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1月31日 ノートルダム楽派を歌う(東京)
※補講の内容も混じっています。

まず、グレゴリオ聖歌「聖ニコラスの…」を同音で唱えて言葉の抑揚を確かにした。それからメロディをつけた。意味を感じながら歌うように。
注意点は、一番高い音を天井にしてしまわない事(そこでおしまいにならない)、laudantes の tes で音色が落ちないように。
音が高くなっても、響きのポジションを変えずに歌う。
グレゴリオ聖歌は歩きながら歌う事になった。

Benedicamus の始め、先生が音を取ったら、全員でハミングしてから始める。
Benedicamus と Domino はちょっと離す。

Benedicamus から Beatis nos adhibe へはアタッカで。

Beatis は、歌っているうちに段々「三拍子」になってきてしまうので、そうならず、ずっと流れる様に。
1節ごとに、新しいものが始まり、最後で全員でまとまり、また次に流れていって新しいものが始まる様に続けて行くこと。
tenor の音が主なので、duplum と triplum は tenor と不協和音になる時に、tenor にぶつかって行かない様に。
tenor を聞いて、自分は収まる様に。
最後まで、集中力と自制を保って歌う様に。
Domino の、リズムモードに変わった後の部分では、音を一音一音歌わないで、固めないで、うねって流れる様に。

Beatis から Deo gratias へもアタッカで。

Deo gratias は晴れやかに歌う。ただし最初からどっかーんと声を出さない。
上の方で目立っている所と、下で支えている所が、それぞれのパートでかわりばんこに来るので、自分がどういう機能を
持って歌っているのか分かりながら歌う様に。
triplum は、下2声が休んでいる時も歌っているので、そこの音をつないでください。

声は、張らない。口の中やのどを開け過ぎない。力を抜き、しかし響きは高く鼻に集めて歌う。同時に、声は体の中を
通って足から地面に入って地面を響かせる感覚をずっと持っている事。

(MW)

~以下講師より~

最後にもう一度メロディー抜きでテキストをよく読み、意味を確認しておきましょう。

一年間で作り上げ共有してきた、中世音楽への理解やアイデア、そして響き―。
それら学んだことを、発表会で他のみなさんに伝えられるといいですね。
なにより、自分たちがその響きを楽しむことができますように!
(安邨尚美)
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by fonsfloris-k | 2016-01-31 14:00 | 講座レポート
12月20日 パリ・ノートルダム楽派の音楽(東京)
第9回

いよいよあと2回となりました。歌うべき曲も決まり、発表の流れも考えながら練習しました。
また、楽譜の表紙も準備しました。各自で表紙におさまるように、楽譜を作っておきましょう。

まず、Benedicamus Dominoの元歌であるレスポンソリウム、Qui cum audissent。

グレゴリオ聖歌でユニゾン(男女でオクターブ)から始まります。1声である分より豊かな響きの中で繊細な動きが必要となります。
メロディーも音域が広いので、下の音も上の音も充実した豊かな倍音を含んだ声で歌えるように、発声を整えました。
・まずは身体のバランスを整えること(それによって精神的な緊張もほぐれます。)
・とにかく口を開けないこと(いわゆる前方の唇だけでなく、後ろの方も。舌が後ろに引っ張られないように。)
そのために、奥歯が触れているくらいの感じをキープして音を上下してみました。そうすると、高い音もしっかりした響きで歌えました。今までの音のイメージと少し違うように感じると思いますが、こちらに慣れるよう、各自で練習しておいて下さい。
・そして、その口のまま発音出来るように各自工夫してください。

テキスト1語1語の意味を確認しつつ、テキスト自体の流れやアクセントとメロディーの関係を見ていきました。
5段目のad celumのメロディー(ドドレミミドレド)は、他でよく出てくる(ドミファミドレド)とついつい間違えがちなので、要チェックです。
また、Clementiamは、ほぼBenedicamus Dominoと同じメロディーですが、微妙に違いがありますので、両者の違いもしっかり確認して、間違わないように。
ハ音記号の位置が変わるときには区分線が付いていますが、そこがフレーズの区切れとは限りませんので、そこもチェックしておいて下さい。


その後グレゴリオ聖歌で、Benedicamus Domino を斉唱。
レスポンソリウムはCisから始めますが、これは5度下のFisから歌い始めます。私(安邨)がハミングで音を与えますので、しっかり音を感じてから落ち着いて歌い始めましょう。上述の通り、微妙なメロディーの違いを間違えないように!
この曲の後すぐコンドゥクトゥスモテットに続きます。

