<   2012年 09月 ( 7 )   > この月の画像一覧
9月29日 グレゴリオ聖歌(関西)
於母の家ベテル
受講:26名

内容
<1>入祭唱 Introitus: Vultum tuum
・大きな楽譜を囲んで歌ってみる。
・4度上げ。
・最初のVultum tuumは先唱者。deprecabuntur~et exsultatione.全員。Eructavit cor meum verbum bonu:先唱者。dico ego opera mea regi全員。Gloria Patri, et Filio, et Spiritui Sancto.先唱者。Sicut erat in principio, et nunc, et semper, et in saecula saeculorum. Amen.全員。Vultum tuumから全員でet exsultatione.で終わり。
・ネウマで大事な音、動きのある音を確認。
・in laetitiaの-aは最初の音で終わり、あとは装飾的な動きで次のetにつなげる。
<2>奉納唱Offertorium: Jubilate Deo
・Offertoriumは一番難解。この時にモテットを歌うことも多い。今回の発表会では、グレゴリオ聖歌の後に同じ歌詞のモテットを続けて歌います。
・固有唱で歌詞の反復をするのは珍しい。それぞれの違いを味わってみましょう。
・第5旋法(ファードの旋法)だが、この歌では、jubilate、servite、intrateという3つの2人称複数命令形(あなたがたは〜しなさい)はすべてファーラードで始まるのが特徴的なので、よく味わって。
・1つめのJubilate女声、2つめのJubilate男声、servite女声、intrate男声、quia以降全員で。

配布プリント
・発表会の曲順

(N.I.)
[PR]
by fonsfloris-k | 2012-09-29 14:40 | 講座レポート
9月29日 ルネサンス音楽入門(関西)
於母の家ベテル
受講:22名(S9、A7、T2、B4)

内容
<1>Palestrina, "Jubilate Deo"
・コワイヤブックで歌う練習。手持ちの楽譜を見ない。
・ポリフォニーを歌う時の注意:周りの音をよく聴く。特に、通模倣様式(通して模倣していく)なので、どのようなテーマが各パートでどのように模倣されていくか、に注意する。
・JubilateのJu-は鋭い「イ」から勢いよく深い「ウ」に変えるように発音する。
・3枚目、Quintusの練習番号4の音はBrevisではなくてLonga。
・3枚目、練習番号5番のQuia Dominusのところ、Quintus、Tenor、Bassusでフォーブルドンになっているのを感じる。
・4枚目、練習番号6番のQuia Dominusのところは、Cantus、Altus、Quintusでフォーブルドンになっている。
<2>Palestrina, Missa Aeterna Christi munera, KyrieとGloria
・コワイヤブックで通してみる。
・あと1回練習がありますので、特にGloriaの歌詞の意味をきちんとわかって歌えるように、さらっておきましょう。
<3>発表会の曲順について説明(この日配布したプリントに訂正が入っています)
R1(ルネサンス音楽入門)、G(グレゴリオ聖歌)、R2(ルネサンスのモテットを歌う)、Ens(アンサンブル・クラス)
1. Introitus: Vultum tuum, Gregorian chant :G
2. Kyrie - Palestrina, Missa Aeterna Christi munera:R1
3. Gloria - Palestrina, Missa Aeterna Christi munera:R1
4. Graduale: Diffusa est gratia, Gregorian chant:Ens
5. Alleluia: Specie tua, Gregorian chant :Ens
6. Credo - Johannes Ockeghem, Missa Caput :Ens
休憩
7. Offertorium: Jubilate Deo omnis terra, Gregorian chant:G
8. Palestrina, "Jubilate Deo omnis terra" :R1
9. Sanctus - Johannes Ockeghem, Missa Caput:Ens
10. Agnus Dei - Johannes Ockeghem, Missa Caput:Ens
11. Communio: Beata viscera, Gregorian chant:Ens
12. Josquin des Prez, "Praeter rerum seriem": R2

配布プリント
・発表会の曲順

(N.I.)
[PR]
by fonsfloris-k | 2012-09-29 13:30 | 講座レポート
9月26日 グレゴリオ聖歌演奏(東京)
出席:10名

第1夜課のアンティフォナと第2・第3夜課の5番目~8番目のレスポンソリウムを練習した。
第3夜課の福音書(ヨハネ第1章)の朗読に続いて聖アウグスティヌスの説教の一部が唱えられ、会衆の応答として「神よ、あなたをたたえます」
(Te Deum laudamus)が歌われる。(Liber Usualis, p. 391~392参照)
そして、ルカの福音書に対する応答として、7番目と8番目のレスポンソリウムが歌われる。

7番目のレスポンソリウム「ああなんと幸せ、おとめマリアの御胎」(Beata viscera Mariae virginis)は、聖母ミサの聖体拝領唱 Beata Deiを想起させる。レスポンソリウムのヴェルスス「聖別されたこの日」(Dies sanctificatus)は、日中のミサのアレルヤ唱に呼応している。

