音程が下がっていかないように。


■Benedicamus Domino(グレゴリオ)
・前曲レスポンソリウム最終音の5度下から歌い始める。(Fis)


■Beatis nos adhibe

・中盤あたり、言葉を読むのに精一杯になってしまっているので、響きの中に包まれてある感じを
常に持つこと。
・1ページ目4段目Dona cantu placidoから テノールのほうが高い音なので、あとの2パートは
響きの下にいることを意識する。
・1ページ目5段目Astat cumは、cumの音がユニゾン。
・Angelorum contio 最後の和音(ドソド)からIn(ミソシ) への響きの変化に注意。
・2ページ目1段目、上のパートはprincipioのoとQuoで同じ音が続くが、テノールの音がここで
変わるので響きに注意。(普段はフレーズの最後の音でテノールが変わるが、ここはみんなが頭で変わる。)
・2ページ目2段目末尾、上パートの音があやふやなのでしっかり覚えること。
・2ページ目3段目Sed qui moreのmoはユニゾン。
・3ページ目1段目、上のパートはPascatのPaの音色に注意。真ん中のパートの音をよく聴く(ミシの5度)。
・3ページ目2段目、上2声 Ubi のユはユニゾン。gaudiも。
・3ページ目2段目Cum laeto。真ん中パートのミの音がテノールのレとぶつかるが、間違っていないので歌う。
・3ページ目3段目、上2声 Votaのtaユニゾン。
・3ページ目4段目DominoのDoについて。Dの発音をしっかりと。真ん中のパートは、3つめの
臨時記号の音を高めにとる。
・Dominoのmiの部分。神聖な言葉なので、リズムを楽しく刻みすぎないように、なだらかに
流れるように歌う。うまくカンニングブレスをする。不協和音になる箇所は当てすぎない。
・mi後半からnoにかけて。最下段のソファソラソ(上のパートの場合)のあと一回切り、
ソラシドのあとは切らずに続ける。ソラシドのタイミング注意。
・Dominoのnoについて。真ん中パートの臨時記号の音を合図にして、不協和音を味わってから
最終音へ入る。nをしっかり発音する。最終音、上のパートは音色が明るすぎるので落ち着かせること。
他パートの響きの中で纏まるように。


■Deo gratias
・下段最初、上のパート「ドーーレーードシシーラーソー」
・最後のasのタイミング。上パートは、下2声が最後の音に入るタイミングでas(シド)。

(S)
by fonsfloris-k | 2015-11-15 14:00 | 講座レポート
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