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9月29日 グレゴリオ聖歌(関西)
於母の家ベテル
受講:26名

内容
<1>入祭唱 Introitus: Vultum tuum
・大きな楽譜を囲んで歌ってみる。
・4度上げ。
・最初のVultum tuumは先唱者。deprecabuntur~et exsultatione.全員。Eructavit cor meum verbum bonu:先唱者。dico ego opera mea regi全員。Gloria Patri, et Filio, et Spiritui Sancto.先唱者。Sicut erat in principio, et nunc, et semper, et in saecula saeculorum. Amen.全員。Vultum tuumから全員でet exsultatione.で終わり。
・ネウマで大事な音、動きのある音を確認。
・in laetitiaの-aは最初の音で終わり、あとは装飾的な動きで次のetにつなげる。
<2>奉納唱Offertorium: Jubilate Deo
・Offertoriumは一番難解。この時にモテットを歌うことも多い。今回の発表会では、グレゴリオ聖歌の後に同じ歌詞のモテットを続けて歌います。
・固有唱で歌詞の反復をするのは珍しい。それぞれの違いを味わってみましょう。
・第5旋法(ファードの旋法)だが、この歌では、jubilate、servite、intrateという3つの2人称複数命令形(あなたがたは〜しなさい)はすべてファーラードで始まるのが特徴的なので、よく味わって。
・1つめのJubilate女声、2つめのJubilate男声、servite女声、intrate男声、quia以降全員で。

配布プリント
・発表会の曲順

(N.I.)
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by fonsfloris-k | 2012-09-29 14:40 | 講座レポート
7月28日グレゴリオ聖歌(関西)
於母の家ベテル
受講:24名

内容
<1>入祭唱 Introitus: Vultum tuumを歌いながらネウマの復習
・音節と音節の変わり目を大切に。音節の最後はゆっくり歌うことが多い。
・omnesのom-のtristrophaは装飾的。ここでは3つめだけ少しだけ長くなっているのは子音の[mn]を言う。ここでも音節と音節の変わり目を大切に歌う指示になっている。
・divitesの-tesの出だしが頭に来ない(音を掘らない)ように。
・adducenturの-cen-とregiのre-についているpesの違い。-cen-についているpesの「高い」部分が短くなっているのはそこで[n]を言う。[e]の母音のまま高い音を歌わない。re-のpesは角張っているのでゆっくり歌う。
・regiの-giの2つのclivisのうち、1つめについている指示文字cはceleriter。早く軽やかに歌う。re-と-giの間の指示文字xはexpectareで「待つ」という意味。clivisの2つめにはepisema(横棒)がついているので高い音も低い音もゆっくり。
・in laetitiaの-aの最初のpunctumはその前の-tiと同じくらいたっぷり歌うが、その後のpes subbipunctusは2つめと3つめが点になっていて、3つとも早く歌う形。最初が長く見えるが短く歌う。
<2>Offertorium: Jubilate Deo(4段目のterraまで)
・ミサ固有唱のOffertorium(奉納唱)。
・Offertoriumは固有唱の中でも一番難解。代わりにモテットを歌うことも多い。
・Jubilate Deo omnis terraの後にもう一度jubilate Deo omnis terraと同じ歌詞が繰り返されるのは固有唱では大変珍しい。
・第5旋法。finalisはファ。dominantはド。ファソラの上はfa supra laの法則でファになる。♭はそこがファになるという意味。したがってシ♭はファ。
・最初のDeoのDe-の最初のvirgaをたっぷり歌った後のtorculusは流れて、響きの中で装飾的に。
・2回目のjubilateの-la-は最初のpesだけたっぷり歌った後はひたすら軽やかにメリスマを歌う。1つめの小区分線は取る。3つめの小区分線も取る。3段目の途中に出てくるx(expectare)で待つまでは待たない。

(N.I.)
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by fonsfloris-k | 2012-07-28 14:40 | 講座レポート
5月26日 グレゴリオ聖歌(関西)
14:40-15:40 於母の家ベテル
受講:27名

