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11月30日 ルネサンス音楽を歌う1(東京)
出席 S:3 A:6 T:4 B:2

Palestrina “Missa Panis quem ego dabo”
《Kyrie~Christe~Kyrie》《Gloria》

☆ポリフォニー音楽の特徴と美しさを表現するために

・言葉をしゃべるのと同じように旋律を歌う
・語尾は音量を抑える
・音は常に動いていることを忘れずに
・ミニマ音符は装飾的な動きとして捕らえる
・細かい音がチェーンのようにつながっているのが古い音楽の特徴
・長いフレーズを細かいアーティキュレーションで分解して練習をすると、流れを捉えやすい
・導音の明確な響きから解決音への流れを捉えて歌う
・主旋律と対旋律の絡み合いを意識する

・発声はビブラートを無くし、特に“a”や“e”は響きが下に落ちないよう、上に輝かせるように。

以上のような点に付き、細かいご指導を受けました。
ルネサンス音楽の演奏に適した発声の工夫が必要とのご指摘もありました。

*12月21日(月)古楽院で補習の練習を行います。
午後1時~:Cantus / 2時~4時:全体
取りまとめは窪田です。
発表会に向けて、皆さんで練習いたしましょう。
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by fonsfloris-k | 2009-11-30 14:00 | 講座レポート
11月28日 フランドル楽派の音楽を歌う(東京)
出席:S2、A3、T3、B2

ObrechtのSalve Reginaを練習しました。基本的な発声、発声、音程の指導を受けました。ひとりひとりが「今後の努力目標」を考えるという宿題をいただきました。

●努力目標(受講生より)

スタミナが無い。集中力が続かない。結構力んでいる傾向を感じているので、抜くべき所を抜こうとするのだが、抜くべきでない所が抜ける。
歌っている最中で自分の耳に聞こえる音のイメージをもっと確かなものにしたい。そうすればよい発声に結びつくと思う。

1. 自分の歌っている声部の、他パートとのかかわりについて理解不足です。先生に説明していただくと、「なるほど」と  思うのですが、まだなかなか自力で意識して歌うところまでいけません。引くところ、出るところ、もっと自在に歌えたら、と思います。
2. 1とかかわりますが、アンサンブルの中で、リズムが甘くなったり、遅くなったりしがちです。「聞いて歌う」ことを意識して、正確に歌えれば、と思います。特に、裏のリズムのところ、先生のおっしゃる「子音とるとる」がなかなかできず、重い歌い方になっていると感じます。
3. 上への響きのある発声。個々の言葉をきれいに発音できていないということもあるかと思います。特に音程が高くなると、喉がしまってしまったり、声が固くなってしまったりしていると思います。

どのように歌うべきかまだ十分にわかっていない。たまたまよい状態で発声できても、自分でコントロールできているわけではないから、すぐに見失ってしまう。イメージが不確かなので、気持ちが揺らいで、その日の気分に負けてしまうことがある。歌うときには、余計なことは忘れて歌に取り組むようにしなければ、と思う。試行錯誤の中から前向きに道を見つけたい。

注意事項をあげるとすれば「音程」かもしれません。直そうと思って直せるものかどうか、わかりません。努力してみたいと思っています。

・アルトの音域での発声方法
“i ”の母音で出せる響きを他の母音でも均等に響かせられるように工夫すること。
不安定になるチェンジ部分をうまく処理できるようにすること。
・リズム、テンポ
声を出すタイミングを早くし、遅れないようにすること。
他のパートの進行具合を的確に捉えてそれに添えるようにすること。
・純正な和声の感覚を磨くこと。
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by fonsfloris-k | 2009-11-28 15:00 | 講座レポート
11月28日 ルネサンス音楽を歌う2(東京)
出席 S:3 A:6 T:2 B:2

Guerrero “Missa Super flumina Babylonis”より
《Credo》

◎先の言葉を目掛けて歌い進む。但し前のめりにならないように。
◎子音のアーティキュレーションを明確に=語りのテクニック
◎語尾は抑えて歌う=ポリフォニーのマナー
◎フィクタ(♯)の付く音は導音として強調、続く解決音は柔らかく抑える。(同時に次への始まりとなる事に留意)

