カテゴリ:講座レポート( 503 )
9月9日 ルネサンス音楽入門(東京)
9/9 13時30~
祐天寺にあるフォンスフローリス古楽院にて花井先生のご指導のもと、
ハインリヒ・イザークのProphetarum maximeをクワイヤブックをみんなで
見ながら225ページまでを歌いました。


☆言葉の話し方と歌い方はリンクしていて、
後ろの方に広がりが来るように、最初にアクセントがこないように歌う。

☆和音の構成要素としての響きを保持する。
自分の音に固執しないで、他のパートとの相対的な音程を大事にする。

☆拍の表のパートは裏拍から出て来るパートのために、合図をするイメージ。
裏拍から出る人はよくその合図を聞こう。

☆母音を口を開けすぎないほうが、音の成分のコントロールはしやすい。

☆短いフレーズを組み立てて、大きいフレーズを作っていく。言葉の流れに従う。

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by fonsfloris-k | 2017-09-09 13:30 | 講座レポート
9月9日グレゴリオ聖歌入門 (東京)
9/9 10時
祐天寺のフォンスフローリス古楽院にて、花井先生のご指導のもと、
グレゴリオ聖歌の概要についての復習からはじまり、入祭唱、キリエ、グロリア、キリエのトロープスを歌い、
アレルヤ唱1,2,続唱の説明までを受けました。


☆グレゴリオ聖歌の概要の復習
・10世紀ごろにネウマ譜で記譜され成立
・基本的に無拍であるが、詞句のリズムから三拍子で歌えるものもある。
・8つの教会旋法に大雑把に分類できる。
・ミサは固有唱、通常唱からなる。

☆キリエのトロープス
・各節三回繰り返すのは三位一体の現れ。
・"御言葉が肉となった"とはヨハネ福音書から

☆アレルヤ唱2
・第二旋法であるが、途中で第一旋法にいわば「転調」する。
・写本中のヴィルガがほぼ全体にわたって釘の頭みたいになっている場合は、
 エピゼマではなくその写譜者の筆跡と判断。

☆続唱
・同じ旋律を二回ずつ歌う。
・しばしば韻を踏み、リズムパターンは一定。
・その日の典礼の内容を説明するもの。

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by fonsfloris-k | 2017-09-09 10:00 | 講座レポート
7月8日 グレゴリオ聖歌入門講座(東京)
祐天寺のフォンスフローリス古楽院で第4回目のグレゴリオ聖歌入門講座が実施されました。
講師は渡辺先生です。
前半は"Regina caeli" (資料15頁)、後半は聖霊降臨の大祝日 
日中のミサの入祭唱"Spiritus Domini"(資料4頁)を歌いました。

☆通称「聖母のアンティフォナ」と呼ばれるグレゴリオ聖歌が4曲あり、
"Regina caeli"はそのうちの1曲。聖母のアンティフォナには他に、
"Alma redemptoris mater"(救い主を育てた母)、
"Ave regina caelorum"(めでたし 天の元后)、
"Salve regina"(めでたし 元后)がある。

☆聖母のアンティフォナは、聖務日課のうち一日の最後に行われる「終課」という
祈りの後に歌われる伝統があった。教会暦の時期によって、どれを歌うかが決まる。

☆"Regina caeli"は第6旋法の聖歌。第6旋法のフィナリス(終音)は「ファ」、
ドミナントは「ラ」。この二つの音程を意識する。
付点や音符の上の横線によって、ファとラが強調されている部分に注意。

☆3段目の"alleluia"の"al"や"lu"に見られる小さい音符は、
有声子音"l"や、二重母音"ui"の2つ目の母音"i"を歌うための音符。

☆"portare"の"por"や"Ora"の"O"など、同じ音節内で、同じ音を繰り返すところ(「反唱」と言われることがある)を練習。息を一回一回送るように、しかし音と音の間に空白(無音)は無いように。