Beatis nos adhibe/Bededicamus Domino。

何となく通るようにはなってきましたが、とにかく曲が長いので、後半以降になると明らかに怪しくなってきたり、中だるみしそうになります。
自分で練習する時には後半から始めるなどして、最後まで集中力が途切れない演奏が出来るようにしておいてください。
何を注意したら良いかということや、決めるべき場所などはだいぶ共有できてきていると思います。あとはやはり注意力の継続、長さへの慣れだと思います。
それから、テノールの動きをもう一度確認して、大きな曲の構造(Benedicamus:2フレーズ毎にテノールの音が変わり、フレーズの最後は3声で韻を踏んでいる。DominoのDoからは1フレーズ毎にテノールの音が変わっていく。2ページ目のテノール1段目の2と3音目からテノールのフレーズが繰り返される。最後のDominoはモードリズムでオルガヌムのような形。)を把握し、その流れのどの部分を歌っているのか、どこへ行こうとしているのかを、歌いながら同時進行で考えられるようにしておきましょう。
細かな部分の注意点などは、前回以前のレポートなどをもう一度読み返したり、各自のメモをしっかり読み返して、各自で出来る準備はしっかりしておく!
そして、講座で合わせられる貴重な時間は、ハーモニーや発音・流れの共有など、みんなでしか出来ないことに使い切りましょう。


コンドゥクトゥスモテットのBenedicamus Dominoの後は、すぐにDeo Gratiasへつなげます。
第1音の伸ばしから2音目に行く時に、うっかりもう一度Beと発音しそうになりやすいので、要注意です。
Deoのoの位置も忘れずに!
テノールとデュプルム(モテトゥス)パートが同じように動き、休むのに対して、トリプルムは2声が休んでいる間に繋ぎを入れています。その部分がしっかり役割を果たせるように、ブレスの位置など気をつけると同時に、一番最初にやった発声の練習を思い出しながら、低めの音でも落ち着いて響きを集められるように練習しておきましょう。
どのパートも上になったり下になったり交差し合います。ユニゾンや4度・5度・オクターブのどの位置(上か下か)にいるのか意識して歌います。
細かな動きを大切に一点に留まらないように気をつけると同時に、大きな流れやフレーズの最後へ向けての方向性や重要な音を見失わないように。いつも1つのことだけに集中しすぎず、適度な距離感を保つ間隔を身につけましょう。

最後に、いつも始まりは音が立ち昇り、響きの柱を作って、その中を通してあげる感じを共有しましょう!

次回が最後の講座です。前述の通り、合わせられる時間を大切に使うためにも、自分で出来ることは各自しっかり準備しておいて下さい。
楽譜は次回までに作っておいてください。

(N.Y.)
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by fonsfloris-k | 2015-12-20 14:00 | 講座レポート
11月15日 パリ・ノートルダム楽派の音楽(東京)
新しい楽譜がひとつ加わり、発表会の構成は次の順になりました。
① 聖ニコラウスの祝日のレスポンソリウム(グレゴリオ)
② Benedicamus Domino(グレゴリオ)
③ Beatis nos adhibe(オルガヌム)
④ Deo gratias(Benedicamus Dominoの言葉を変えたもの)(オルガヌム)


■聖ニコラウスの祝日(12月6日)のレスポンソリウム
・新しく配布。発表会では楽譜の左ページのみを歌う。
・6-7段目のclementiamの旋律は、これまで練習してきたBenedicamus Dominoの旋律の元になっている。
・言葉はフランス風発音で。歌詞対訳つきのプリントを次回配布。
・2段目末尾のiの音は、3段目のnoの音を先取りする。
・3段目末尾のexpandunt、ミとファが連続する箇所の音程を繊細に。
・4段目manusの後や、5段目Salvatorisの後(つまりsのあとで)息継ぎをする場合、流れを止めたり
遅れたりすることのないよう素早く。
・全体的に、同じ音が2つ以上続くところで音程が下がっていかないように。


■Benedicamus Domino(グレゴリオ)
・前曲レスポンソリウム最終音の5度下から歌い始める。(Fis)