・練習番号3
全声部の下降音形で音楽の雰囲気が変わる事を意識する
・練習番号6
3連符のリズムに歌詞をよどみなく乗せて歌う
レガートな流れで歌うよう留意する
・練習番号7~8:Et incarnatus est~Et homo factus est.
(聖霊によって、おとめマリアよりからだを受け、人となられました)
雰囲気を変えて、テンポを遅めに、言葉を柔らかく表現する
・練習番号14:Et in Spiritum Sanctum,
“聖霊”という言葉は生き生きと歌う伝統がある
・練習番号17:Confiteor unum baptisma
“unum”が同じ音形でCantus→Altus1→Altus2と受け継がれ、強調される
・練習番号18
Cantus の“in remissionem”は1回目小さく入り、2回目を強く強調する。
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by fonsfloris-k | 2009-11-28 13:00 | 講座レポート
11月28日 ルネサンスの音楽史を学ぶ(東京)
テキスト Part 5 1520~1559年
第31章 481~496ページ

16世紀、器楽音楽は革新的に進化した。それまでも、鍵盤楽器やリュートで声楽曲をなぞって演奏することは盛んに行われていたが、1520年以降になると、演奏する際に加える装飾の量が急激に増え、同時に、多種多様な装飾のパターンが生み出された。

印刷技術の発達とともに、声楽曲を器楽用に編曲した楽譜や教本が出版されたが、当時の活版では、器楽用の楽譜を正確に印刷するのは困難だった。このため、タブラチュア譜が発明され、一方では、手書き譜が依然として広く使用された。また声楽でも楽器でも演奏できるように配慮した曲が作られた。

たとえば教会での典礼用には、声楽曲をコピーする形で、グレゴリオ聖歌の定旋律を基にしたオルガン曲が作られた。しかし、高度な装飾的パッセージをふんだんに盛り込むようになると、元の定旋律がほとんど聞き取れない曲が増え、次第に、歌詞や言葉に縛られない、抽象的で技巧的な器楽独自の音楽ジャンルが確立していった。

これに伴い、主題をモチーフにした「変奏」が、曲の構成を考える上での要素としてとらえられるようになり(変奏の様式化)、17世紀初めからイギリスで多数のバージナル用の名曲が誕生する端緒となった。スペインではビウエラが人気の高い楽器になった。

当時は、歌でも楽器でも、演奏中に即興的に装飾をほどこすのは一般的であり、即興演奏のすぐれた能力がなければ教会オルガニストになれなかった。装飾のやり方を教える教本も登場した。音符の「縮小/ディミニューション」と「分割/ディビジオン」が、装飾の具体的な方法であった。

目覚ましい進歩をとげた16世紀の器楽音楽は、その形式によって、リチェルカール(ファンタジア)、カンツォーナ、プレリュードとトッカータなどに分類される。このうち、リチェルカールは、従来の即興演奏のスタイルから、体系的な模倣様式へと発展し、イタリアを中心に広まった。

以下の曲を聴きました:
Luys de Narvaez, Cuatro diferencias sobre Guardame las vacas
Antonio de Cabezon, Diferencias sobre las vacas
Francesco Canova da Milano, Fantasia
(哲郎先生の演奏で)

テキスト490ページに出てきたDeigo Ortizの本が、平尾雅子さんの訳で出版されます。
http://www.artespublishing.com/blog/2009/12/21-502

次回が今年度最後の講座です。496ページの「カンツォーナ」から始めて、第34章Early Tudor Englandを終える予定(!?)です。
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by fonsfloris-k | 2009-11-28 10:30 | 講座レポート
関西講座発表会 12月13日
フォンス・フローリス古楽院関西講座の発表会が、12月13日(日)午後3時半から「母の家ベテル」にて行われます。入場無料。(チラシをクリックすると拡大します)

今年から開催になった関西講座の第1回の発表会です。グレゴリオ聖歌とルネサンスの宗教音楽を、ミサの形式を模したプログラムで演奏します。

<曲目>f0201614_22564871.jpg
グレゴリオ聖歌
聖母のミサのための固有唱
ジョスカン デ・プレ
ミサ《フォルトゥーナ デスペラータ (手に負えない、運命の女神よ)》
トマス ルイス デ・ビクトリア
聖マリア、あわれな者を助けに来てください/アヴェ マリス ステラ
ほか
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by fonsfloris-k | 2009-11-19 23:01 | 演奏会・CDのご案内
11月16日 グレゴリオ聖歌を歌う(東京)
●聖務日課
ミサではない日々の祈り
修道院では毎日7回行われる

