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10月27日ルネサンス音楽入門(関西)
於母の家ベテル
受講:20名(S8、A7、T3、B2)

内容
<1>Palestrina, "Jubilate Deo"
・コワイヤブックを2冊に分けて、Cantus(ソプラノ1)をとりあえず2冊目にしていますが、1冊目を見る人数が多いので、Altus(ソプラノ2)も2冊目に入れます。本番ではCantusとAltusのパートの楽譜の位置が変わりますので注意してください。
・Jubilate Deoのフレーズ感を各パートで揃える。Ju-の勢い、Deoにむかう盛り上がり、思っている以上に表現する。
・カデンツの直前を盛り上げてカデンツでおさまる、というのを常に気をつける。
・Jubilate Deoの旋律が喜ばしいのに対し、servite Dominoが仕える、へりくだった感じになっている差を出す。DeoとDominoに向かう動きをそろえる。
・servite Dominoに続くin laetitiaが、仕えるのは「喜んで」という意味で、serviteと対照的にわくわくした感じになっているのも感じて。
・quiaから雰囲気を変える。いわば、それまでの種明かし「主こそ神であるから」をする箇所であるので。確信を持って。
<2>Palestrina, Missa Aeterna Christi munera, KyrieとGloria
・ミからファに上がる時に常に高めに意識して。
・Kyrieの出だしなどのモチーフには聖霊の働きをイメージした生き生きとした感じがあるのを感じて。
・付点のあるところ、たとえばGloriaのominibusの-mi-などは聞かせ所。
・laudamus teからセクションが変わる。何となく入らない。
・Domine fili unigeniteはその前が天の「父」を歌っていたのに対し、地に降りてきてくださった「御子」を歌う。雰囲気を変える。丁寧に。
・Qui tollisに入る時は全員でタイミングを揃える。
・deprecationemは-o-にアクセントがあるのにde-の部分が最も高く強調されているのはイタリア的な感じがする。何とか聞いてください、という願いを表現するつもりで。
・Jesu Christeのところではおじぎするようなイメージで。
<3>通し練習
・グレゴリオ聖歌の入祭唱Vultum tuumからKyrieに入るつなぎの練習。Vultum tuumの最後in exsultationeはソで終わり、ファからKyrieを始める。
・グレゴリオ聖歌の奉納唱Jubilate DeoからパレストリーナのJubilate Deoに入るつなぎの練習。グレゴリオ聖歌の最後Deusがファで終わり、ラをミとしてパレストリーナのJubilateを始める。

配布プリント
・発表会の曲順(改訂版)

(N.I.)
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by fonsfloris-k | 2012-10-27 10:00 | 講座レポート
9月29日 ルネサンス音楽入門(関西)
於母の家ベテル
受講:22名(S9、A7、T2、B4)

内容
<1>Palestrina, "Jubilate Deo"
・コワイヤブックで歌う練習。手持ちの楽譜を見ない。
・ポリフォニーを歌う時の注意:周りの音をよく聴く。特に、通模倣様式(通して模倣していく)なので、どのようなテーマが各パートでどのように模倣されていくか、に注意する。
・JubilateのJu-は鋭い「イ」から勢いよく深い「ウ」に変えるように発音する。
・3枚目、Quintusの練習番号4の音はBrevisではなくてLonga。
・3枚目、練習番号5番のQuia Dominusのところ、Quintus、Tenor、Bassusでフォーブルドンになっているのを感じる。
・4枚目、練習番号6番のQuia Dominusのところは、Cantus、Altus、Quintusでフォーブルドンになっている。
<2>Palestrina, Missa Aeterna Christi munera, KyrieとGloria
・コワイヤブックで通してみる。
・あと1回練習がありますので、特にGloriaの歌詞の意味をきちんとわかって歌えるように、さらっておきましょう。
<3>発表会の曲順について説明(この日配布したプリントに訂正が入っています)
R1(ルネサンス音楽入門)、G(グレゴリオ聖歌)、R2(ルネサンスのモテットを歌う)、Ens(アンサンブル・クラス)
1. Introitus: Vultum tuum, Gregorian chant :G
2. Kyrie - Palestrina, Missa Aeterna Christi munera:R1
3. Gloria - Palestrina, Missa Aeterna Christi munera:R1
4. Graduale: Diffusa est gratia, Gregorian chant:Ens
5. Alleluia: Specie tua, Gregorian chant :Ens
6. Credo - Johannes Ockeghem, Missa Caput :Ens
休憩
7. Offertorium: Jubilate Deo omnis terra, Gregorian chant:G
8. Palestrina, "Jubilate Deo omnis terra" :R1
9. Sanctus - Johannes Ockeghem, Missa Caput:Ens
10. Agnus Dei - Johannes Ockeghem, Missa Caput:Ens
11. Communio: Beata viscera, Gregorian chant:Ens
12. Josquin des Prez, "Praeter rerum seriem": R2

