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10月30日 グレゴリオ聖歌演奏法(東京)
<前半>
1.晩課のResponsoriumの歌い方の説明

2.Responsolium”Adorna”(10/30配布分)
・上から3段目の“virgo”のネウマは下から2段目のbenedixitと
 同様と考えられる。
・“Quem virgo?peperit”まではDominantは「ド」だが「レ」が大切な
 音となる
・3段目”virgo post partum”下線部分のネウマはVirga+episeme→
 Quilisma pes →Climacusの順に訂正(2段目virgoと同様)
・Graduale Triprex 540頁のAntiphona版との比較

3.Responsolium”Responsum acceperat”(9/25配布冊子8頁)
・宿題(9/25)のネウマの書き込みの確認
・Versus部の”ut facert~”は語るように

4.Responsolium”Obtulerunt” (10/30配布分)

<後半>
Vesparae(9/25配布の冊子)のAntiphonaeとHymnusを中心に練習
奇数節男子、偶数節女子で練習。
以下注意点等を記しておく

1.Antiphona “Simeon”
 “et Spiritus Sanctus”の部分はつなげて歌う
2.Antiphona”Accipiens Simeon”
 “Accipiens”下線部分の3度は広く取ること
3.Responsolium brevis “Ave Maria”
先唱者部分と全員で歌う部分に注意が必要
4.Hymnus”Ave Maris Stella”
交互に歌う
5.Antiphona”Magnificat”
4段目Deum下線部分の「シ」にフラットを追加する

*****************
グレゴリオ聖歌演奏法講義録
<前半>
1.晩課のResponsoriumの歌い方の説明
Responsolium(ResponsoliumBrevisとResponsolium Prolicusum)の二つのうちの一つを歌うのが一般的だが、両方歌わない場合もある。一番短い場合はCapitulum(短い聖書朗読)の後Hymnusが続くこともある(Liber Usualis)。現在の修道院は短いResponsoliumを歌い、Hymnusを歌う。
2.Responsolium”Adorna”(10/30配布分)
・ 上から3段目の“virgo”のネウマは下から2段目のbenedixitと同様と        考えられる。
・ “Quem virgo〜peperit”まではDominantは「ド」だが「レ」が大切な音となる
・3段目”virgo post partum”下線部分のネウマはVirga+episema→Quilisma pes →Climacusに訂正(2段目virgoと同様)
・Graduale Triprex 540頁のAntiphona版との比較
3.Responsolium”Responsum acceperat”(9/25配布冊子8頁)
・“acceperat”下線部分のネウマはTorculus+episema→celeriter→torculus+episema→Clivis+episema
・“Simeon”下線部分のネウマ上記後半部分と同様
・“Spiritu Sancto”下線部分のネウマはClivis+episema→Quilisma→Climacus+episema→Virga→Clivis+episema
・“Non”のネウマはtractulus→tractulus(両者ともゆっくり)
・“Christum”下線部分のネウマはQuilisma pes→Climacus(流れない)→Quilisma+episema→Climacus(速く)
“Et dixit”下線部分のネウマも上記に同じ
・“Nunc”のネウマはNonと同様
“in pace”下線部分のネウマはChristumと同様
“quia”のネウマはpes(流れない)→pes quassus
・Versus部の”ut facert~”は語るように
4.Responsolium”Obtulerunt” (10/30配布分)

<後半>
Vesparae(9/25配布の冊子)のAntiphonaeとHymnusを中心に練習
奇数節男子、偶数節女子で練習。
以下注意点等を記しておく
1.Antiphona “Simeon”
  “et Spiritus Sanctus”の部分はつなげて歌う
2.Antiphona”Accipiens Simeon”
“Accipiens”下線部分の3度は広く取ること
3.Responsolium brevis “Ave Maria”
先唱者部分と全員で歌う部分に注意が必要
4.Hymnus”Ave Maris Stella”
交互に歌う
5.Antiphona”Magnificat”
4段目Deum下線部分の「シ」にフラットを追加する