Hymnus 賛歌
★P28-29 Pange lingua <レの旋法>
御聖体の祝日の日に歌われる
5、6節のみ歌われることもある
旋律は1番から6番まで同じで有節歌曲のようなもの
脚韻:A-B-A-B-A-B

・発音:benedictio[ベネディクツィオ] ti+o 母音がつく → ツィ
・発音:Procedenti[プロチェデンティ] ti で終わる → ティ
・語尾をいつもおさめる。
・小区分線は流れを保って。

P29 Pange lingua <第Ⅲ旋法 ドミナント:ド>
P28-29 の近代的なヴァージョン

Responsorium 応唱
★P29 Ego sum panis <第Ⅶ旋法>
Responsorium 本体の歌詞:ヨハネ福音書6章48節から50節
Versus の歌詞:ヨハネ福音書6章51、52節

・クイリスマ(ギザギザ)の前の音を長めに
・小区分線で切らない

Antiphona アンティフォナ
★P30 Cibavit <第Ⅱ旋法>
聖なる三位一体の祝日の後の木曜日
いとも聖なるキリストの身体と血の祝日
Corpus Christi

・saturavit のtuについている下の音は歌わない
・4段目最初のalleluia のiはドを引っ掛ける
・上がるときは勢いよく歌う、下がるときは頑張らない

★マークは発表会で歌う曲です(3曲)
Pange lingua は偶数節を暗譜で歌います。
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by fonsfloris-k | 2009-11-16 14:00 | 講座レポート
11月15日 フランドル楽派の音楽を歌う(関西)
受講14名(S4、C4、T4、B2)

■練習曲
Josquin des Prez,Missa fortuna desperata

■練習内容
9月講座が休講だったため7月ぶりのレッスンとなった。Sanctus、Agnus Deiを中心にミサ曲全体をみて頂くとともに、12月におこなわれる発表会で実際うたう流れを確認するほか、全体のフィクタや、歌詞付けの再確認、変更、sanctusにおける小編成(3声部分)のメンバー確認、ほか、コントラとテノールで男女を混ぜる必要のある部分などで、誰がどのパートをうたうか確認するなど、発表会を意識したレッスンとなった。

・フレーズがどこへ行こうとしているかを感じていること、その歌い方
・音程のあり方
・声の使い方

■フィクタ、歌詞付け変更点

《Santus》
・全パート:②~③の「dominus deus sabaoth」歌詞付け大幅に変更
・コントラ:①の1つ前のシ→シ♭
・テノール:1ページ最終音ミ♭→ミ

《Osannna》
・テノール:1段目後ろから5つめ7つめのシ→シ♭
・スペリウス:⑦3つめシ→シ♭
・コントラ:⑧3つめ「-sis」→1つめに「-sis」
・ベース:⑦5つめ「san-」→3つめ「san-」

《Benedictus》
・コントラ:下から2段目8つめ10こめミ→ミ♭
・ベース:最終段5つ目シ→シ♭

《Agnus Dei1》
・スペリウス:最後から5つめのシ♭?→シ
・コントラ:最後から6つめのシ♭→シ
・テノール:最後から4つめのシ♭→シ

《Agnus Dei2》
・コントラ:⑤前1、3、7つめのミ→ミ♭
・テノール:2段目5、7つめミ→ミ♭
・テノール:⑥3つめミ♭、6つめシ♭→ミ、シ
・ベース:⑤前2、4つめシ→シ♭


★次回は発表会前日となりゲネプロです(12/12土曜:13時半~)
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by fonsfloris-k | 2009-11-15 12:30 | 講座レポート
11月14日 ルネサンス音楽を歌う(関西)
受講:28名(S11、A9、T4、B4)