配布プリント
・発表会の曲順

(N.I.)
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by fonsfloris-k | 2012-09-29 13:30 | 講座レポート
7月28日ルネサンスのモテットを歌う(関西)
於母の家ベテル
受講:17名(S5、A5、T4、B3)

内容
<1>Josquin, Praeter rerum seriem Prima pars(1枚目と2枚目)
・コワイヤブックでi-wiで歌う。「短いー長い」の組み合わせでwi-と歌う。「長い方の音でwi-と言わない」ことが重要。
・小さいまとまりでグレゴリオ聖歌のネウマのようにとらえる。
・パレストリーナ(ファを高くミを低くする)とは違い、ミファ(半音)を狭く。ミを高く。
・TenorやSuperiusの定旋律で音が変わる時には他のパートで何かが起こる時。それを導き出すように歌う。
・音・音・音と思わない。音「から音」、音「から音」、が大事。
・歌詞で歌う。
・歌詞でparit Deum hominemのDeumとhominemの間にetが入っているのは間違い。etは取る。
・母音を響かせる場所に気をつける。奥にこもったり、開きすぎたりしない。
・Tenorの練習番号1のpraeter rerum seriemの歌詞の付け方変更。
・TenorとSuperiusのnec prolis originemの-gi-の音に♯をつける。
<2>Josquin, Praeter rerum seriem Secunda pars(3枚目と4枚目)
・コワイヤブックでi-wiで歌う。
・Contra 2とBassus 2 のVirtus sancti spiritusのspiritusのsemiminimaに♯。
・Superiusの3つめのoperaturの-ra-に♯。
・SuperiusのInitus et exitusのexitusの後半のsemiminimaに♯。
・SuperiusのMater aveの最後のaveに♯。


(N.I.)
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by fonsfloris-k | 2012-07-28 15:50 | 講座レポート
7月28日 ルネサンス音楽入門(関西)
於母の家ベテル
受講:21名(S6、A8、T3、B4)

内容
<1>Palestrina, Missa Aeterna Christi munera, Kyrie
・コワイヤブックで歌う練習。手持ちの楽譜を見ない。
・響きを前に集めて。奥にこもらせない。
・2つのパートで平行三度で動くようなところでどちらかが強かったり弱かったりしないで音色を合わせる。
・つねに5度とオクターブの音程に気をつける。
・Cantusのラやレが低くなりやすいのに気をつける。
・小さいフレーズでグレゴリオ聖歌のネウマのように感じる。
<1>Palestrina, Missa Aeterna Christi munera, Gloria
・コワイヤブックでmamama.....で。

(N.I.)
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by fonsfloris-k | 2012-07-28 13:30 | 講座レポート
6月23日 ルネサンス音楽入門(関西)
於母の家ベテル
受講:22名(S8、A8、T2、B4)

