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6月10日 グレゴリオ聖歌演奏法(東京)

グレゴリオ聖歌演奏法

ミサ通常唱のトロープスについて学ぶ。

挿入句であるトロープスには3種類:

1. 既存の曲のメリスマ部分に新しい歌詞をあてがう

2. 歌詞はつけずに新しいメリスマを挿入する

3. 新しい旋律を新しい歌詞付きで挿入する

洗礼の聖ヨハネのミサの一環として取り組んでいるミサ4番のキリエ cunctipotens genitor とグロリアのトロープスを練習(新しい楽譜を配布)。Graduale triplex の各キリエにタイトルが付いているのは、トロープスの歌詞の最初の数語による。

そのあと入祭唱をおさらい。アレルヤ唱は替え歌なので、元の降誕節の2曲を練習してネウマを学んでから、替え歌である聖ヨハネのアレルヤを練習。昇階唱もおさらいする。Introitus-Kyrie-Gloria は続けてアタッカで、Graduale-Alleluiaもアタッカで。アレルヤ唱は、versus のあとAlleluia に戻るのが通常だが、中世には戻らずに、次の 続唱 Sequentia16世紀のトリエント公会議で4曲・後に5曲・以外は廃止される)にそのまま続ける。

ミサを歌う

キリエをグレゴリオ聖歌と交互に通して練習。聖歌は記譜より4度上に「移調」することになるが、全体が全音低くしているので、その辺りも注意。聖歌の終わった音から、次のセクションの各パート自分の音が取れるようにしておきましょう。

後半はグロリア、聖歌はとりあえずやらずに、イザークのみ練習。

Laudamus te

Adoramus te

2セクションは歌詞つけて練習。

GratiasDominefili2セクションは jajaja で。Domine fili Altus に音域が低いところがあるので、Tenor とパートを交換してみたが響きが良くないので、やはり、本来の通り。ただし Altus の低い"Jesu"の一フレーズのみ、ちょうど休符になっている Bassus が代わりに歌う。

この2セクションを次回は歌詞つけて練習するので、準備しておくこと。残りも音取りをしておきましょう


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by fonsfloris-k | 2017-06-10 10:00 | 講座レポート
5月13日 グレゴリオ聖歌演奏法(東京)
グレゴリオ聖歌演奏法 第二回目
2017年5月13日 10:00~12:15

去年の資料を見ながら、Graduale Triplex の全体の構成を確認。
去年はジャンルごとに詳しく学ぶということで
入祭唱、キリエ、グロリア、昇階唱、アレルヤ唱をやった。今年はその続き。
まずは1年の始めとして、ミサ全体を流れを確認しながら、
通常唱と固有唱を歌っていく、この日はその2回目。

今年は洗礼者聖ヨハネの誕生の祝日のミサ。
入祭唱、キリエ、グロリアをおさらいした後、昇階唱を学ぶ。
入祭唱は第1旋法だが、その特徴は始めの一段だけで、
その後第2旋法的に展開していく。
その次はアレルヤ唱だが、これは降誕祭の季節のアレルヤ唱の替え歌なので、
まず元歌を学ぶ:GT49 Dies sanctificatus と GT58 Vidimus stellam。
それぞれ降誕祭最初の降誕祭真夜中のミサ、
次は降誕祭最後の御公現の祝日のアレルヤ唱。
第2旋法のドミナント fa を強調するネウマが随所にあるので注意。
それに加えてもう一つの核の音 sol が大事な場面もあり。

次回までの課題!:聖ヨハネの祝日のアレルヤ唱にはネウマがないので、
この2曲のネウマを書き写しておくこと。

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by fonsfloris-k | 2017-05-13 10:00 | 講座レポート
1月30日 さまざまな聖歌をうたう (東京)
グレゴリオ聖歌 第10回

いよいよ最終回となりました。2月11日の発表会に向けての練習をしていきました。

本番での演奏を想定しながら流れに沿って練習し、何度か通しました。

☆正面向かって左側が先生側(男4女1)、右側がアシスタント側(女8)で、2列になり入り口から中央を通り自分の位置まで静かに歩いていきます。
先生とアシスタントが最後尾で入場します。


①Deus in adjutorium~R.Domine~(最後はAlleluiaではなくLaus tibi~に行く)
*全音下げ。先生の先唱のあと全員でDomine以降を唱えていきます。

毎回フレーズの後(テネーレや付点のある音、あるいはその一つ前のペスとの組み合わせの言葉に向かっていきましょう。
ペスの下(初め)の音を掘らないように、上の音に向かっていきます。また、そのペスの後にくる最終音節が押して強くならないように。
最後のLaus tibi Domine Rex aeternae gloriae.のところは Domineで一旦おさめますが、間をおかずすぐに Rexへ続いてください。

②Ant.1 Missus est→ Ps. Dixit Dominus(1.2.9.10)→ Ant. 戻る。
*全音下げ。男性の先唱のあと全員でアンティフォナを歌う。Ps.先唱は先生。奇数節・先生側 偶数節・アシスタント側。

例えば、アンティフォナのGabriel Angelusのところで、-el Ange~ の部分をelとAを繋げます、また、Anの nの分少し伸び、重みも音節と音にあります。みなさんの歌い方の傾向としては、An よりも次の ge の方が強くまた長めに聴こえるので、しっかり意識してAngelusと歌います。
4線譜の四角い音符全てが同じ重み長さにならないように、古ネウマをもう一度良くチェックし、かつメロディー抜きでテキストを発音してみるなどして、何となく一音一音を歌ってしまわないで、よく全体の流れや言葉を感じながら歌える(=唱える)ようにしましょう。

③Ant.2 Ave Maria→ Ps. Laudate pueri(1.2.9.10)→ Ant.戻る。
*楽譜どおりのピッチ。第1音をミ→ファに変更(結果,前のアンティフォナの最終音と同じピッチから始まることになりました。)
女性の先唱のあと、全員でアンティフォナを歌う。Ps.先唱はアシスタント。奇数節・アシスタント側 偶数節・先生側

アンティフォナは前のものより、ネウマがよりシンプルでどのように歌うかは、少し分かりにくいですが、言葉のアクセントやそこから付けられたメロディを生かして、gratia plena Dominus tecum benedicta tu in mulieribusのようにメリハリをつけて歌いましょう。
詩編唱の2節目の後半 ex hoc nunc, et usque in saeculum. の部分はもう一度しっかり音読して発音の練習をしておきましょう。たどたどしくならないように、usque のusにむかって流れていきましょう。
アンティフォナの最初の音がファに変更になりましたので、詩編唱のあと続ける時も最終音 ソ→ファ になります。チェックしておきましょう。

④Ant.5 Ecce ancilla Domini→ Ps.Lauda Jerusalem(1.2.10.11)→ Ant.戻る。
*全音下げ。男性の先唱のあと全員でアンティフォナを歌う。Ps. 先唱は先生。奇数節・先生側 偶数節・アシスタント側