☆"Spiritus Domini"の楽譜には、四角符の上下に、四角符よりも古い時代のグレゴリオ聖歌の楽譜が併記されている。上にあるのが9世紀フランスの写本(ラン市立図書館239写本)、下にあるのが10世紀スイスの写本(アインジーデルン修道院図書館121写本)からとられた楽譜。

☆反唱する部分が、古い時代のネウマ譜でどのように書かれているか確認。ランの方では「点・点・横線」、アインジーデルンの方ではアポストロフィのような記号が複数並ぶ。アインジーデルンでは、エピゼマと呼ばれる付加記号によって繰り返しの最後の音の音価の拡大をしている例がある。また、"terrarum"の部分では繰り返しの最後の音を示す記号が下に長くなっており、"r"の有声子音の発音を明瞭に行うことを示すのではないかと考えられる。

☆1段目のreplevitの"ple"の部分は、四角符によれば「ラド→ドレ」となっているが、アインジーデルンの古いネウマが示す旋律とは一致しない。同様に、"terrarum"の"rum"も。いずれもランの古いネウマが示す旋律とは一致。

次回は久々の哲郎先生の会です!皆さん体調をととのえてご出席下さい(^^)

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by fonsfloris-k | 2017-07-08 10:00 | 講座レポート
6月10日 グレゴリオ聖歌演奏法(東京)

グレゴリオ聖歌演奏法

ミサ通常唱のトロープスについて学ぶ。

挿入句であるトロープスには3種類:

1. 既存の曲のメリスマ部分に新しい歌詞をあてがう

2. 歌詞はつけずに新しいメリスマを挿入する

3. 新しい旋律を新しい歌詞付きで挿入する

洗礼の聖ヨハネのミサの一環として取り組んでいるミサ4番のキリエ cunctipotens genitor とグロリアのトロープスを練習(新しい楽譜を配布)。Graduale triplex の各キリエにタイトルが付いているのは、トロープスの歌詞の最初の数語による。

そのあと入祭唱をおさらい。アレルヤ唱は替え歌なので、元の降誕節の2曲を練習してネウマを学んでから、替え歌である聖ヨハネのアレルヤを練習。昇階唱もおさらいする。Introitus-Kyrie-Gloria は続けてアタッカで、Graduale-Alleluiaもアタッカで。アレルヤ唱は、versus のあとAlleluia に戻るのが通常だが、中世には戻らずに、次の 続唱 Sequentia16世紀のトリエント公会議で4曲・後に5曲・以外は廃止される)にそのまま続ける。

ミサを歌う

キリエをグレゴリオ聖歌と交互に通して練習。聖歌は記譜より4度上に「移調」することになるが、全体が全音低くしているので、その辺りも注意。聖歌の終わった音から、次のセクションの各パート自分の音が取れるようにしておきましょう。

後半はグロリア、聖歌はとりあえずやらずに、イザークのみ練習。

Laudamus te

Adoramus te

2セクションは歌詞つけて練習。

GratiasDominefili2セクションは jajaja で。Domine fili Altus に音域が低いところがあるので、Tenor とパートを交換してみたが響きが良くないので、やはり、本来の通り。ただし Altus の低い"Jesu"の一フレーズのみ、ちょうど休符になっている Bassus が代わりに歌う。

この2セクションを次回は歌詞つけて練習するので、準備しておくこと。残りも音取りをしておきましょう


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by fonsfloris-k | 2017-06-10 10:00 | 講座レポート
6月3日 ルネサンス音楽入門(東京)

6/3祐天寺のフォンスフローリス古楽院にて櫻井先生の指導のもと、

ルネサンス音楽入門講座の第3回目が行われました。

前半はイザークのProphetariummaxime222ページまで歌詞を当てて歌い、後半は223ページの音取りまで歌いました。

この時代の楽譜には歌詞が厳密に音符の下には記載されていないのでどの音符でどの歌詞を歌うかは奏者の裁量に任される部分が多い。

省略形で書いてある歌詞がunなのかumなのかについては、単語を知らないと判断できない。

demonstrastiで一語。

拍をカウントするのはいいが、体で刻むと声に出てしまうので、体で刻まない。

salutastiのメリスマ部分は後に向かって膨らんで最後収まるように歌う。

スーっと息が続くように旋律の流れを分断しないように。

イーとかエーとかの母音を歌う際、顎の開きが狭くならないように。

落ちた時はカデンツァを探して復帰するといい。

ファを低くとるとより柔らかくなり、ミを高くとるとより固さがます。

次回は三分割リズムが始まるところまでやる予定です。(H.I)