内容
<1>前回の復習
・8つの教会旋法を一通り歌う。
・KyrieとGloriaを2隊に分かれて歌う。
<2>入祭唱 Introitus: Vultum tuumを歌いながらネウマ入門
・VultumのVul-のネウマ(virga)は「高い1つの音」を表す。「高い」とは前後関係から。次の音が下がる。上に輪がついているのは、そこで[l]の子音を言う。
・Vultumの-tumのネウマ(pes subbipunctus)は、「低いー高いー2回下がる」。「低いー高い」を表すネウマ(pes)は基本形は丸みを帯びていて、その場合は早く歌うが、この角張っているものはゆっくり歌う。pesの後の2つの音が点点になっていると早いが、この場合は線線となっているので、そこもゆっくり。
・tuumのネウマ(torculus resupinus)は「低いー高いー低い」のtorculusに「高い」のvirgaがくっついたもの。
・deprecabuntur:「高いー低い」を表すclivis、「高い」を表すvirga、「高い×2」を表すbivirga、「高い」virgaに子音の[n]を言う輪の形がついたもの、「低い」を表すpunctum。
・omnes:「低い」punctum、「同じ音を3つ歌う」tristropha、「低い」punctum。tristrophaは装飾的。ここでは3つめだけ少しだけ長くなっているのは子音の[mn]を言う。
・divites:「高い×2」bivirga、「低いー高いー低い」torculusが3つ続いて、最後は「低い」punctum。3つめのtorculusはゆっくり歌う形。
・adducentur:「低い」punctum、「高い×2」bivirga、「低いー高い」pes、「低い」punctum。-cen-についているpesの「高い」部分が短くなっているのはそこで[n]を言う。
・regi:「低いー高い」pes、「高いー低い」clivisが2つ。re-のpesは角張っているのでゆっくり歌う。-giの2つのclivisのうち、1つめにはcという指示文字がついているが、これはceleriterといって、早く軽やかに歌う。re-と-giの間の指示文字xはexpectareで「待つ」という意味。clivisの2つめにはepisema(横棒)がついているので高い音も低い音もゆっくり。
・virginem:「低い」punctum、「低いー装飾的に勢いよく上がる」quilisma scandicusから下がって、「低い」punctum。
・post eam proximae ejus:「低い」punctum、「高いー低い」clivis、「低い」punctum、「同じ音を3つ歌う」tristropha、「高い」virga(その前の「低い」punctumと同じ高さだが、次の音がこれより下がるので)、「低いー高いー低いー高い」torculus resupinus、「低いー高いー低い」torculus(ゆっくり歌う形)、「低い」punctum。
・adducentur tibi:「低い」punctum、「高い×2」bivirga、「高い」virga(指示文字のtはteneteでゆっくり歌う)、「低いー高い」pes(「高い」方が短くなっていて子音の[r]を歌う)、「高いー低い」clivis、「低い」punctum。
・in laetitia et exsultatione:「低い」punctum、「高い×2」bivirga、「高い」virga、「低い」punctum、「低いー高いー2回下がる」pes subbipunctus*+「低い」punctus、「高いー低い」clivis(episemaがついているのでゆっくり歌う)、「低い」punctum、「低い」punctum、「低いー高い」pes(「高い」方が短くなっていて子音の[l]を歌う)、「高い」virga、「低いー高いー低いー高い」torculus resupinus、「低いー高いー低い」torculus(ゆっくり歌う形)、「低い」punctum。*laetitiaの-aについているpes subbipunctusは2つめと3つめが点になっていて、3つとも早く歌う形。2つめが線になっていると3つとも遅い。2つめが点で3つめが線だと「早い早い遅い」。2つめに何がくるかで決まる。
・Eructavit cor meum verbum bonum: dico ego opera mea regi. 詩編は唱えるように。前半は先唱者。後半を全員で。
・Gloria Patri, et Filio, et Spiritui Sancto. Sicut erat in principio, et nunc, et semper, et in saecula saeculorum. Amen. 詩編と同じように唱えるように。前半は先唱者。Sicutから全員で。頭に戻ってVultumから全員で。
・ミサ形式の発表会では、この入祭唱の後、Kyrieとなります。

配布プリント
・「聖母のミサより 入祭唱 Introitus: Vultum tuum」 1枚

(N.I.)
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by fonsfloris-k | 2012-05-26 14:40 | 講座レポート
3月24日 グレゴリオ聖歌(関西)
於母の家ベテル
受講:32名

内容
<1>グレゴリオ聖歌とは
・ラテン語の祈り。教会の典礼(ミサと聖務日課)で歌われる。
・言葉は祈りが典礼で発音されたもの。典礼の理解も大事。
・グレゴリオ聖歌を歌うのに最も大切な三つのものは、言葉、旋律(旋法)、リズム(ネウマ)。
・旋律は教会旋法による。和声の概念はない。旋法は8つ。もとはたくさんあったものがだんだん8つに分類された。旋法を決める上で大事な音はfinalis(終音)とdominant(旋法を支配している音)。
・リズムは周期的な拍子とは異なる概念のもので、ネウマで表される。ネウマは、1つ、2つ、3つ以上の様々な音程で表され、ネウマごとに一つの音としてとらえる。

<2>P.3のKyrieを歌いながら第1旋法を感じてみる
・第1旋法のfinalis(終音)はレ、dominant(旋法を支配している音)はラ。
・finalisとdominantが5度になっているのが正格の旋法(第1、3、5、7旋法)
・伝統的にはKyrieを3回、Christeを3回、Kyrieを3回歌う。現代は2回ずつになっている。
・2つのグループに分かれ、複重線(大区分線)毎に交互に歌う。最後のKyrieは*印でも交替し、**印からは両方一緒に歌う。

<3>P.3のGloriaを歌いながら第7旋法を感じてみる
・第7旋法のfinalis(終音)はソ、dominant(旋法を支配している音)はレ。
・Gloriaの歌詞を読んでみる。この講座ではラテン語はイタリア語式で。母音は明るく。母音毎にアーティキュレーションしないでつなげる。
<4>P.5のJubilate Deo
・第5旋法のfinalis(終音)はファ、dominant(旋法を支配している音)はド。
・最初のJubilate Deoについているネウマを簡単に説明。音の高低を表すもの、演奏法を指示するもの。軽く早く歌うところ(丸くくるんとなっている)、しっかり歌うところ(棒状になっていたり、鋭角になっていたりする)。
・DeoのDe-のネウマに付いているのはepisema。現代のテヌートのような「長く」「しっかり」という演奏法の指示。そこについている指示文字のpはparvulum「少し」。つまり、De-は「少し長く」歌う。

配布プリント
・「フォンス・フローリス古楽院 関西講座2012 グレゴリオ聖歌」 3枚(6ページ)

(N.I.)
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by fonsfloris-k | 2012-03-24 14:40 | 講座レポート