アンティフォナ:ancilla にあるペスですが、ペスは上の方へむかい、上の音のほうが長くなります。下の音が重くならないように!fiatは最初のクリビスと次の1つ目の音までが一括り、次の音は分けてさらに次のmihiの音へと繋がるイメージです。つまりatの同じピッチの2つの音を一つ目はプンクトゥムのように軽く、2つ目は少し長めにして、その間で動きが分かれるように感じて歌いましょう。また最初のクリビスの下の音ミが低くなりがちです、意識して高めに取ってください。最後のtuumの発音も注意!(テュオンのような音)
詩編唱の最後のペスはしっかり、ラの音に伸びて離しましょう。そしてアンティフォナに戻る時は、頭がドなので、準備をしておいて下さい。

⑤Capitulum. Ecce ~→ R.Deo Gratias
*全音下げ。KさんによるCapitulumのあと、全員でDeo Gratias。
☆その後大きい楽譜へ移動します。

⑥Resp. Missus est (Vs無し)→Ave Maria~→ R.Dominus tecum
*4度下げ。アシスタントの先唱のあと全員で斉唱。終わるとすぐにアシスタントがAve Maria~そのあと全員でDominus tecum。
☆2列の隊形に戻ります。

もう一度、古ネウマをしっかりチェックしながら流れと繋がりを確認しておきましょう。

Mariam Virginemのところの -am やVir-についているリクエッセンスをしっかり!またVir-のドの音が落ちないように注意。
desponsatam Joseph の流れ、指示文字cのところはさらっと素早く、その後にいくつかあるエピゼマできちんと重みを感じます。また後半のほうのファ・ソ・ラの音はすべて全音ですのでしっかり幅を取り、上がりきりましょう。
verbum の-bumもネウマ、特にエピゼマの位置をしっかりチェックしてゆったりとした流れ方を考えましょう。
expavescitのところのトルクルス(レファミ)の先にエピゼマを書き足しました。3つ目の音ミの半音を丁寧に取り、かつ次のクィリスマの準備をします。クィリスマを使って勢い良くソまで行きますが、そこで終わらず、大きな流れとしては次にもう一度くるde lumineの方のエピゼマ付のソの音へと向かっていきます。(「光に驚きました」というところ)
3段目と4段目の変わり目で場面も転換します。(4段目は天使の言葉「おそれるなマリア~」)流れていかず、区切りをいれましょう。
5段目Dominumド-ラの短3度が下り過ぎないように。-mi-のところエピゼマの音でしっかり準備したあと勢い良くクィリスマで上がっていきましょう。
et paries の-riesあたりのラが低い。その周辺の全音の幅もことごとく低くなるので、広い全音のイメージをしっかり持ちましょう。
6段目vocabitur ドの音が続いているところは2つ目の音がいつも低くなってしまいます。気をつけて!
Altissimi の -ss-を使ってしっかり準備してラの音へ下ります。音程をきちんと、また押しつけて音量が大きくならないよう注意してください。
最後のFilius、 -li-の3音はサリクスと思って動きを持って歌いましょう。このあたりの全音もしっかりとって最後はゆったりとフィナーリスの ソに降り立ちます。

このように、色々あるのですが、最終的にはテキストの内容をしっかり理解し、唱えるように歌っていきましょう!
大きな楽譜で全員が同じものを見て歌いますので、一体感を持って歌えると思います。みんなの気配も感じながらひとつの流れ・響きになるように!

⑦Magnificat → Ant. Gabriel →Cant.Magnificat(1.2.11.12)→ Ant.戻る。
*4度下げ。男性の先唱のあと全員でアンティフォナを歌う。カンティクム先唱はアシスタント。奇数節・アシスタント側 偶数節・先生側

アンティフォナ:5度ジャンプ(ソ-レ)し、さらに上がって下りていくという大きな流れの中で、テンションを感じるところ、あるいは流れいくところのメリハリ・流れを大切に歌っていきましょう。また旋法は違いますが、先ほどのアンティフォナAve Mariaのメロディーと、このアンティフォナの後半 Ave gratia plena以降は、かなりの類似性があります。言葉の自然なイントネーションや、(当時の人たちの中での)このメロディーの認知度などもあったのかも知れませんが、興味深いポイントです。歌い比べてぜひチェックしておいてください。
カンティクムでは、毎回導入部のメロディーをきちんと付ける事をわすれないように。ペスのところでしっかり上へ向かい、音が上がりきるように!そして一番最後のペスの下の音シ(半音)が落ちすぎないように注意してください。

⑧Kyrie ~R.Christe ~. →Pater noster→ Et ne~ R.Sed liberanos a malo.
⑨Dominus~ R. Et cum spiritu tuo → Oratio Deus, ~ R. Amen
*4度下げ。先生のお唱えのあと、全員でR.部分を斉唱。

⑩Benedicamus Domino→R.Deo Gratias
*記譜どおりのピッチ。アシスタントの先唱のあと全員でDeo gratias。

☆先生とアシスタント側の人から静かに退場します。

実際の詳しい動きについては、当日リハーサルでしっかり練習します。そのときにまごつかないためにも流れをしっかり頭に入れて、準備をしておきましょう。

聖務日課というのは、文字通り”日課”-日々の祈り-ですから、一つ一つの聖歌をしっかり上手く歌う事も、もちろん重要ではありますが、それらが当たり前のように、滞りなく静かに進み、祈りの時間・空間を形成することも、とても重要なことだと思います。
この一年を通して学んだ、ミサ、そして聖務日課のグレゴリオ聖歌とその典礼の流れを、もう一度各自で復習し、グレゴリオ聖歌の役割というものをしっかり自分なりに確認した上で、発表会で学んだことが発揮できれば良いのではないかと思います。
発表会では、私たちがオープニングを務めます。単声の音楽、そして祈りの音楽であるグレゴリオ聖歌の素晴らしさが、聴いてくださる方に伝わるように頑張りましょう!

(N.Y.)










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by fonsfloris-k | 2016-01-30 13:00 | 講座レポート
1月9日 さまざまな聖歌をうたう(東京)
グレゴリオ聖歌 第9回

今回は3月25日聖母マリアのお告げの祝日の晩課の全容を学び、一連の流れを感じながら歌いました。
そしてその中から、発表会で演奏する部分を確認し、発表会バージョンの練習に取り組みました。

講座自体の流れとは前後しますが、まずは発表会に関係する部分からレポートしていきますので発表会に向けての準備のために確認してください。

まず、晩課の流れにそった楽譜作製。
(前回の講座で配られたプリントは数字でナンバリングしましたので、今回はアルファベットで区別しておきます。) 

A 右半分だけのプリント(Deus in adjutorium meum intende)
B アンティフォナ5曲(Missus est)<前回の①>
C 詩編(Dixit Dominus/Laudate pueri)<前回の③>
D 詩編(Laetatus sum/Nisi Dominus)<前回の④>
E 詩編(Laudate Jerusalem)+Capitulum+Res.br
F 賛歌(Ave Maris stella)<前回の⑤>
G レスポンソリウム+マニフィカトのアンティフォナ
H マニフィカト<前回の⑥>
I キリエ~べネディカムスドミノ/デオグラツィアス

以上9ページを糊付けして製本しました。
*これに黒の表紙を各自付けておいてください!