■Beatis nos adhibe

・中盤あたり、言葉を読むのに精一杯になってしまっているので、響きの中に包まれてある感じを
常に持つこと。
・1ページ目4段目Dona cantu placidoから テノールのほうが高い音なので、あとの2パートは
響きの下にいることを意識する。
・1ページ目5段目Astat cumは、cumの音がユニゾン。
・Angelorum contio 最後の和音(ドソド)からIn(ミソシ) への響きの変化に注意。
・2ページ目1段目、上のパートはprincipioのoとQuoで同じ音が続くが、テノールの音がここで
変わるので響きに注意。(普段はフレーズの最後の音でテノールが変わるが、ここはみんなが頭で変わる。)
・2ページ目2段目末尾、上パートの音があやふやなのでしっかり覚えること。
・2ページ目3段目Sed qui moreのmoはユニゾン。
・3ページ目1段目、上のパートはPascatのPaの音色に注意。真ん中のパートの音をよく聴く(ミシの5度)。
・3ページ目2段目、上2声 Ubi のユはユニゾン。gaudiも。
・3ページ目2段目Cum laeto。真ん中パートのミの音がテノールのレとぶつかるが、間違っていないので歌う。
・3ページ目3段目、上2声 Votaのtaユニゾン。
・3ページ目4段目DominoのDoについて。Dの発音をしっかりと。真ん中のパートは、3つめの
臨時記号の音を高めにとる。
・Dominoのmiの部分。神聖な言葉なので、リズムを楽しく刻みすぎないように、なだらかに
流れるように歌う。うまくカンニングブレスをする。不協和音になる箇所は当てすぎない。
・mi後半からnoにかけて。最下段のソファソラソ(上のパートの場合)のあと一回切り、
ソラシドのあとは切らずに続ける。ソラシドのタイミング注意。
・Dominoのnoについて。真ん中パートの臨時記号の音を合図にして、不協和音を味わってから
最終音へ入る。nをしっかり発音する。最終音、上のパートは音色が明るすぎるので落ち着かせること。
他パートの響きの中で纏まるように。


■Deo gratias
・下段最初、上のパート「ドーーレーードシシーラーソー」
・最後のasのタイミング。上パートは、下2声が最後の音に入るタイミングでas(シド)。

(S)
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by fonsfloris-k | 2015-11-15 14:00 | 講座レポート
9月27日 パリ・ノートルダム楽派の音楽(東京)
◎先ず、声出しのトレーニングです。
背骨から下りて、座骨を感じて座ります。体を揺らして体を楽にしバランスを整えてから、ハミングで声を出してみます。
音が入ってくる感じ、上から音が降りてくるようなイメージでハミングします。スケールを上から降りて歌ってみました。
それぞれ音程には幅がありますが、浮遊するように軽く歌いましょう。
次に Benedicamusを歌い、mus の所で一つの音を muuu----と伸ばしてみます。Benedicamus は、mus に向かって歌い、頂点に達した所で種を飛ばすような気持ちで歌いましょう。曲の終わり方(例レ→ド)は、終わるというよりは音を放して戻す、自分から放して返ってくる音を楽しむ、又は、、空間に音を戻すようにイメージすると、より響きを楽しめます。

◎本題のBeatis
nos adhibe / Benedicamus Domino の練習です。
「今日は後ろから攻めま~す。」の先生の掛け声で、最後のページを思い切り攻めました。
Pascat の所から始めました。デュプルムの後半は、ファの音に#が付きます。
初めて歌う時から、言葉、リズムなど1つ1つの音を細切れに確認せず、響きを変えないこと、流れを止めないことに注意するようにしましょう。(音を刻まないように)  4度、5度はもちろん、2度でぶつかる音も、相手の音をよく聞いて響き合えるように歌いましょう。また、テノールと同じ音の時は、同じ音を楽しみましょう。最後のメリスマの部分は、第1モードのリズムで歌います。トリプルムとデュプルムが同じ音列を反対から歌ったりしていて、お互いに分かって歌えるようになると楽しそうです。

◎休憩の後は3声オルガヌムに取り組みました。
リズムは第1モードで歌います。トリプルムとデュプルムも休符が入りますので、注意しましょう。今回は、テノールとデュプルムのみにしました。次回はトリプルムも付けられるように頑張りましょう。
*今回は、新しい部分をどんどん進みました。次回はもっと歌えるように復習して、レッスンに臨みたいと思います。