内容
<1>Victoria, Ave maris stella
・グレゴリオ聖歌の旋律を歌う声部が他の声部を集める働きをする。
・フレーズの終わりに向かった動きを意識する。フレーズが終わるところでは解放される。その前のところにテンションがある。
・2節 Sumens illud aveでは、a-が一番テンションが高い。tenorはilludからa-に向かうブレヴィスでテンション高くなる。
・2節 ミニマ休みの後の音(GabrielisのGa-など)の立ち上がりを早く。
・2節 altusのGabrielis oreの歌詞の付け方変更。
・2節 oreが全パートで聞こえるように、o-でふくらませる。
・2節 funda nos in pace inには少し丁寧にはいる。
・2節 cantus EveのE-の黒い音符が続くところ、2つめと3つめの間でアーティキュレーションする。mutansの♭のついた音でmutationを意識した響きに。nomenは最後まで切れないように。
・4節 monstra te esse matremのteは大事に。「あなた」が母であることを示してください、という意味。
・4節 qui pro<nobis<natus アクセントがくるたびに大きくしてホップステップジャンプ。
・4節 tenorの最後のnatusの2つめと3つめの音の間でアーティキュレーションする。
・6節 vitamのvi-の[i]の音がエに近くなったり暗くなったりしないように。
・6節 vitam presta puram cantusが2回目を歌う時に盛り上がれるように他の声部はちゃんと支える。
・6節 ut videntes Jesum 「本当に会いたい人」という気持ちをこめてJesumを大事に歌う。
・6節 semper colletemurを1回毎にだんだん興奮して言いたい。そのためには最初は興奮しない。最後に100%になるように。

<2>Victoria, Sancta Maria, succure miseris
・この曲も全音上げることに変更。(Ave maris stellaと同様に)
・SanctaのSan-をきちんと鳴らして-ctaを少し小さくして次のMariaを盛り上げられるように。[m]を明瞭に。
・juvaは[j]の後にすぐ[u]が来るように。
・intercedeの最初の和音、三度を純正に(cantusのファ♯は低めに)。
・femineoだけで終わるところとfemineo sexuと次に続くところと歌い分ける。refove, refove flebilesなども同じ。
・tenor omnesの5つめと6つめの音の間でアーティキュレーションする。この5つめの音はグレゴリオ聖歌の融化音のようなイメージ。
・tenorの最後のcommemorationemの-onemが切れないように。
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by fonsfloris-k | 2009-11-14 15:45 | 講座レポート
11月14日 グレゴリオ聖歌入門(関西)
受講:30名

内容
<1>発表会は典礼の形式で行うことについての確認
・音楽を音だけでなく意味や歴史や周囲をとりまくものを含めた形で表現する。
・今年の発表会は聖母のミサの固有唱をグレゴリオ聖歌で、通常唱はジョスカンで。ミサとは直接関係ないが、ビクトリアのモテット2曲も歌う。

<2>Offertorium: Ave Maria
・「続いていく」ことが大事。これは宗教的精神的な基本でもある。
・大事なところに向かう動きを意識する。大事な音とはfinalisとdominant。この曲(第8旋法)ではfinalisはソ、dominantはド。
・Aveのa-から-veの間はfinalisのソに行くまでのプレリュードと思う。ここまでまだドは出てこない。ソまでのプレリュードの途中で小さな目的地はあるが、そこでは止まらない。
・ネウマが切れているところで響きを作ってつなげる。
・Mariaの-ri-ではじめてドに到達。ドの音の反復はちゃんと別に歌う。でも残響の中ではつながるイメージで。その後-aでソに到達するまでの間はドの残響の中でお香がただようようなイメージ。だから、どんどん進ませないと残響が消えてしまう。
・gratiaとplenaの間をあけない。
・Dominusの最初のネウマclimacusの最初の音は短く歌うネウマなので気をつける。
・tecumのte-についたネウマtristrophaは、だんだん大きくして1つ1つがよく聞こえるように。
・benedicataのbe-のネウマにはceleriterがついているので流れるように。
・ventrisは、4つめの音(finalisのソ)のネウマにepisemaがついているのでそこで止まる。5つめの音(ラ)のネウマは短く歌うネウマなので次の音に流れる。四角い音符では視覚的にラの音の方が伸ばすかのように見えるので注意。

<3>Introitus: Salve sancta Parens
・ミを高めに、ファにくっつくように。
・terramqueの最初の音についた融化音はrをいうためだけの音なので、歌いすぎない。その後のレファファレミレは流れるように。
・in saeculaのsae-で鳴らして、-culaは飾り。inで下がった時に大きくならない。