<発表会で歌う曲とその流れ>
①Deus in adjutorium~R.Domine~(最後はAlleluiaではなくLaus tibi~に行く)
②Ant.1 Missus est→ Ps. Dixit Dominus(1.2.9.10)→ Ant. 戻る。*先唱・詩編奇数節=男声
③Ant.2 Ave Maria→ Ps. Laudate pueri(1.2.9.10)→ Ant.戻る。*先唱・詩編奇数節=女声
④Ant.5 Ecce ancilla Domini→ Ps.Lauda Jerusalem(1.2.10.11)→ Ant.戻る。*先唱・詩編奇数節=男声
⑤Capitulum. Ecce ~→ R.Deo Gratias
⑥Resp. Missus est (Vs無し。楽譜はすでに抜いてあります)→Ave Maria~→ R.Dominus tecum
⑦Magnificat → Ant. Gabriel →Cant.Magnificat(1.2.11.12)→ Ant.戻る。*先唱・カンティクム奇数節=男声
⑧Kyrie ~R.Christe ~. →Pater noster→ Et ne~ R.Sed liberanos a malo.
⑨Dominus~ R. Et cum spiritu tuo → Oratio Deus, ~ R. Amen
⑩Benedicamus Domino→R.Deo Gratias

*詩編唱とアンティフォナの部分では、ページが行き来するのでしっかり流れを確認しておいて下さい。また、詩編唱とカンティクムは初めの1・2節と最後の小栄唱(Gloeia Patri~)の節のみを歌います。これも要チェックです!


講座では、まず晩課全体の流れを確認し通してみました。
前回はアンティフォナや詩編唱・賛歌・マニフィカトなど、いわゆる聖歌の部分は全て学びましたが、今回はお唱えや朗読なども含めた完全な流れを勉強しました。

・冒頭句 Deus in adjutorium~で始まります。みなはR. Domine~から唱和します。3月25日はほとんどの年で復活節にはあたりませんので、最後はAlleluiaではなくLaus tibi~を歌います。

・続いて5つの詩編唱とアンティフォナ(交唱)を歌っていきます。

・その後Capitulum(小聖書朗読/小課)へ移ります。朗誦の仕方(メロディー)は決まっていますが、内容は晩課毎に違います。(メロディーはEの右上の楽譜、テキストはその下〈イザヤ書〉Ecce virgo concipiet,~。朗読が終わると、全員でDeo Gratias と唱和します。

・続いてレスポンソリウムブレビス(小レスポンソリウム)。
(*前回のレポートの歌い方(順番)の説明が間違っていました。すみません。今回の講座でも改めて歌いましたが、正しくは以下です。前回レポートは訂正済みです。
先唱者がAngelus Domini Nuntiavit Mariaeと歌うと、全員で同様にAngelus Domini Nuntiavit Mariaeと繰り返す。
続いて先唱者が V. Et concepit de Spiritu Sanctoと歌い、全員で*以降 Nuntiavit Mariae と歌う。
それから先唱者がGloria Patri et Filio et Spiritui Sanctoを歌い、全員でAngelus Domini Nuntiavit Mariaeと歌う。
最後にもう一度全員で Angelus Domini Nuntiavit Mariaeを歌って終わる。)

・さらに賛歌Ave Maris stellaを交唱し、すぐに小句Ave Maria, gratia plenaへ続き、みなでDominus tecumと唱和します。

*(この、小レスポンソリウム+賛歌+小句が古い時代には レスポンソリウム+小句 に置き換えられていたことがあったそうで、今回の発表会では、そちらのヴァージョンで歌います!)

・その後、聖母マリアのカンティクム(マニフィカト)とアンティフォナへ進みます。

・Kyrie eleison/Christe eleison/Kyrie eleison を唱えます

・Pater noster の後、声に出さず沈黙の中で各自祈りを捧げ、Et ne nos inducas in tentationemの後、 Sed liberanos a maloと唱和します。

・Oratio(祈祷文)が唱えられ(Capitulumと同じくテキストは I の左下、メロディーは右上) Per omnia saecula saeculorumの後、Amenと唱和。

・最後に、Benedicamus Dominoに Deo gratiasと唱和して、晩課は終わります。

以上の流れを省略することなく、最初から最後まで通し、そこに流れる祈りの時間・空間というものを少しですが感じることができたように思います。
各聖歌の歌い方等の注意点は前回のレポートでもう一度復習しておいてください。
全体としては、やはり、一つ一つの音や言葉をぶつぶつ切ってしまわないこと。抑揚を感じること。また、音律(広い全音・狭い半音)のイメージを全員が共有し、常に意識しながら歌う事(何となく歌ってしまわない!)そして、柱になる音(特にフィナーリスやドミナント)の響きをキープすること。
音符やテキストを読むのに必死になっていると、上記のことに気がまわらず、音がどんどん下がっていってしまいます。(今回もキーボードが登場してしまいました・・・。)このあたりの注意点を、特に発表会で歌う部分を中心に各自何度も復習しておいて下さい。
いよいよ次回は最終回です。晩課の流れについてはだいぶ理解が深まったと思いますので、次回は音の響きやテキストについて、みなで合わせることに集中できるよう、準備をしっかりして臨みましょう。

(N.Y.)
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by fonsfloris-k | 2016-01-09 13:00 | 講座レポート
12月12日 さまざまな聖歌をうたう(東京)
グレゴリオ聖歌 第8回

聖務日課のグレゴリオ聖歌を歌っていきました。(前回で、ミサは全て終了しました!)

前回も少し歌い始めましたが改めて楽譜の整理から始めました。
①Antiphona:Missus est~他、5つのアンティフォナ(In annuntiatione Beatae Mariae Virginis)
② ①の続きのページ、右下にMagnificatのアンティフォナ Gabriel Angelus
③詩編唱 14Dixt Dominus(左) 34 Laudate pueri (右)
④Laetatus sum (左) Nisi Dominus (右)
⑤Ave Maris Stella(賛歌)
⑥Magnificat (第7旋法)
(⑦) Responsprium:Missus est(左) Ave Maria(右) ←番号は付けていません。これだけA3。

上記のそれぞれの曲については、前回の分のレポートでもう一度確認しておいてください。
①~⑥は3月25日の晩課の曲ですが、アンティフォナはアンティフォナの聖歌集、詩編は詩編の聖歌集に別々に収められているので、きっちりと順番どおりには並んでいません。


今回はこの晩課の流れを感じ学びながら歌っていきました。
まず5つのアンティフォナと詩編唱。
1.Missus est →Dixt Dominus VIII G2
Ant. 音に惑わされすぎずテキストをしっかり喋ることが大切ですが、ネウマも見ながら、特にテネーレ付きのペスが流れてしまわまいように、ゆったり歌いましょう。
Ps. euouaeを確認してフレーズの終わりを確定するのでしたね。時々入る白抜きの音や、中間の区切りの部分での空白・静寂にも気をつけながら、詩編唱の時間・空間の流れを味わいましょう。
2. Ave Maria(*Alluia付き) →Laudate Pueri Ig
前の第5旋法に比べて、第1旋法の方が少し落ち着いたイメージがありますね。対して第5旋法は華やかな感じをうけます。

詩編唱では1曲ごとに奇数節(先攻)・偶数節(後攻)を交代して歌っていきました。
“音程は悪いけれども、前回よりは流れてきたかな~。”という花井先生の言葉を頂きました。
まだまだ細かな部分まで余裕を持って感じられるところまではいきませんが、坦々と祈りの言葉の中に包まれながら過ぎていく時間の雰囲気というのは、少し共有出来つつあるように感じました。