(M.S.)
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by fonsfloris-k | 2015-09-27 14:00 | 講座レポート
8月30日 パリ・ノートルダム楽派の音楽(東京)
■予備練習
ハミング「n」を出しやすいピッチから始めて、遠くの方へ投げるような感じでピッチを下げていく。落ちていくイメージだが、加速はしないようにする。
低いところまで行ったら、来たときと同じ道を通って元のピッチまで戻ってくる。
次に、"Benedicamus"を非常にゆっくりと、"Beee-neee-diiii-caaa-myyyyys"
のような感じで発音してみて、息の流れや体の使われ方がどうなっているかを確認した。
スローモーションのようにしてやってみることで、子音から母音へ、母音から子音へ変化するときの動きが「かたまり」ではなくて連続的な曲線のようであることがわかった。

■歌い方のイメージについて
先生のお話で印象的だった点:
・ティッシュの箱からティッシュをすっと一枚引き抜くときの瞬間。子音を発音するときが、ちょうどそのイメージ。
・自分の耳から聞こえてくる自分の出した音をコントロールしようと思うと音が硬くなってしまう。
耳に聞こえてくる時点で遅れが発生しており、体の状態は発音したときから変化している。
だから、その状態でコントロールしようとしても、もう遅い。出した音は離してしまうという感覚でよい。
・大縄飛びのような回転運動をイメージしてみる。
たとえば、大縄跳びは回転の速さが一定では無く、早いところと遅いところがある。
ちょうど地面に近づいたところで加速する。そこの加速の勢いに乗せて息を送っていく感じ。

■Beatis nos adhibe/Benedicamus Domino
予備練習でやったことを思い起こし、一つの流れの中で歌うようにする。
・テノールの周りをくるくると回っている感じで。
・テノールが何の母音を歌っているかは常に意識する。
・フレーズの終わりで全パートの母音がそろうことも忘れず意識する。
・デュプルムが「ミ」の音を歌うとき、低いことがあるので注意。他のパートの「ソ」の音に引っ張られて純正の「ミ」にしようとする傾向があるとのこと。
この時代の「ミ」は不協和音だったことを思い出し、低くならないよう心がける。

■まとめ
今回は「Benedicamus」 のみ。2枚目右ページの2段目「~In summo cenobio,」まで歌詞付きで歌った。


~講師より一言~
次回はぜひ最後までさらって、曲を通せるようになりましょう。
また、3声のオルガヌムの方もやるつもりですので、そちらも眺めておいてください。
自分のできる範囲で構いませんので、しっかり予習・復習をして講座に臨んでください。

(TO)
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by fonsfloris-k | 2015-08-30 14:00 | 講座レポート
7月19日 パリ・ノートルダム楽派の音楽(東京)
三声のBenedicamus Dominoを中心に練習しました。
低めの音を力まずきちんとならせるようエクササイズもしました。
高い音も低い音も基本的にはコンパクトに省エネで歌いますが、どの音のときにもいちいち微調整をしてバランスをとっていくことが必要です。
一つの位置に固定しない。常に動いていることに慣れていくということを言われました。

オルガヌムのBenedicamus Dominoも少し練習しました。(A4の楽譜で下にモンペリエ写本とあります)
オルガヌムを歌うにあたって、リズムモードとリガトゥーラの関係についての説明がありましたが、最初のうちは理屈で考えるよりも、とにかくメロディーごと覚えてしまいましょうとのことでした。

発表会ではこの2曲を演奏するとの事。
今のところ、コンドゥクトゥスの長大なBenedicamus Dominoを歌った後、続けてオルガヌムの方をDeo gratiasで歌う予定です。
(Benedicamus DominoとDeo gratiasは対になっていて、本来は同じメロディーで呼応するものなので)

三声のBenedicamus Dominoは2ページ目の一番下の段まで進みました。

1音ずつ音を刻まない事、音を止めずに流れるように歌うようにと何度も先生は言われていました。

歌うパートも決まりましたので音程や言葉を復習して慣れる事。

そうすれば4度や5度の音程を感じて歌う事ができるようになると思います。

なかなかたくさん進めませんし、響きがあってくるのにもまだまだ時間がかかりますが、少しずつみんなで感覚を共有できるように努力して
いきましょう。ということでした。そのためにも自分で出来ることはしっかり予習・復習しましょう。

次回も両方の続きを進んでいきます。

(TT)
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by fonsfloris-k | 2015-07-19 14:00 | 講座レポート
6月14日 パリ・ノートルダム楽派の音楽(東京)
・まず椅子に座ったまま呼吸の練習を行いました。
横隔膜や肋骨の動きを感じて、お腹だけでなく首や背中の方、身体の後ろ側まで柔らかく、緩めるように。