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by fonsfloris-k | 2017-06-03 13:30 | 講座レポート
6月3日グレゴリオ聖歌入門 (東京)
祐天寺のフォンスフローリス古楽院で第3回目のグレゴリオ聖歌入門講座が実施されました。講師は渡辺先生です。
キリエのトロープス"Lux et origo"を前半に、後半はグロリアを歌いました。

☆グレゴリオ聖歌は移動ドの世界。先唱者の高さに合わせる。

☆構えずに流れに身を任せて歌う。

☆トロープスとは、聖歌のメリスマ部分に新たに歌詞を挿入した曲、歌詞も旋律も新たに作りそれを既存の聖歌に追加したものを言う。挿入された歌詞そのもの、あるいは旋律そのものもトロープスと呼ばれる。

☆今回取り上げたキリエ"Lux et origo"では、KyrieやChristeのメリスマ部分にラテン語歌詞が挿入され、主の説明を付加する内容になっている。

☆トロープスの語源は古代ギリシャ語の言葉が元になっていて( τρόπος) 、訳語には「変化」という単語がある(英語のa turn)。

☆繋がっている音符は一息で歌うイメージ

☆一つの音節で同じ高さ音を何度も繰り返す場合には、息は一回ごとに送られる。

☆in excelsisの「l」は音が乗る子音(有声子音)→小さい音符で書かれている。古ネウマの時代からこの記譜は存在し、子音に対する配慮がこのころからされていることがわかる。

☆Agnus Deiの"gnus"はネウマ譜だと「クリマクス」という音符で書かれている。3つの音で一つのグループを成すので、これも一息で歌う。

☆喋るように歌うこと。
(H.I)

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by fonsfloris-k | 2017-06-03 10:00 | 講座レポート
5月27日 ルネサンス音楽2 イザークのモテット(ミサ固有唱)(東京)

5/27 13時から、ルネサンス音楽2の第2回目の講座が花井先生の指導のもと祐天寺のフォンスフローリス古楽院で行われました。

今日はテキストP.48までのハレルヤ唱を歌詞なしで歌うところまで学びました。

☆グレゴリオ聖歌:フレーズがどこからどこまで続いているかが大事。→現代譜の区分線を見る。小区分線は一旦区切りをおいてもいいが、次につながりがある。旋法的にもつながりを意識するが、

この時、旋法がフィナリスでも次に続いていく場合もあるので、それは言葉の流れから判断する。

ミがファに引き寄せられるようなイメージで、つまり半音を狭くしてミを高くとる。(ちなみにモンテヴェルディのヴェスプロなど初期バロックなどでは、レファ♯ラ→ソシレといった終止などでも、逆にミを低く取り、それぞれの和音が純正で美しく響くようにする。)

☆詩篇を歌う箇所では、流れるように唱える。詩篇はグレゴリオ聖歌の基本であり、言わば全ての西洋音楽の基本である。(H.I)


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by fonsfloris-k | 2017-05-27 13:00 | 講座レポート
5月21日 中世の音楽 トロープスとオルガヌムを歌う(東京)

5/21 14時から祐天寺で安邨先生指導のもと、中世の音楽講座の第2回目が行われました。今週は、先週の第四ミサのキリエの復習とAd organum faciendumについて、女声がオルガヌム声部,男声が定旋律に分かれて歌いました。