<4>Alleluia
・一段目のclimacusの最初の音はfinalisなのでepisemaがつく。
・一段目はミの残響の世界からレの世界になり、二段目の最初はレラの世界になってミの世界に戻るのを感じる。

<5>Communio: Beata viscera
・Mariae Virginisの-aeと-ginisがdominantであることを意識する。
・portaveruntのpor-の融化音はrをいうためだけの音なので、歌いすぎない。portaveruntが一語に聞こえるように途中で切れないように。-ve-にアクセントはつくが、下に掘らない。

<6>通しの練習。歌う担当のまとめ。
*並び方や立つ座るについては、変更がまだありますので、別途まとめてお知らせします。

1. Introitus:Salve sancta Parens
Salve: 先唱者
sancta~: tutti
Eructavit~: 先唱者
dico~: tutti
Gloria Patri~: 先唱者
Sicut~: tutti
最初に戻ってSalve~: tutti

2. Kyrie, Josquin
フランドルクラス

3. Gloria, Josquin
フランドルクラス

4. Collecta
R.とついている箇所: tutti(それ以外は司祭役)

5. Epistola
全体: 司祭役(tuttiは聴くだけ)

6. Graduale: Benedicta et venerabilis es
フランドルクラス女声

7. Alleluia: Post partum
Alleluia: 先唱者
もう一度頭からAlleluia: tutti
Post partum~: フランドルクラス男声
pro nobis.: tutti
最初に戻ってAlleluia: tutti

8. Evangelium
R.とついている箇所: tutti(それ以外は司祭役)

9. Credo, Josquin
フランドルクラス

*講座ではここでビクトリアのSancta Mariaを歌うことになっていましたが、その後変更になりました。

休憩

10. Offertorium: Ave Maria
Ave: 先唱者
Maria~: tutti

11. Victoria, Sancta Maria, succure miseris
ルネサンスクラス

12. Praefatio
R.とついている箇所: tutti(それ以外は司祭役)

13. Sanctus, Josquin
フランドルクラス

14. Pater noster
R.とついている箇所: tutti(それ以外は司祭役)

15. Agnus Dei, Josquin
フランドルクラス

16. Communio: Beata viscera
Beata: 先唱者
viscera~: tutti

17. Postcommunio
R.とついている箇所: tutti(それ以外は司祭役)

18. Ite Missa
R.とついている箇所とDeo gratias.: tutti(それ以外は司祭役)

19. Victoria, Ave maris stella
ルネサンスクラス

★次回はGPです。
12月12日(土)GPのスケジュール
13:30-15:00 フランドルクラス
15:00-16:00 ルネサンスクラス
16:00-17:45 tutti
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by fonsfloris-k | 2009-11-14 13:30 | 講座レポート
11月7日 ルネサンスの音楽史を学ぶ(東京)
CHAPTER 29
《印刷の話》

ジャヌカン、クレメンス、モラーレスなどの時代の音楽が、聴衆というものへの拡がりを見せ始めるのは、印刷技術の発達によるものである。楽譜の印刷技術は成熟した状態を見せ、新しい市場を開拓していく。このことは、音楽のあり方、作曲家とパトロンの関係を変え、芸術的、社会的に音楽生活を一変させていく。

1528年、パリの印刷業者(ピエール・アテニャン)が新しい印刷技術でシャンソン曲集を出版。1543年、オランダ、ベルギー地方でネーデルランド楽派の音楽を出版。イタリアではヴェネツィアが中心となり、マドリガーレを出版。ドイツはニュールンベルグで楽譜印刷が行われる。また、リヨンとフランクフルトで本の見本市が行われるなど、国際的な交流が見られるようになる。

楽譜印刷技術は文化に飢えている人たちの要求に応え、出版業は栄えていく。20世紀に至るまで、出版社、作曲家、文化を消費する人の三者の関係はずっと続いていくことになる。

参考文献:
山本義隆著『十六世紀文化革命』全2巻(みすず書房)各巻3200円+税
(以前にも紹介された本です。特に印刷に関して、音楽以外のことになりますが、詳細な記述があり大変興味深く、16世紀の文化全般を知る上で是非お読みください)

*次回は11月28日(補講)
第31章「16世紀の器楽曲について」を読みます。
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by fonsfloris-k | 2009-11-07 10:30 | 講座レポート