続いて、前回はアンティフォナのみで終わった後半も、詩編唱つきで通しました。
3.Ne timeas →Laetatus sum VIII G
このアンティフォナは、基本的にフィナーリスである ソ の音に留まっていて、言葉の意味や抑揚によって上下に動きが付いています。テキスト本来の流れを感じて、動きがぎこちなくならないように歌いましょう。曲の終わりAlleuiaの前のfiliumのumのところはテネーレ付きですのでゆったりと、しかし最後の音はmの子音のためのリクエッセンスなので次に繋げていきましょう。(菱形の音符の上のテネーレは削除しました。)
続く詩編唱は既にでてきた第8旋法です。フレーズの終わり方だけ、Euouaeで確認しました。(同じソで終わりますが少し違いがあります。)

4.Dabit ei →Nisi Dominus I f
第1旋法です。先唱部分でフィナーリス:レからドミナント:ラへとかけ上がってきます。広々とした5度のイメージをしっかり味わいましょう。
詩編唱はこれも既出ですが、Euouaeを見るとまた微妙に違いますね。今度は終わりの音がファになりますので、雰囲気が変わります。
5節・6節目の白抜きの音が入るところは間違えやすいので特に注意しましょう。(5節のin manu potentisと、6節のsuum ex ipsisのところ)
5.Ecce ancilla Domini
これは続きの詩編唱のプリントがなかったので、アンティフォナのみ歌いました。

これで、5つのアンティフォナと詩編唱が終わり、続いて聖書朗読Capitulumがあります(①のプリント参照)朗読が終わったら、全員でDeo Gratiasを斉唱します。

それから、Responsorium Brevis “Angelus Domini” を歌います。
歌い方が少し複雑です。
・先唱者が*の後の(Nuntei avit Mariae) まで歌ってから、(Angelus Domini)と全員でもう一度初めから歌います(Angelus ~ Mariae)。
・次にVersusを先唱が歌うと(Et concepit ~ Sancto)、全員で*から後のテキストを歌います(Nuntiavit Mariae)。
・Gloria Patri ~を先唱者が歌うと、全員で冒頭に戻ります。(Angelus ~Mariae)

次にHymnus(賛歌) Ave Maris Stella を交唱します。
1節と2節-3節と4節-5節と6節-7節というように2つずつをセットで、最後の7節は全員で歌うという歌い方だそうです。-のところでは少し間をあけます。

さらにCanticum(カンティクム) Magnificat をアンティフォナGabriel Angelusとセットで歌います。
カンティクムは詩編唱に準ずるものですが、テキストは新約聖書(福音書)から取られています。
晩課では毎回Magnificatを歌います。この日は第7旋法です。
アンティフォナは第7旋法のフィナーリス/ドミナント:ソ-レの5度をしっかり感じて歌いましょう。
また ミファ やシド の半音を意識して、ミやシは高く、半音を狭く歌うと広い全音との違いがはっきりし特徴的な響きとなります。また、テネーレのついていないトルクルス(3音:下・上・下のネウマ)やクリビス(下へ降りる2音のネウマ)などは少しなめらかに動いていきましょう。
続いてMagnificatにうつります。
マニフィカトは詩編とほぼ同じように歌いますが、詩編唱では1節目の先唱部分以外、2節目以降はいきなり レ の音から始まりますが(第7旋法の場合)、マニフィカトでは、どの節でも先唱部分から始めます。
レの音で反復して歌っている間に音が下がってきがちです。テキストを読むことでいっぱいにならず、響きをしっかり感じてキープしながら自然に言葉を入れていきましょう。
先唱部、中間部、終止部など音が変わったり跳躍するところもしっかり音程を意識して、半音も落ちすぎないように!
マニフィカとは練習のため、全員で全ての節を歌いました。


以上が晩課の主要部分です。この後はお祈りの言葉があり、最後のBenedicamus Domino/ Deo Gratias を歌って終わります。


さて、これとは全く別にレスポンソリウム:Missus est Gabriel を歌いました。
これは、晩課ではなく、朝課Matutinumで歌われます。(朝課は3つの夜(宵)課Nocturna〔詩編唱×3→(聖書朗読+応唱)×3〕から成ります。)

このレスポンソリウムは第7旋法で、ルカの福音書の中のテキストです。
瞑想的な感じで、動きもあまり激しくありません。朗読の空気を残したままレスポンソリウムに続いていくようなイメージを持つとよいでしょう。
テキストの意味をしっかり理解して、音読をした後に言葉や文のイントネーション・流れを感じてから歌っていくと良いと思います。
歌い方としては、すでにミサの時にも何度も指摘されているように、さっと動くところとエピゼマやテネーレのついているゆったりしている部分のメリハリをつけることが大切です。また、低い音から始まり、高い音へ上がっては降りてきて、次に上がったら今度は上のレを土台にさらに上昇(3段目大区分線の後)していきまたゆっくり下降していくという、大きな流れを見通しましょう。

6段目のet vocabiturのcaのクリビスの上にテネーレをつけ、さらにturの最高音の部分ミファミファの上にもテネーレをつけました。そこに向かって大事に歌っていきます。しかしその後点々のネウマが見えますから、そこはさっと動くことを忘れずに。またet vocabiturの部分では ド が大切な音なので一旦そこを大事に歌い、その先のtur の終わりで本来のドミナント、レの音に到着します。
次のAltissimiのtis のところは一つ目の音のエピゼマと、その次の音を言い直して i-i というつもりで歌いましょう。その後のmi の降りてくる音はゆっくりと、それからは比較的さらっと最後まで動いていきます。フィナーリス :ソを意識いていきましょう。

この後Versusがソロまたはソリで歌われ、十字の印があるEcce~の部分を全員で繰り返します。

最後に1度レスポンソリウムを通して歌って、時間となりました。


晩課については、5つ目のアンティフォナに古ネウマが付いていないことと、続く詩編唱がない以外は、楽譜が揃いました。
1つ1つについて、丁寧に見ていくことはなかなか出来ませんが、全ての曲を歌っていくことで、典礼全体の雰囲気や、そこを貫く響きと静寂の混じった時間と空間を感じることができました。
今回もまたたくさんのことを学びましたね。

次回はもう一つのレスポンソリウム(プリントの右側)もやっていくそうです。復習だけでなく、ぜひ予習もして講座に臨んで下さい。

(N.Y.)
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by fonsfloris-k | 2015-12-12 13:00 | 講座レポート
11月14日 さまざまな聖歌をうたう(東京)
グレゴリオ聖歌 第7回

今回は前回のミサ固有唱の続きから始まりました。

奉納唱 Ave Maria
Offertoriumはなかなか一筋縄ではいかないような曲が多いが、この曲はわりと歌いやすい曲なのだそうです。
現在の形になるまでにはいくつかの過程があり、まず1つは、昔はこの部分の後にVersusがいくつか繋がっていてかなり長いものだったのが歌われなくなったこと。また、もともとのメロディーは、教会旋法に当てはまらないような独特のものが多かったので、中世くらいに旋法の理論に当てはまるように改編された時代があるそうです。