内容
<1>Palestrina, "Jubilate Deo"
・短三度上げで歌う→全音上げで歌う、に修正。
・音域は、左上:ソプラノ、右上:メゾソプラノ、左中と左下:アルト&テノール、右下:バス
・パート名は、左上Cantus、右上Altus、左中Quintus(5声目という意味)、左下Tenor、右下Bassus。
・8つの教会旋法のうち第3旋法。ソルミゼーションで「ミファソレ(ラ)ミ(シ)レ(ラ)ソファミ」と歌って旋法を感じてみる。
・歌詞をつける。
Jubilate Deo
・細かい音の終わった次の長い音で音節を変えないという慣習がある。たとえば、Cantusの練習番号1の最初の音(semiminimaが4つ続いた後のbrevis)に-nisは来ない。
・ファ(♭のついた音もファ)はつねに高めに。
・JubilateのJu-の[u]の母音は素早く、深く、唇を突き出して。母音が何となく遅れて出たり浅い音にならないように。
・言葉の抑揚が音で表現されているのを感じる。たとえば、omnisの-nisから次のterraのte-に行くところははっきりと、盛り上がって。
・Tenorが最初にJubilateと入るところ、他のパートがお膳立てをしたところに主役として最後に登場する、素晴らしい瞬間。何となく入らない。
Servite Domino
・Cantusの2枚目2段目laetitiaの-ti-にあたる音はmusica ficta。
・Cantusの練習番号3の1つ前の音はmusica ficta。
・Quintusの2枚目2段目真ん中laetitiaの-ti-にあたる音はmusica ficta。このlatitiaと次のinの間はつなげて盛り上げる。
・Tenorの練習番号2の1つ前の音はmusica ficta。
・Tenorの練習番号3の少し前の付点のような点はゴミ。
・Tenorの2枚目練習番号3のligatura(左上に棒はsemi・semi)の2つめの音(黒いsemibrevis)と次の黒いminimaは、color minorと呼ばれるもので、結果的に付点付きminimaとsemiminimaという音価の組み合わせになる。
・イタリア語的なアーティキュレーションでは、Dominoのinのように母音と母音の間ではアーティキュレーションしない(言い直さない)。
Intrate in conspectu ejus
・Quintusの2枚目の3段目のejusの-jusは最後の音でいう。
・Altusの3枚目の1段目のfusaの音は2つともmusica ficta。1段目最後のminimaもmusica ficta。
・Quintusの3枚目の1段目の後ろの方のexultationeの-ul-の音はmusica ficta。
・Quintusの練習番号4の最初の音はbrevisではなくてlonga。
・Tenorの3枚目の1段目の最初の休符はsemiminima休符(ひげがついている)。
・Tenorの3枚目の2段目の真ん中より少し後のシ(ミ)の音はmusica ficta(♭をつけてファにする)。
・Bassusの3枚目のexultationeのスペルが間違っているので直しておく。
Quia Dominus ipse est Deus
・quia Dominus ipse est DeusのestとDeusの[t]と[d]はくっつく(両方の子音を言わない)。
・Altusの4枚目の1段目の最初のDeusのDe-の音はmusica ficta。
・Quintusの4枚目の1段目のestの音はmusica ficta。
・練習番号5の最初のところ、Quintus、Tenor、Bassusでフォーブルドンfauxbourdonになっている。フォーブドンとは上から4度、6度の平行和音。グレゴリオ聖歌に即興的に和声をつける方法の一つ。

(N.I.)
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by fonsfloris-k | 2012-06-23 10:00 | 講座レポート
5月26日 ルネサンスのモテットを歌う(関西)
15:50-17:50 於母の家ベテル
受講:19名(S7、A5、T4、B3)

内容
<1>Josquin, Praeter rerum seriem 1枚目
・i-wiで歌う。「短いー長い」の組み合わせでwi-と歌う。「長い方の音でwi-と言わない」ことが重要。たとえば、Bassusの出だしの最初の長い音はi-、2番目の短い音と3番目の長い音でwi-。
・TenorやSuperiusの定旋律で音が変わる時には他のパートで何かが起こる時。それを導き出すように歌う。
・Superiusの1段目、seriemのse-の音(ラ)にsignumをつけ、そこで何が起こるかを感じて知っておく。
・リガトゥーラはグレゴリオ聖歌のネウマの流れ、一つの音の流れと感じて歌う。
・コワイヤブックでi-wiで歌う。
・動いているパートはリズムを正確に。長い音を歌っているパートは変わるところをはっきりと。
・5度の音程に常に気をつける。
・ミファ(半音)を狭く。ミを高く。
<2>Josquin, Praeter rerum seriem 2枚目
・i-wiで歌う。
・2枚目は定旋律の音価が半分になっている。その違いを他のパートも感じる。
・コワイヤブックでi-wiで歌う。
・Superiusが定旋律を始める2箇所(練習番号4の途中と練習番号5の途中)にsignum congruentiae(合流記号)をつける。
・コワイヤブックで1枚目と2枚目を通す。i-wiで。

(N.I.)
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by fonsfloris-k | 2012-05-26 15:50 | 講座レポート
5月26日 ルネサンス音楽入門(関西)
13:30-14:30 於母の家ベテル
受講:22名(S8、A8、T3、B3)