「みんないらっしゃい」(Venite)という呼びかけは、アンティフォナの歌詞でもある朝課の主題を呼び覚ます。「ああなんと幸い、この乳房」(Beata ubera)の箇所は、「ああなんと幸い、この御胎」(Beata viscera)の旋律を繰り返すものであり、マリア様のuberaとvisceraとの深い関係性を暗示する。

8番目のレスポンソリウム「言は肉となった」(Verbum caro factum est)は、クリスマス・キャロルや多様なグレゴリオ聖歌の旋律で歌われてきたが、どのヴァージョンがより古いのか、定かではない。また、写本によって歌詞が違ったり一部が省略されたりするところもある。

本番12月25日における「グレゴリオ聖歌演奏法」クラス担当の曲は、5番目と6番目のレスポンソリウムの予定。

(E.D.T)
[PR]
by fonsfloris-k | 2012-09-26 19:00 | 講座レポート
9月19日 ソルミゼーション~中世の移動ドで歌う(東京)
・グイードの手の復習。
ヘ音記号、ハ音記号、ト音記号の位置を覚える。

たとえば、Cは C faut, C solfaut[C記号], Csolfa,とか。
これで、オクターブの音の相対的な位置関係が区別できる。
上のA amire, 下のA lamireという言い方も左手を凝視して眼を回してみる。

・ドローンをつけて、5度の音階を上がり下がりしながら、半音の位置に
注意して、RE-LA, MI-mi,Fa-fa,Ut-SOL の感覚を体感。

miといえば、上にfa,sol,la,下にre,utが続いている。
それぞれのvoxを歌っているときに、続いている音の並びをイメージするとよい。

・次に、一オクターヴを、Dから、Eから、など歌ってみる練習。
・・オクターヴで歌う練習と、上に五度上がり区切って、のち四度上がる練習。

四角いミを通るか、丸いミを通るか 同じDから始まる音階でも二通り練習してみる。
すると、
ドリア RE MI FA SOL LA=re mi fa sol ^ sol fa mi re=LA SOL FA MI RE
エオリア RE MI FA SOL=re mi fa sol la ^ la sol fa mi=LA SOL FA MI RE
*下降のとき、mi=LA で読み替える。
フィナリスであるD|REの続きにあるLAをイメージしておけば
歌いやすい。

・・一度四度下降して上がり、始めた音から5度上がってオクターヴを考える。
ヒポミクソリディア sol fa mi *re* mi fa sol |=UT RE MI FA *SOL* FA MI RE UT
ヒポドリア sol fa mi *re* mi fa sol |= RE MI FA SOL *LA* SOL FA MI RE

・LA の上のFA
faからmiに降りるちょっと変わった旋律でした。

・作曲当番、旋法を移してみる
旋法はそれぞれ3全音を避けるために、特有の節回しがあるという話。
ミクストゥス。

・完全、不完全、超完全
旋律のオクターヴが調度揃っているなら完全
足りないと不完全、オクターヴを越えると超完全。
それとミクストゥスの話。音楽が「完全」になるときの緊張感や躍動感を感じたい。

・Asperges meでは ただ, DOMINEの箇所に出てくる四度の為に、旋律が完全になる。
UT RE MI で歌いながら、不完全が完全になる瞬間を しっかりと感じる。
(ミクソリディア UT RE MI FA SOL=re mi fa sol ^ sol fa mi=LA SOL FA MI RE UT)
二段目に出てくるラの上のファはミクソリディアに典型的。

・パート譜によって同じ曲にもかかわらず、フラットのついている数が違う?
→ #はあくまで臨時記号。 #「属調に転調」するときは、あらかじめつけておいた
フラットを外せば、同じ効果が得られる上、グイードの手で効率的に考えられる。

・パレストリーナの「Vestiva i colli」の練習。
歌いながら何旋法かを考えてみる。

(YS)
[PR]
by fonsfloris-k | 2012-09-19 19:00 | 講座レポート
9月15日 総合講座「イザーク・ミサ固有唱を学ぶ」(東京)
Heinrich Issac(フランドル楽派)

・入祭唱/Introitus
・昇階唱/Graduale
・アレルヤ唱/Alleluia
入祭唱とアレルヤ唱はポリフォニーで作曲されているが、昇階唱は作曲されて
おらず、オルガン演奏されるかもしくはグレゴリア聖歌で歌われた。

Sequentia(続唱)は祝日のみ歌われていた。
16世紀のトリエント公会議で5曲を除いてほとんど廃止された。

Sequentia 5曲
1. 復活祭
2. 苦しみの祝日(スタバト・マーテル)
3. 怒りの日 (ディエス・イレ)
4. シオンよ汝の救い主を讃えよ(ラウダ・シオン)
5. 来りたまえ聖霊(ヴェ二・サンクトゥ・スピリトゥ)

Natus Ante Seculaはクリスマスのための続唱。
・繰り返し、2行ごとのメロディー(グレゴリオ、ポリフォニーが交互に)
・個有唱は旧約聖書の詩篇から歌詞を取る。または預言者たちの言葉。