使用している楽譜のGraduale Novumは、Laonのネウマに従って旋律が再現されているところがあるので、何となくLaonのネウマをみながら歌っていきました。
Laonの写本のネウマの大きな特徴は、流れるような動きの時は一筆書きや点々で書かれていて、流れが止まったりゆったりするところはウンシヌス(ヘ へ)で1音ずつわけて書かれていることです。よくみて流れを感じ、柔軟に声を使って歌いましょう。

この曲は第8旋法で変格ですので、フィナーリスより下の方へも音が広がっていきます。豊かにあたたかい音を求めて、硬くなったり逆に弱弱しくならないように気をつけましょう。

Sanctus  
第4旋法に分類されていますが、ラが出てきません(第4旋法 フィナーリス:ミ /ドミナント:ラ)。 フィナーリスとドミナントの関係がミ―ソという旋法はないですが、この曲は明らかにドミナントがソ(音楽学学者のなかには第4旋法のドミナントをソとする人もいるそうです)なので、その枠組みをしっかり意識して唱えるように歌っていきましょう。傾向として変格の曲の時は響きが落ちてきて低くなってしまうので、気をつけましょう。フィナーリスのミも低くならないように、高く保ちましょう。

Agnus Dei
この曲も第4旋法で、ドミナントがソであるように感じられます。(ラも出てきますが。)Sanctus同様、ミをよく意識して高めに。
3回ともAgnus Dei は先唱者が歌い、みなはqui tollis ~から参加します。テキストもメロディーもシンプルですが、落ち着いて響きと言葉をかみしめましょう。

拝領唱 Ecce virgo concipiet

短いですが、色々なネウマが出てきます。四角い音符だけを追ってしまうと分からないニュアンスがたくさん詰まっているので、しっかりネウマをみていきましょう。特にfilium と ejus に出てくるエピゼマ付ヴィルガ+クィリスマ・トルクルスの流れでは、最初のヴィルガでしっかり音をためて次の動きへのエネルギーにしましょう。この一連の音形(ネウマ)は典型的なカデンツのですので、-umや -jusへは、しっかり間を取って落ち着いて向かいましょう。またejusのほうではトルクルスの最後が融化になっています。それをJの半母音に使いましょう。
nomen ejus をリエゾンしたり(ノーメネーユス)、Emmanuel のm 溜めなど、発音などにも気をつけましょう。

Ite missa est

前にも言いましたが、第9ミサのKyrieのメロディーで歌われます。
今回歌ったのは第10ミサですが、本にもIte missa estはこのメロディーが載っているそうです。

最後にミサのグレゴリオ聖歌を全員で通してみました。
Kyrie/GloriaとTractusは交唱で他は斉唱しました。
グレゴリオ聖歌だけでなく、ミサ自体の流れとその中での聖歌の役割も含めて、しっかり学ぶことが出来ました。


続いて聖務日課のグレゴリオ聖歌に進みました。

聖務日課は夜明け前のMatutinum朝課から始まりLaudes賛課Prime一時課・・・・と一日に何度も繰り返します。
その中で詩編を唱えることが主な勤めで、詩編唱の前後にはアンティフォナという聖歌が歌われます。

今回歌うアンティフォナはVespere晩課で歌われるものですが、これは賛課でも歌われます。賛課と晩課は基本的に同じ構造ですが、賛課ではカンティクムがBnedictus、晩 課では Magnificatになります。
本当は5つの詩編とアンティフォナが歌われますが、今回はとりあえずこのうちの2つを歌います。
Missus est Gabriel Angelusと詩編8Dixit Dominus
Ave Mariaと詩編112Laudate pueri

大きなA3のプリントはResponsorium応唱と呼ばれる聖歌です。
朝課には3つのNoctorna宵課があって、それぞれ3つの詩編唱・聖書朗読そしてそれに続く応唱があります。
このプリントの四角譜の下に書かれている古ネウマは花井先生の手書きです!

以上説明のあとアンティフォナにとりかかりました。
テキストは前回も少し触れられたように、現在の標準であるブルガータのテキストとは、言葉や順序などに違いがあります。
それは聖歌や写本が出来た頃に、まだ現在の統一されたテキストが存在していなかったためです。

詩編唱には8つの旋法それぞれの歌い方がありますが、対になるアンティフォナの旋法で歌っていきます。

Missus est ~ は第8旋法なので、詩編唱も第8で歌います。ただしこのアンティフォナはフィナーリス:ソもドミナント:ドもあまり強くしっかり感じられないメロディーになっています。また、この楽譜の編集者が♭を毛嫌いしていた節があり、本来付けられていたであろうシの♭が付いていない場合があるので注意が必要で、今回もGabrielのelのシには♭を付けました。(ファから始まっていて三全音になるため。なお他のシはすべてナチュラルで歌います。)
AngelusのAnやdesposatamのtam のところにあるヘアピン・鈎針のようなネウマはリクエッセンスで、nやmの子音で長くして音をひっかけます。

アンティフォナに続いて詩編唱にうつります。基本的にドの音で唱えますが、出だしの2音節はソラ、また、1節が*の印で2つに分かれていて、前半の終わりmeoの太字になっているmeのところでレに上がり、oでドに戻ります。そこで少し間をあけて、後半はまたドの音で歌い始め、斜字になっているdextrisでシドと歌い、次のmeisはまた太字のmeでラに下がります。最後の部分は3通りの終わり方が書かれていますが、アンティフォナの終わりに書かれているEuouae(saeculorum Amen)の音形に準じたものを選びますので、最後の音節 is はソラソと歌います。
2節目以降は、出だしのソラは歌わず、いきなり朗唱音であるドから始めます。後の部分は太字と*と斜字を頼りに1節と同じように音を変えて歌っていきます。
6節目の最後Melchisedechのように、終わりの音節が余ってしまうときは、楽譜の白抜きの音符ソの音を当てはめます。
詩編唱の最後にはいつもGloria Patri~という三位一体の栄唱が付けられます。
これを、2つのグループで1節ずつ交互に唱えていき栄唱の最後まで歌ったら、アンティフォナに戻ります。

続いて2曲目、Ave Maria~は第1旋法ですので詩編唱も第1で。第1旋法はたくさんの曲があるので、終わり方もパターンがたくさんあります。
参考のために、書かれている9つの終わり方すべてを歌ってみました。最後の音も違ったりしてそれぞれのパターンによって随分と雰囲気が変わりましたね。
Ave Maria~にはgで終わるものを選びます。
また、アンティフォナの楽譜に付けられた古ネウマはザンクトガレンのHartker写本のものですが、それにはAlleluiaが付いています。Alleluiaは復活祭以降に付けて歌われます。この祝日は3月25日で復活祭後になることはめったにないのですが、全くないわけではなく、せっかくネウマがついているので、今回はAlleluia付きで歌いました。

以上2組のアンティフォナと詩編唱について、一通り確認した後、もう一度全員で通して歌いました。
詩編唱は慣れないと、なかなか太字や斜字での音の変化についていけなくて悪戦苦闘しました。慣れるまで各自練習してみてください。

当時の聖職者は全員がこのメロディーの歌い方を全てそらんじていました。彼らは1週間で150篇 の詩編を全て唱え、一度に少なくとも3つ、多いときには9つの詩編を唱えます。そういうわけで、シンプルではありますが、詩編唱はグレゴリオ聖歌の中で最も重要であり、多くの時間満たされるこれらの響きが土台となって他のたくさんの聖歌が生まれましたし、また彼らの中に深く根付いていました。
ですから、大変ですし時間もかかりますが、しっかり学んでいきましょう。

