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1月31日 ノートルダム楽派を歌う(東京)
※補講の内容も混じっています。

まず、グレゴリオ聖歌「聖ニコラスの…」を同音で唱えて言葉の抑揚を確かにした。それからメロディをつけた。意味を感じながら歌うように。
注意点は、一番高い音を天井にしてしまわない事(そこでおしまいにならない)、laudantes の tes で音色が落ちないように。
音が高くなっても、響きのポジションを変えずに歌う。
グレゴリオ聖歌は歩きながら歌う事になった。

Benedicamus の始め、先生が音を取ったら、全員でハミングしてから始める。
Benedicamus と Domino はちょっと離す。

Benedicamus から Beatis nos adhibe へはアタッカで。

Beatis は、歌っているうちに段々「三拍子」になってきてしまうので、そうならず、ずっと流れる様に。
1節ごとに、新しいものが始まり、最後で全員でまとまり、また次に流れていって新しいものが始まる様に続けて行くこと。
tenor の音が主なので、duplum と triplum は tenor と不協和音になる時に、tenor にぶつかって行かない様に。
tenor を聞いて、自分は収まる様に。
最後まで、集中力と自制を保って歌う様に。
Domino の、リズムモードに変わった後の部分では、音を一音一音歌わないで、固めないで、うねって流れる様に。

Beatis から Deo gratias へもアタッカで。

Deo gratias は晴れやかに歌う。ただし最初からどっかーんと声を出さない。
上の方で目立っている所と、下で支えている所が、それぞれのパートでかわりばんこに来るので、自分がどういう機能を
持って歌っているのか分かりながら歌う様に。
triplum は、下2声が休んでいる時も歌っているので、そこの音をつないでください。

声は、張らない。口の中やのどを開け過ぎない。力を抜き、しかし響きは高く鼻に集めて歌う。同時に、声は体の中を
通って足から地面に入って地面を響かせる感覚をずっと持っている事。

(MW)

~以下講師より~

最後にもう一度メロディー抜きでテキストをよく読み、意味を確認しておきましょう。

一年間で作り上げ共有してきた、中世音楽への理解やアイデア、そして響き―。
それら学んだことを、発表会で他のみなさんに伝えられるといいですね。
なにより、自分たちがその響きを楽しむことができますように!
(安邨尚美)
by fonsfloris-k | 2016-01-31 14:00 | 講座レポート
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