イタリア語風のラテン語の発音で歌う。
Natus Ante Seculaのグレゴリオ聖歌とポリフォニーの両方の譜読み練習を行う。

(SA)
[PR]
by fonsfloris-k | 2012-09-15 13:00 | 講座レポート
9月8日ルネサンス音楽を歌う[2]ビクトリア(東京)
《Gloria》

・歌詞の朗読
 アクセントの音を長く発音するようにVictoriaは作曲している
・パートごとに音とり

“Et in terra pax hominibus bone voluntatis”
 Cantus secundus:
 五度の跳躍と三度の跳躍に注意 、hominibusの部分はカデンツ

“Laudamus te Benedicimus te Adoramus te Glorificamus te”
語尾の us が省略されている部分がある
 Cantus:teの発音が下に下がらないように注意

2ページ目上部 RESIDVVM・・・「残り」「続き」の意
2ページ目下部 TENOR DOMINE DEVUS TACET・・・「Tenorは休み」の意

“Gratias agimus tibi propter magnam gloriam tuam”
propter がppter と省略形で記されている部分がある

“Domine Deus rex caelestis Deus pater omnipotens”
omnipotens の n が省略されている部分がある

“ Domine fili vnigenite Iesu Christe
Tenor:練習番号2の前 一番下の段始めの音は pater の ter
Cantus secundus:
  Domine filiの部分はBassusと並行して動く
  Iesu Christe は聴かせどころ

“Domine Deus Agnus Dei filius patris”の部分
Cantus:
  <訂正>練習番号3は二回目のAgnus DeiのDeの上に移動
  Cantus secundusとのかけあい
  フラットを高めにとるCantus
Cantus secundus:
4度でセミブレヴィス遅れでAltusと模倣している
  リガトゥーラは一つの音節
3段目後ろから2音目からのフレーズに歌詞Agnus Deiを繰り返す
<訂正>練習番号3を、4段目始めから3音目に移動

“Qui tollis peccata mundi suscipe deprecationem nostram”
Cantus secundus:suscipe は言い直す感じで

”Qui sedes ad dexteram patris miserere nobis”
Cantus:4度上でAltusと模倣

*次回はコワイアブックを使って歌います
 モテットも練習します。

(YI)
[PR]
by fonsfloris-k | 2012-09-08 15:30 | 講座レポート
9月1日 ルネサンス音楽を歌う[1]ジョスカン・デ・プレ(東京)
出席:12名

練習箇所は Osanna と Benedictus。
最初は「ウィ」の発音で練習。その後で歌詞付け。

1)ムジカ・フィクタについて

実際に演奏してみて決定していく。
楽譜に書かれていることは実際に正しいとは限らない。
楽譜を写本している時に、写本家が自分の考えで変更している可能性があり、
同じ曲であっても、何種類かの写本の間で違いが存在している。例えば、
リガトゥーラの作り方、カデンツの装飾パターンが違っているケースもある。

マショーのように自分の監修のもと、5回も作品全集の写本を作ったケースもあるが、
これは例外中の例外。それ以外で現在残っている楽譜は、
何度もコピーされた結果のものである場合が多い。

ジョスカンの自筆譜も現存しておらず、記録用・保存用としてしか残っていない。
このため日常的にどのように演奏されていたか不明であり、
ムジカ・フィクタなどは日々選択していく必要があるが、逆に面白みでもある。
作曲家の頭でもはっきり決まっていない場合もあり、
美しい響きを目指し、どう演奏すれば一番真実であるか
絶えず追求することは、大切なことである。

2) Osanna
 ・フランス音楽の響きは、「イ」の響きから作る。
 ・テノールの部分はカノンで主旋律。
  それ以外のパートはそれを補う対旋律であることを意識。
 ・拍子は現代譜では 6/8になるが、1拍めが強拍になるような歌い方はしない。
 ・「ウィ」の発音で練習した際には、1音1音「ウィウィ」と別々で歌うのではなく、
  「短+長」を意識して「ウィイー」として歌った。リガトゥーラの箇所は伸ばす。
   短い音にテンションを感じる。
 ・のりよく歌うこと。フランス音楽には3拍子が多い。
 ・旋律的に全音が3音続く(tritonus)場合は、避けるためにフィクタをつける。
 ・バッススの2段目の後ろで音符が黒が続く箇所がある。
  黒色の音符はコロールと呼ばれ、白色の完全(3)に対して、不完全(2)の音の長さを表す。
  ここではブレヴィスが完全なのでそれが不完全となり、コロールの部分すべて合わせて
  ロンガ二つ分の長さ。
 ・バッススの2段目最後から3個目と4個目の音符の間の点は、分割点。
 ・excelsisの[x]は発音しない。ceは[se]と発音。
 ・ヘミオラを意識して歌う練習も行った。
 ・ジョスカンはフォーブルドンを所々で使用。
  フォーブルドンは上の旋律の音に対して、4度下と6度下の音で平行して歌うこと。

3)Benedictus
 ・冒頭部分で主旋律であるテノールのカノンをスペリウスが先行して提示している。
  残り(コントラ・テノールとバッスス)は対旋律。
・発音に注意。qui は「キ」。

(YK)
[PR]
by fonsfloris-k | 2012-09-01 13:00 | 講座レポート