最後に残り3つのアンティフォナを全て、テキストを読み確認してから歌ってみました。
もちろんこれらには本当は各々の詩編唱が続きますが、今日はここまでで時間となりました。

次回も聖務日課の続きを学んでいきます。講座のみでは消化しきれないことがたくさんありますので、ぜひお家で時間をかけて詩編唱に 取り組んでみてくださいね。

(N.Y.)
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by fonsfloris-k | 2015-11-14 13:00 | 講座レポート
10月17日 さまざまな聖歌をうたう(東京)
さまざまな聖歌をうたう グレゴリオ聖歌 第6回

配布資料 A4 2枚 聖務日課のアンティフォナ 

今回は前回までで一通り学んだ、ミサで歌われるグレゴリオ聖歌の総復習をしていきました。

入祭唱 Rorate caeli全体的には、勢いをつけるところはしっかり、ふんばるところや準備の部分が大切。そしてその分、速く軽く動くところは流れていけるように。
一つ一つで区切れないで、次(の言葉)へ次へと繋がっていく感覚がとても大切です。いちいち切らないようにしましょう。
フィナーリス レ とドミナント ラ  の響きをしっかり歌いみんなで気持ちを合わせましょう。
例: 
冒頭 Rorate ― 2音節目のra に向かい レ をしっかり響かせてから 5度上の ラ へ。深い祈り・願いを持って力強く始まります。
justum ― 最初のエピゼマ付のクリビスの ファ の音をしっかり鳴らせてその響きの中で次の動きを転がすように歌います。
aperiatur terra ―単語のアクセントがある a のところやterraの最初の音などは重要ではるけれども、気をつけないと音がどんどん
下がってしまいます。注意しましょう。
salvatorem ― vaのところは遅くならないように、逆に次の to のところはゆったりと、古ネウマや重要な音を意識してメリハリをつけましょう。

☆ 歌っていく中で、どうしても音程が下がってしまい、直らないので、試しにキーボードで レ・ラの音をキープして鳴らし、よく聴きながら歌いました。

キリエ・グローリア
男女に分かれて交唱しました。
これらの通常唱は固有唱に比べてメリスマ等もほとんどなく、平易で、みんなで歌っていたものなので、特にグロリアの中にあるペスやクリビスなども、わりと淡々と一音一音同じようなペースで歌っていたのではないかと考えられます。ですので、ネウマの動きの時に速くしたり遅くしたりはあまりしないようにしましょう。固有唱のときのような動きのメリハリではなく、言葉の意味をよく感じながらしっかりとみんなで気持ちを合わせて
歌う事が重要です。

昇階唱 Diffusa est
入祭唱と同じですが、ためるところ、停まるところを探しましょう。エピゼマ・テネーレ(t)・エクスペクターレ(x)のあるポイントへ向かっていく感じを覚えましょう。軽い部分はがむしゃらに速く歌う必要はありませんが、一つ一つの音をべたべた押さないように!音のかたまりを感じて、軽くするところは軽く、メリハリが大切です。
・3段目 in aeternum in のエピゼマの音とその後のクリビスのはじめの音は同じ音ですが、くっつけてしまわないように。歌い直しましょう。
num エピゼマ付のアポストロファも同様。ここが、前半の動きと後半の流れの分かれ目になります。つなぎの意識をしっかり持ちましょう。
・5段目 mansuetudinemの長いメリスマでは、5音ずつのかたまりで動いていきます。行き先をしっかり目指しフレーズの最後をまとめます。
・justitim ここもフレーズの最後をゆったりと歌いましょう。
・deducet 長いメリスマの中のエピゼマに注意。ここも前半と後半の分かれ目です。この後はさらっと進んでいきます。
・7段目 tua tuから aへ行く直前のエピゼマ。ミ→ファへの動きを大事に音節の変わり目でもあります。ここでファに行ったあとは軽く響きを確認 しながら、終わりに向かいます。

詠唱 Audi fillia
テキストをしっかり音読した後、歌っていきました。
この曲は定型フレーズがたくさん出てきます。
・1段目 videの
deのはじめ、クィリスマで勢いをつけてエピゼマのところまで流れていき、エピゼマのミファの半音を大切に歌いましょう。
・2段目concupovitの vitのところ、クィリスマは後の音に向かうこと、そのかたまりの最高音である ソ ではなく、1つ手前のファの音が目的地。
ファは第2旋法のドミナント、フィナーリスの レ と共に、2つの音をよく感じて。他の音は繋ぎのような形と捉えましょう。
・7段目tibiの終わり、ファソソファ、最初のファ(フィナーリス)の音が一番重みがあり、あとは軽めに、おまけ・付け足しのような感じで。
全部をしっかり歌いすぎないようにしましょう。
・最後の2段、小区分線などでがっつり息継ぎをして流れを止めないように注意しましょう。段が変わるところも止まらず続けていきます。
regisのメリスマ部分はかたまりを捉えると共に、全体の流れも考えないといけません。練習として、フレーズの後ろから少しずつ遡って歌ってみました。

以上のような部分を確認しつつ、男女で交唱して全てを歌いました。
全体的にいえることは、とにかく、全ての音を一生懸命歌いすぎないこと。いつも、3メートル先を見て歌う!(今歌っているところを左→右へと移動しているだけではダメ。)そして、個人的には四角い音符ばかりを追いかけて しまっている印象を受けました。古ネウマと同時に視界に入れるように楽譜を見られるように気をつけて下さい。

今回はここまでで時間切れでした。復習ではあるものの、なかなか思うように音が進みませんでした。グレゴリオ聖歌の繊細な動きは頭では何となくこうしたいと思っていても、実際に歌って音として実現するのは難しいですね。聴き方や歌い方、発声等の個々の問題もあり、音程を保つのもなかなかままなりませんでした。今回は鍵盤の音を鳴らしてみたりして、自分の中で思う音を実際の音のギャップに、具体的に気付くことができました。
即効性はないかも知れませんが、各自の地道な努力で、少しずつ響きは変わってくるはずです。お家での復習にもしっかり取り組んでください。

次回は残りの曲の復習を終えて、今度は聖務日課の曲に取り組みます。
福音書のテキストと今回配布されたプリントのテキストを読み比べて、チェックしておいてください。
聖書はギリシャ語からラテン語に訳されていきましたが、その過程では様々なバージョンが並存していた時期があり、グレゴリオ聖歌はそのあたりのテキストでできているため、時々食い違いがあります。(その後、ブルガタという標準版が確立し、現在は統一されています。)

(N.Y.)
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by fonsfloris-k | 2015-10-17 13:00 | 講座レポート
9月12日 さまざまな聖歌を歌う(東京)
第5回
配布プリント 通常唱 歌詞対訳 (A3一枚)

今回もアシスタント講座でした。
ミサで歌われるグレゴリオ聖歌の中で残っていたCommunio(拝領唱)を学び、さらに全体の復習へと進みました。
なお、ミサの中ではCredoも歌われますが、例えば今回歌うミサX (10番)は、Kyrie / Gloria / Sanctus / Agnus Dei の4曲でセットになっていて、Credoは別にいくつかある中から任意で選ぶという形なので、今回は歌いません。