・四度と五度の音程関係の練習としてムジカエンキリアーディス(Musica enchiriadis,
オルガヌムについて書かれた現存する最古の書物)よりRex Caeli Domineを歌いました。
V.P.(プリンチパル)とV.O.(オルガヌム)に分かれて練習。
オルガヌムが五度や、四度で平行に歌う練習をしました。
五度と四度、それぞれの時の響きの違い、上と下の役割の違いをしっかり頭と耳で理解しておきましょう。
音程については基本的にプリンチパルが主導権を取り、オルガヌムが合わせるのですが、特に下降の時に一つずつ音のピッチを自分で取っていきがちになるので、自然な流れで。半音は狭めに。

・単旋律の"Benedicamus Domino"を全員で歌いました。
まとまりとしては5度や4度、そしてその中の全音と半音をしっかり感じ、歌いましょう。

・以上の注意点を踏まえて、三声の"Benedicamus Domino"の練習を進めていきました。
Triplum、Duplum、Tenorのパートのうち二声での練習も行いました。
Rex caeli
Domineの練習の際にも「流れるように」という注意がありましたが、音と音の間の流れ、動いている途中を見せても良い、とのこと。
常に細かな動きがあることに慣れ、それが当然であると感じられるように、逆に流れや響きが止まってしまっていたら違和感をおぼえらるようになりましょう。
今日は、おおよそ全体の三分の一にあたるところまで、"Carentem principio."まで進みました。

ラテン語の詩を読めるように、予習・復習共にしておくこと。

(SN)
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by fonsfloris-k | 2015-06-14 14:00 | 講座レポート
5月17日 パリ・ノートルダム楽派の音楽(東京)
第2回(14時~17時)

1)一昨年オルガヌム講座のプリントをもとに、オルガヌムの歴史的概論をさっくり復習。以前受講したかたは、そのときに配布されたプリントを次回持参すること。

2) 前回うたった単旋律Benedicamus dominoを、その中に含まれる協和音程五度八度を意識しながら復習。
さらに、先生のVoxPrincipalisに対して、受講者がVoxOrganalisとなり五度の平行オルガムヌ、ついで四度の平行オルガヌムの2声オルガヌム、さらに男声受講者がVPの八度下の平行オルガヌムとなって三声の平行オルガヌムに挑戦。
その際、以下の点に注意して。
・旋律を五度上に移調して歌うのではなく、VoxPrincipalisに対して五度の音程を常に感じて歌う。四度も同様。ただし自然倍音にはない四度はデリケートに。
・息は常に空間を循環しているイメージでよどみなく常に動き続けている感じ。
・倍音のなかに次の協和音程の音が存在しており、そこにすうっと自然に導かれていくようなイメージで。
・ミとシは高い音程をキープする。
一度に上記に注意をして歌うのは、かなり集中力が必要で、何度も挫けながら頑張りました。

3)いよいよ 三声のコンドゥクトゥスモテトBenedicamus domino。前回の復習、さらに譜読をすすめ、今回はテノールの歌詞でいうとBenedicamusまで歌詞をつけて歌う。
・協和音程は豊かに響かせ、そうではないところは、けして正面からぶつけない。
・他のパートの音と自分のパートの音の一瞬一瞬で変わっていく関係に常に気を遣い、前へ出たり後ろへ回ったりと意識しながら歌う。
・同じ母音、とくにテノールがのばしているのと同じ母音は、音色を揃える。
・クチの内部を積極的に動かして、歌詞が声に載って明徴に聴こえるようにする。

とにかく、楽譜通りに音程をはめてソルフェージュのように歌うのではなく、それぞれのパートが他のパートをよく聴き相互の関係に沿いながら歌う、ということは理解出来ました。
しかし実践は難しい~。皆さん、復習予習頑張りましょう。

(YN)




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by fonsfloris-k | 2015-05-17 14:00 | 講座レポート
4月26日ノートルダム楽派の音楽(東京)
ノートルダム楽派や中世の宗教音楽の発展についての説明

ノートルダム楽派について

12~13世紀
フランス・パリで花開いた音楽で、本格的に音高とリズムが示される現存する最古の楽譜で表された多声音楽が、写本に多数残されている。
主な写本が3つあるが、これらは実際曲が作られた時代より後にコピーされたもの。
また、この時代を語るときに必ず出てくるレオニヌスとぺロティヌスという2人の人物の名前も、それより2~3世代後の人物(AnonymousIV)が書き残した論文の中で語られているだけで、ノートルダム楽派当時の直接の音楽や言葉を残す資料は現存していないので、不明なことやあいまいなことがたくさんある。