(YH)
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by fonsfloris-k | 2013-10-30 19:00 | 講座レポート
10月26日 オルガヌムを歌う(東京)
第7回目(出席者:10名)

自由オルガヌムと呼ばれる作り方の曲:
Ad organum faciendum (オルガヌムを作るために Ca.1100頃)より
Alleluia ”Justus ut palma"("Senex puerum portabat")を、
冒頭から2/3程迄、練習しました。
二手に分かれて交代しつつ、Principaris と Organaris の各音を、
一音一音、音程間隔を確認しながら歌いました。

・オクターブの2音は上と下に抜けている響きで一体感を味わうように歌う。
・4度→5度の場合、4度の響き(特に下の音!)は強すぎないよう調整する事も必要。
・6度(ミード)のミは柔らかく

充実した練習で以上の範囲を通して歌えるようになりました。

休憩時間に、パッションフルーツ味のメレンゲを皆でいただきましたが、
種子島特産の時計草の実(二つに切ってスプーンで食す)の味に似ている
という話題が出て盛り上がりました。
(後で調べたら、果物トケイソウの実がパッションフルーツだそうでした!!)
次回は何かな。

(JK)
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by fonsfloris-k | 2013-10-26 18:00 | 講座レポート
10月26日ルネサンス音楽を歌う[1]ジョスカン・デ・プレ(東京)
出席者:10名(S 4,C 3,T 2,B 2)

腰痛を押しての先生のご指導で何とかQui tollis ~ Amen まで辿りつきました。

1.グレゴリオ聖歌の楽譜で一区切り毎に発音、読み、言葉の音譜への配分を
  学ぶ。

2.今回は出来る限りグレゴリオ聖歌の旋律を表すのが目標とされているので、
  譜面への書き足し、移動が何箇所か各パートにある。
  例えば Sは4行目、Tは2,3行目、Cは3,4行目、Bは5行目など。

3.発音を‘造文字’で書いてみます。
  Qui =ki 
suscipe =syiSipe , tu =tyu 
solus =solyis , gubernans =gyubernans
Jesu =JeZu

4.練習番号10の位置の訂正:コントラパートはこの位置が一つ右の、
  黒セミブレビスに移動。
  各パートとも、練習番号10の直前、直後のブレビス休符(1ブレビス=3拍)
  の拍数に注意。

5.上記のコロール記譜の部分に付いては、9月21日の講座レポートを参照のこと。
  メンスーラ記号「Φ」は「○」に比べ、音価が2分の1(速いテンポ)
  で演奏される。

[註]
◎この記録だけで講義の内容を完全に表す事が出来ません。
各位出来る限りご出席の上、本番用の譜を見、確認し練習なさる事をお勧めします。

☆2月の発表会出歌う曲は“Gioria”に決定しました。

(MN)
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by fonsfloris-k | 2013-10-26 13:00 | 講座レポート
10月23日ソルミゼーション~中世の移動ドで歌う(東京)
<ウォーミングアップ>
C fa,Utから始まり、次の連でUtに読み替える場所はどこでしょう。
答えはF fa Ut またはG sol,re,Ut

<TINCTORISの読み替え練習Ex.14>
最初の4度を「ソレファ」と読む。(「ラミソ」と読む場合は♭ファを通る)
読み替えは プリントに書いてある通り C fa ,Ut  で2回読み替える。
最初に4度下降するので変格旋法であろう。
(正格旋法の場合は最初に5度上昇することが多い。)
FinalisがDsol,re なので、ヒポドリア旋法

補足
正格旋法の場合mi の旋法以外は5度上の音が支配する。
旋律の中で4度か5度を捜し、単語(言葉)との関係で音楽を展開する。
現代の4度(上昇)も「ソド」と読むか「ドファ」と読むかで音楽の表情は
激変するそうです。