Communio: Ecce virgo concipiet

テキストはEpistola(3ページ)で既出のイザヤ書の一節、また、この預言の成就として、天使ガブリエルがマリアに告げる言葉(ルカの福音書)に通じる一節でもあり、この祝日のための歌になっています。
拝領唱は、もともとは入祭唱と同じ形式で、途中に詩編唱と小栄唱が挟まれ何度も繰り返されるものでしたが、現在のGradualeでは省かれて、いわゆるアンティフォナの部分のみが書かれています。

この曲は第1旋法ですから、レ-ラの5度をしっかり感じて伸びやかに歌いましょう。
小さな単語ごとのまとまりや一つ一つのネウマの動きをきちんと確認すると同時に、もう少し大きなフレーズを見渡して(例えば小区分線ごとくらい)、そのフレーズがそのように動いてどの音に向かうのか、着地点をしっかり意識して大きな流れは止めないように歌っていきましょう。
Ecce virgo concipiet レからソ、レからラへ伸びて少しずつレに戻ってくる。
et pariet filium レからラを経てさらに上のド・レに達し、ラに落ち着く。
et vocabitur以降~ ラの周りを動きつつ、徐々に降りてくる。nomenのファにつられてシに b がつきます。(ただフラットが書いてあるからその音を歌うのではなく、その音になるということの意味・その流れをよく感じて動きの一部として自然に感じられるように歌いましょう。)
最後のEmmanuel はレからラまで駆け上ってから静かにフィナーリス・レの音に降りてきましょう。

発音はいつも言っているように、口をあけすぎない、横に引っ張らないように、口の先の神経・筋肉を意識して使いましょう。
子音と母音もしっかり意識しましょう。子音を準備する瞬間・子音が発音される瞬間・直後に(連続的に)母音に移行する瞬間・母音が引き伸ばされている場合は、その母音が固まらないでやわらかく響き、また次の子音の準備へと向かう・・・。
この流れの中で動きが止まったり固まったりしないように、常に動いていることに慣れていきましょう。

以上のようなポイントを全員が意識していれば、自然と響きや動きも一つになってきます。響きが心地よく空間を満たしてきたら、
全員がそれを壊さないように、キープして歌っていきましょう。

第1旋法の短い曲で、動きも分かりやすいこともあり、何度も歌っているうちに、良い響き・良い流れを感じながら一体感を持って歌えるようになってきました。
この感覚を忘れないようにしましょう。

Ite missa est

ミサの終わりは、Ite missa est / Deo gratias が唱えられます。
非常にシンプルなトーンで唱えられる時もありますが、Kyrie の出だしのメロディーに乗せて歌われることもあります。
プリントのIte missa estは、ミサ10番のKyrieでなく、同じ第1旋法ですが9番のミサのKyrieのメロディーのものでした。
形としては、Ite missa estを司祭が歌い、全く同じメロディーで会衆が応えて Deo gratias と歌います。

復習
〈Introitus/Kyrie/Gloria/Graduale/Tractus>

一応すべての曲とミサの流れを学んだので、もう一度最初のIntroitusからできるところまで復習していき、Tractusまで歌いました。
復習においては、以下ののことに注意しながら歌っていきました。

まずは、その曲のテキスト・旋法・形式・固有唱か通常唱の違いなどを、きちんと確認して、各曲の特徴・曲風やミサにおける役割を理解する。
言葉の意味から動きが始まり、メロディーになったことを常に意識しつつ、動きをイメージする助けとして旋法やネウマを使いながら歌っていく。
発音・発声に注意して、響きを全員で感じながら、響きに守られながら歌っていく。

入祭唱、またKyrieやGloriaなどはメリスマも少なく、言葉を唱えることにより重点が置かれます。音に音節を当てはめるのでなく、言葉の流れなのかで音が移ろっていくように、気をつけましょう。その中で間違いやすい音などがいくつかあると思いますので、そこはしっかり確認して練習しておいてください。

Graduale は、長いメリスマもあり、特にVersusの部分はもともとソロで歌われるので、比較的自由で装飾的な動きがたくさんあります。
みんなで歌うとどうしても軽やかさが失われてしまいがちですので、気をつけましょう。あまり全員で確認しながらまとめにかからないで、軽く次へ次へと流れていけるように、そのためにはしっかり各自で復習をしておき、行き先をきちんと把握しておくことが重要です。

Tractus は、長いテキストを味わいながら、繰り返し出てくる定型フレーズの中で、瞑想的に唱えていくものですので、特に歌詞の意味をしっかり捉えて、また発音などもしっかり練習して歌いましょう。

今回は、メロディーとテキストを全員でしっかり確認するために、交唱したりソロで歌うことなく、すべてを全員で歌いました。
復習する中で、各自難しかったところや間違いやすいところなど、再発見したと思います。
次回の講座までに、今回復習できなかった後半も含めて、もう一度しっかり見直しておきましょう。

(Y.N.)
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by fonsfloris-k | 2015-09-12 13:00 | 講座レポート
8月8日 さまざまな聖歌をうたう(東京)
グレゴリオ聖歌 第4回

今回はアシスタント講座でした。ミサの流れやテキストについての細かい説明はせず、発音・発声など主に実際の歌い方の注意点を中心にミサの後半部分:Offertorium/Sactus/Agnus Dei を歌っていきました。

Offertorium(奉納唱): Ave Maria
前回のTractusの2曲目のほうでも出てきた、有名なテキストです。前半は天使ガブリエルがマリアに告げた言葉(但しルカの福音書では、Ave Maria gratia plena ではなく、Ave gratia plenaで始まっており、Mariaという呼びかけはない。)で、後半(benedicta tu 以降)はその後マリアがエリザベトを訪問したときに、エリザベトのお腹の子(洗礼者ヨハネ)がおどり救世主の到来を告げ、聖霊に満たされて、エリザベトがマリアに言った言葉です。

第8旋法(フィナーリス:Sol ドミナント:ド)をよく味わって歌っていきました。構造として小さなフレーズごとに、
フィナーリスSolの下へ上へと移ろっていきます。
その中で現れる4度や5度の音程を響きの中からしっかり捉えること、また下から上がってきても、上から降りてきても同じSolの音の響きに戻って来られるように、響きに耳を傾け、その響きを保ちながら歌えるような、歌い方・聴き方のバランスを各自でよく注意しましょう。
前回の講座でも学んだように、ゆったり大切に歌う部分と流れに沿ってさらっと歌っていく部分の対比を感じながら、しっかり歌い分けましょう。
小さなフレーズの終わりのほとんどが一音下がってくるパターン(La-Sol)か一音上がってくるパターン(Fa-Sol)です。
どちらも全音ですので広めに、特に上から降りてくるときはLaでしっかり明るい響きに持っていっておいてからふわりとフィナーリスに降りていきましょう。
一箇所だけ(in mulieribus) Si の音になっているところがあります。他のところとの違いをよく感じて歌いましょう。
長いメリスマの部分は流れを大切にすることはもちろんですが、言葉の一部でもあるので、メリスマをうまく歌う事に必死になりすぎないように、次の音節へきちんと繋げて言葉をしっかりかみしめましょう。