3つの写本やAnonymous IV
の言葉などから、この時代3つのジャンルの音楽がさかんに作られていたことがわかる。
オルガヌム・コンドゥクトゥス・モテトゥスで、形式としては分けられるが、曲の作られ方・発想は共通するものがある。

ノートルダム楽派の音楽は、即興と作曲(創作)の間にあり、曲が2声から3声~4声になっていく中で、一定のルールや形式、また記譜法が整ってきた。リズムモードとリガトゥーラ(連結音符)の知識があれば、ある程度曲を再現することはできるが、演奏する際は歴史的背景をいつも意識する必要がある。特に自然倍音を基にした協和音程などを、知識としてではなく、実際の響きの中で感じ取り、またそのように歌えるような歌い方を身につけて、実際の音に反応していく(即興的な)感性を養うことが重要。

中世の(宗教)音楽の特徴

キーワードは”パラフレーズ”。西欧に定着したグレゴリオ聖歌のテキスト・メロディーを基に、音と言葉によって次々に装飾を施され、説明や注釈が付け加えられ、華やかに長大になると同時に、次第に元の曲から離れ、独立した新しいジャンルが生み出されていった。
音によって:メリスマ・オルガヌム・クラウズラ・モテット
言葉によって:トロープス・セクエンツィア(プローザ)・モテット

今年度取り組む曲

Beatis nos adhibe/Benedicamus Domino (3声コンドゥクトゥスモテット)
Benedicamus
Domino (3声オルガヌム)

とりあえず、この2曲を学び時間があれば、さらに別の曲も歌うかも。
ノートルダム楽派やその1つ前の時代アキテーヌポリフォニー(サンマルシャル楽派)の時代の写本には、たくさん多声の BendicamusDominoが残されている。もともとこの言葉はミサの最後や聖務日課の中に出てくる非常に短いフレーズの受け答え。それがオルガヌムによって引き伸ばされ装飾され、さらにそこに言葉(テキスト)が挿入されて、一定のリズムの中で歌われたのが今回のコンドゥクトゥスモテット。
曲の動きとしてはすでに即興感はないが、まさに中世音楽のエッセンスが詰まった曲。
リズムなどはなんら難しいこともない曲だが、これをどれだけ協和音程や倍音を感じながら、そしてテキストと向き合いながら歌うことが出来るかが課題。1年じっくり取り組んでいきましょう。

以上説明のあと、当時の楽譜のコピーをみながら、まずは基となる Benedicamus Dominoの単旋律を、全員で歌う。
単旋律のメロディーの中にも、自然倍音的な残響からくる別の音や主(核)になる音というものが存在する。それを感じながら、旋法的な歌い方について学び、注意深く声と響きを合わせていった。

さらに、上2声のモテットのテキストとメロディーを一節ずつ確認していき、最後に3声で合わせることを繰り返した。
一つ一つの声部の役割や音の主従関係をいちいち意識し、しっかり頭、そして耳で認識した上で、確認しながら声を合わせる。
しかし、最終的にはそれが一体となり、言葉と響きが”動いていくこと”が最も重要。
響きを合わせるためには、発声や発音を合わせ、集中して五感を総動員することも必要。
少ししか進めなかったが、充実した響きが感じられた瞬間もあった。

次回は、続きをどんどん進んでいく予定ですので、言葉とメロディーとしっかり勉強してきてください。

(NY)









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by fonsfloris-k | 2015-04-26 14:00 | 講座レポート
1月31日コンドゥクトゥスを歌う(東京)
いよいよ最後の練習です!!
○2月11日の発表会をめざして
 1.Beata viscera Mariae Virgimis
2.O vera O pia
 3.Ave virgo virginum
3曲の仕上げです。

○歌うときに心掛けること
 ・下の音が響くことを感じながら歌うこと
  (1度、4度、5度、8度を良く感じて)
 ・身体の芯を感じて歌うこと
 ・主となるテノールは、他のパートを導くように、道を切り開いて行くような
  気持ちで歌うこと
 ・言葉と意味が一致するように確認すること

安邨先生が実際に歌いながら私達を導いて下さるレッスンは、魅力的で
豊かな時間でした。こんなに楽しい一年間を、ありがとうございました。

*発表会当日は、コンドゥクトゥス=行列歌 などと訳されているということで、
 歌いながら入場し、歌いながら退場します。

(MS)
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by fonsfloris-k | 2015-01-31 18:00 | 講座レポート