現代は1オクターヴの単位で考えがちですが、
当時の考え方は5度と4度の組み合わせで音楽を捕らえていた。

<1558年のVENETIA版Io mi son giovinetta> (アルトパートが抜けています)
最初に書かれるのはテナー、次にソプラノ
アルトはその間を縫う(ので難しい。)ベースは最後にかかれているが重要
曲の旋法はパートによって異なるが、曲全体の旋法はテノールを見る。
(Finalisテナーは低いG sol,re,Utのre. ソプラノは高いG sol,re,ut のre)

実践: ソプラノ2段目の二重線まで歌う。
Finalisの5度上「ラ」から開始。次に上昇の音(4つ目の音)は
「ラの上のファ(♭)」となる。
2回目の休符の後で「レ」と読み替える1段目最後の音はカデンツの
ひとつ前扱いで、♯となる。
2段目二つ目の音でラに読み替え。二重線最後の音のひとつ前もカデンツ、
♯となる。
(カデンツ:2つの声部がユニゾンになる場合、その前は短3度に
ならなければいけない)

次回までの宿題
<1558年のVENETIA版Io mi son giovinetta>他のパートも読んでくること。

(MY)
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by fonsfloris-k | 2013-10-23 19:00 | 講座レポート
10月12日中世の音楽を歌う(東京)
Sanctusから、下の2声、上の2声、あるいは1声ずつと丁寧に復習。
他のパートをじっくり聞くことは、自分のパートを歌うのにたいへん
大きな意味を持つことを実感した。

留意点
・がんばりすぎない、力を入れない、お腹や喉で押さない。
・最初の音を出すとき、ほわっと何かを釣り上げる感じで。
・響きを聞きあって合わせる。
・時間の流れに沿ってすべての音がつながっている
 (終わりは始まり、始まりは終わり)。
・各パートが支えあうこと。互いに引き立てあっている。
・導音的な「ミ」のもつ意味をしっかり意識して歌う。
 (次の「ファ」をすでにしっかりと感じていること。)

"Sanctus" にかなりの時間をかけたが、休憩後、"Agnus Dei"、
"Ite missa est" と続けていく中で、中世らしい響き、音の運び方、
互いに聞きあうことなどが少しずつ体得できてきたように思えた。

※本日は花井哲郎先生がお休みで、安邨尚美先生のご指導でした。

(YH)
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by fonsfloris-k | 2013-10-12 15:30 | 講座レポート
10月12日 ルネサンス音楽を歌う[2]バードのモテット(東京)
(本日は安邨尚美先生による代講)

まずGloria Patriから。
言葉の唱えのみ。
・他のパートと合ってる感を耳を働かせて感じる。

次にハミング。
・テンションを上げすぎない。

その次に歌詞。
・突っ走らない。

(上から)パート毎謳い、順に重ねる。
・Amen、音を出す前にいつも準備。

最後にtutti。
・各パートはっきり聞こえる様に。
(それらを聞きながら歌う⇔歌いながら聞く事が大事)

休憩後、Sucepimus Deus。
言葉読みからtuttiハミング。
・音叉から音を取る際、声を出す前に聞く。
・一つの響きとして聞こえてから出す。
・落ち着いた響きから、どういう風に出してるのか感じた上で声を出す。

歌詞付け。
・パート絞ってお互い2声、まず外声から。
・あってる時がこんなに気持ちいいということを掴む。

次に内声加えて。
・繊細な所もある中に自分も参加する。
・ソプラノ冒頭、落ち着いた3和音的なレの響きに合うイメージで、ラからレに上がる。(音を出す前から響きはすでにそこにある)
・目を使わず耳を使う。

練習番号6。plena~。
・動き出す人を、のばす音の人はよく聞かねばならない。
・テノール、タイミング微妙な所を決める。

最後にt utti。
・dexter、強すぎると上ずる。

「まとめ:今日感じた響きでいつもやって欲しい。」

次回はII(各パート譜の右頁下)。

次回も講座前、12時から補講があります。

(YI)
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by fonsfloris-k | 2013-10-12 15:30 | 講座レポート