Sanctus 
第4旋法は一般にフィナーリス:Mi ドミナント:La ですが、このSanctusはMi-Solの間で動いているように見えます。
いずれにせよ、Mi モード独特の雰囲気をよく感じましょう。
つくりは、Mi の周り狭い範囲の動きで、シラビックなとてもシンプルです。こういう曲は、音に音節を当てはめるような歌い方になってしまいがちですが、言葉の抑揚がメロディーになっていることを忘れずに、テキストを大切に声と響きを合わせていきましょう。
ハミングで1フレーズずつ歌い響きを合わせメロディーを覚えてから、その響きを出来るだけ変えないように言葉を入れていきました。

Agnus Dei
同じく第4旋法、Mi モード。
こちらも同じようにメロディーをハミングしてから言葉を入れていきました。
短いフレーズをみんなで何度も歌っていくうちに、だんだん覚えてくるのと同時に、みんなの声が一つの響きに整っていくことを感じられるように、少しずつ耳を外にもっていくように練習していきましょう。決して自分の声や歌い方のみに一生懸命にならないように、みんなで歌っていることを常に感じましょう。
シンプルなメロディーでテキストも少ないですが、高めで不安定なミのまわりで動く音を一つずつしっかり味わいながら、最後は言葉の意味に戻って、”みんなで唱える”ことを大切に歌いましょう。

聖歌を歌うときに、聖歌の成り立ちや役割など、また旋法や音律などの知識を持つことはもちろん大切ですが、それらを生かして実際に音にするときには、歌う技術も必要です。姿勢や呼吸、発音際の舌の使い方などは、日常の生活の中で少しずつ意識しないとなかなか身につきませんので、講座のときだけでなく普段から注意したり練習したりしておいてください。そして講座の時には、みんなで一つの響きを作ることに集中できるといいですね。
今まで歌った曲の復習も各自でしっかりしておいてください。

(N.Y.)
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by fonsfloris-k | 2015-08-08 13:00 | 講座レポート
7月4日 さまざまな聖歌をうたう(東京)
さまざまな聖歌をうたう グレゴリオ聖歌 第3回

配布資料:Ave Maria 詠唱と奉納唱の楽譜(p7.8) A3一枚

ミサ全体の流れをもう一度確認して、Introitusから歌っていきました。

入祭唱 Introitus Rorate caeli

*固有唱の中で、入祭唱は1曲1曲が“きちんと”作られている、音楽の構造として練られている傾向がある。
それに対してGraduale(昇階唱)はより即興的な動きを持つものが多い。Offertorium(奉納唱)は分析が一番難しい。

ネウマの歌い方について 
・点々が見えたら(Ex. justum / terra ザンクトガレン系・下の方のネウマ)軽く歌う。
・丸みのあるふにゃとっとした感じのネウマのとき(Ex. nubes / pluant)流れを大事に歌う。
⇔直線的なもの(Ex. germinet)各音をゆったり、しっかり目に歌う。

全体的に、さらっと流れていく部分と、しっかりゆったりする部分を、ネウマや旋法(重要な音)・言葉などをチェックしながら確認し、
構造を理解して歌っていきましょう。

Kyrie・Gloria(通常唱)

両方を交唱形式で復習しながら歌いました。
全体としての注意点は、“ミを高く、ファは低めに” “旋法を考えて歌う”です。
Kyrieは第1旋法(Finalis:レ) Gloriaは第8旋法(Finalis:ソ)。
2つの旋法からくる雰囲気の違いをしっかり感じましょう。
細かいところでうっかり間違いやすい音があったりしますので、しっかり確認しておきましょう。

昇階唱 Graduale Diffusa est

昇階唱は聖歌の中で最も難しい部類の曲。メリスマ・反復(声の装飾・動き)が多いが、口先をしっかり使って響きを保ちつつ言葉を繋げ、流れを止めない・停滞しないことがとても重要。

・ labiis tuis ― 点々+C(eleriter) に注意する。頑張らず軽く流れていく。全部がべったりしてしまわないように!
( )内の小区分線にとらわれず一息でつなげていくイメージで。
・ propterea ― 今度は T(enete)やX(expectare) に注意。このパートはゆったりめになる。
・benedixit te Deus ― 上と同じように、benedixit te(あなたは祝福された)の部分はゆったり(Tenete)、Deusの部分はさらっと(Celeriter)というように、リズム(速さ)の違い/対比を感じること。

ヴェルススの部分はさらに長いメリスマがあるが、1つ1つの音にとらわれすぎて停滞しないように、特に一番長いメリスマ部分(mansuetudinemのnem)のExpectareは前の音をゆっくり待つが、しかしそれを次へむかうエネルギーにして、前へ前へと進むように、遅くならずむしろaccel. するくらいの気持ちで。
またmirabiliterのbiの部分では、エピゼマの付いている部分と点々やCの流れる部分、重・軽・重・軽~が交互に現れる対比をしっかり理解すること。

全体的に全音を広く取ること、特に最後のフレーズの最後が息がなくなってきてフラット気味になるので注意しましょう。

詠唱 Tractus Audifilia

詠唱はアレルヤ唱の代わりに歌われ、1曲が非常に長い。定型フレーズが何度も登場し、たくさんの言葉を語り瞑想的なものになっている。
(→華やかさを避ける季節に歌われることとも関係している。)
2つのグループに分けて交互に歌う。

・定型(aurem tuamのtuamの部分とconcupivit)を探しつつ、1節ずつ確認して歌った。
・tuamの部分の点々に注意。軽く・繋いでいく感じ。重くならないように。
・concupivit の vit のところクィリスマは、この次の音に向かうという方向性を示している、目的地はファ(ソではない)。
・divitesのdi のネウマは、2つ目の音から3つ目の音へのびる感じで。
・in honore tuo 角ばったネウマはゆったりと歌う。
・ejus ヘアピンのようなネウマは、半母音や有声子音の場所に現れる。この場合はj の半母音に付けられていて、次への繋がりを強くいている。
全体として、第2旋法 レ-ファ をよく感じて歌いましょう。ピタゴラス音律では短3度は狭いです(⇔長3度は広い)。ミを高く取る癖をつけて下さい。
重要な音、目的地を感じながら、あとはつないでいく、流れていく感じを忘れないようにしましょう。
たくさんの言葉出てきます。言葉の意味や発音などもしっかり確認しましょう。


もうひとつの写本のTractusも参考のため歌いました。
これは、Heinrich Isaacが作曲したCoralis Constantinusのなかに収められているこの日のTractusのポリフォニーの元歌です。
当時の写本の楽譜はすでに(古)ネウマはありません。この曲も第2旋法で、歌詞は6ページ目の福音書のテキストそのままです。
とりあえず一通り歌ってみましたが、これはあくまでも参考です。

次の2回はアシスタント講座です。ミサの残りの曲へ進むと同時に今までの曲の復習もしていきます。
たくさん曲がありますので、各自しっかり予習・復習してきて下さい。講座の中ではミサの流れや歌い方について集中できるように。
この講座では1つ1つのネウマについては詳しく学びませんが、ネウマの形や指示文字などにも注意しつつ、
旋法を感じてうまく流れをつかんで歌えるように練習していきましょう。

(N.Y.)
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by fonsfloris-k | 2015-07-04 13:00 | 講座レポート