 Ad organum faciendumはオルガヌム声部を作るための教則本のようなもので、その中にCunctipotens genitor Deus旋律 1音に対して1音ずつ、1・4・5・8の協和音程のみ(一音だけ3度が登場する)のオルガヌム声部が付けられている例が登場する。(本文の内容の大半は規則と短いフレーズの例が中心で、1曲のメロディー全てにオルガヌム声部が付いているものは2曲のみ。写本ではテキストの上に文字譜で音が書かれている。)


☆前回の復習:旋法についてフィナリス(終止音)とドミナントが大事な音。

☆聴くことと歌うことのバランスをとる。

自分の中に響く音よりも外の音を聴くようにすると周りの人の音が聴こえるようになり、音程が合ってくる。

☆調子にのって声を出しているとどんどん音程が高くなるので、音が降り注ぐイメージを持つ。

☆ソルミゼーションの最高音であるlaに当たる音から始まる時、天上に近いイメージで。

☆声帯で音がなっているイメージ。

☆口をすぼめ気味にして、はっきりと発音すること。

☆下のパートの上に乗るイメージ。お互いに聴きあうこと。


【次回までの宿題】

次回はコンポステラの写本を見て行きます。今日歌ったオルガヌム声部と第四ミサのキリエを復習しておいてください。(H.I)



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by fonsfloris-k | 2017-05-21 14:00 | 講座レポート
5月13日 ルネサンス音楽1(東京)
5月13日 13:00-16:00
祐天寺のフォンスフローリス古楽院にて
ルネサンス音楽1の今年度第二回目の講座が花井先生の
ご指導の下行われました。
今日はグレゴリオ聖歌のキリエとハインリッヒ・イザークの"Missa Solenne"の7ページまでを
交互に歌いました。

☆ポリフォニーとグレゴリオ聖歌を交互に歌う→交互唱(alternatim)と呼ぶ。
☆グレゴリオ聖歌を演奏するとき、フレーズのまとまりを感じながら、ドミナントの音を
よく聞かせるようにする。

☆導音の隣の音は終わりの感じを出すが、曲が続く場合は、音楽が止まらないようにする。
☆音程が下がり気味なので、同じ音が再度出てきたときはちゃんと同じ音程を歌うこと。
☆拍子記号"Φ":tempus perfectum diminutum 意味は完全テンプスで速く
☆リガトゥラはなぜ存在するのか?→グレゴリオ聖歌のネウマ譜の名残り。音と音の繋がりを表現する。
(H.I.)



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by fonsfloris-k | 2017-05-13 13:00 | 講座レポート
5月13日 グレゴリオ聖歌演奏法(東京)
グレゴリオ聖歌演奏法 第二回目
2017年5月13日 10:00~12:15

去年の資料を見ながら、Graduale Triplex の全体の構成を確認。
去年はジャンルごとに詳しく学ぶということで
入祭唱、キリエ、グロリア、昇階唱、アレルヤ唱をやった。今年はその続き。
まずは1年の始めとして、ミサ全体を流れを確認しながら、
通常唱と固有唱を歌っていく、この日はその2回目。

今年は洗礼者聖ヨハネの誕生の祝日のミサ。
入祭唱、キリエ、グロリアをおさらいした後、昇階唱を学ぶ。
入祭唱は第1旋法だが、その特徴は始めの一段だけで、
その後第2旋法的に展開していく。
その次はアレルヤ唱だが、これは降誕祭の季節のアレルヤ唱の替え歌なので、
まず元歌を学ぶ:GT49 Dies sanctificatus と GT58 Vidimus stellam。
それぞれ降誕祭最初の降誕祭真夜中のミサ、
次は降誕祭最後の御公現の祝日のアレルヤ唱。
第2旋法のドミナント fa を強調するネウマが随所にあるので注意。
それに加えてもう一つの核の音 sol が大事な場面もあり。

次回までの課題!:聖ヨハネの祝日のアレルヤ唱にはネウマがないので、
この2曲のネウマを書き写しておくこと。

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by fonsfloris-k | 2017-05-13 10:00 | 講座レポート