内容
<1>Palestrina, Missa Aeterna Christi munera, Kyrie(1枚目と2枚目途中まで)
・Cantus1段目、2段目ともに、eleysonの-ley-のところに感動、盛り上がりがある。どのパートもそのような箇所を感じながら歌う。
・各パートが旋律を模倣していくところは、同じように揃える。
・Altusのラの音が低くなりやすいので気をつける。後ろにこもらせない。前の方で鳴らす。
・子音を鳴らすタイミングをあいまいにしないように。子音が大聖堂の壁に当たって返ってくるようなつもりで。
・5度の音程を常に意識する。
<2>Palestrina, Missa Aeterna Christi munera, Gloria(2枚目途中から3枚目の練習番号3: Qui tollis...の前まで)
・歌詞をつけて歌ってみる。

*発表会はミサ形式。KyrieとGloriaはこのパレストリーナで歌うことにしましょう(できなかったら、グレゴリオ聖歌で)。ちなみに、Credo、Sanctus、Agnus Deiはアンサンブルクラスがオケゲムで歌います。

配布プリント
・歌詞対訳 1枚(2ページ)

(N.I.)
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by fonsfloris-k | 2012-05-26 13:30 | 講座レポート
4月28日 ルネサンス音楽入門(関西)
於母の家ベテル
受講:22名(S8、A7、T3、B4)

内容
<1> 白色計量記譜法の復習
・音符の名前:longa, brevis, semibrevis, minima。
・メンスーラ:tempus perfectumとtempus imperfectum。

<2>Palestrina, Missa Aeterna Christi munera, Kyrie(1枚目と2枚目途中まで)
・発表会ではモテット2曲、Jubilate DeoとSuper flumina Babylonisの方を歌いますが、楽譜が見にくいので、まずこのミサの楽譜で譜の読み方の練習をします。
・この曲のメンスーラ(縦棒線の入ったCのような記号)はtempus perfectum diminutum。
・mamama...で各パートを譜読み。
・Cantus最初の休符3つはBrevis休符、Semibrevis休符、Minima休符。
・Cantus2段目最後の方のligaturaは「左上に棒はsemi・semi」と覚えましょう。
・Cantus5段目最後から2番目の音符は(おそらく)半音上げて歌う。このようなことをmusica fictaという。「ファをミにする」(=現代的には「♯をつける」あるいは「♮にする」)。カデンツを作るため、三全音を避けるため。おそらく、というのは、他のパートと合わせてみないとわからないから。
・Altus4段目真ん中より少し後の-sonの前の音もmusica ficta。
・Bassus最初の休符3つはLonga休符、Longa休符、Brevis休符。
・mamama...で全パートであわせてみる。
・Altus2段目最後とTenor3段目最後のeleysonの-ley-にあたるファの音は最後の盛り上がりに効果的な音なので大きめに。
・Altus5段目最後から2番目の音とBassus4段目最後から2番目の音がオクターブになるのをよく聴いて合わせる。
・1枚目は各パートが同じ旋律を模倣していく形式。2枚目のKyrieはCantus最初とTenor最後の旋律に対し、対旋律が展開する形式。
・Altusのラの音が低くなりやすいので気をつける。

<3>Palestrina, Missa Aeterna Christi munera, Gloria(2枚目途中から3枚目の練習番号3: Qui tollis...の前まで)
・mamama....で譜読み。
・bonaeがboneと表記されるなど、この時代のラテン語綴りの表記方法があるので注意。ちなみに、このミサ曲のタイトルのAeternaもEternaと表記されている。
・各段の最後やページをめくる直前に記された記号はcustosといい、次の音を示している。したがって、ページをめくる時もあわてなくていいようになっている。
・Altusの2枚目から3枚目のめくりの場所は本当は付点のところなのにずれている(Altusだけめくりの場所が若干違う)ので注意。
・Kyrieと違って和声的な部分も増えている。

<4>Palestrina, "Jubilate Deo" 1枚目と2枚目の練習番号3まで。
・短三度上げで歌います。
・音域は、左上:ソプラノ、右上:メゾソプラノ、左中と左下:アルト&テノール、右下:バス
・パート名は、左上Cantus、右上Altus、左中Quintus(5声目という意味)、左下Tenor、右下Bassus。
・左下がTenorといえるのはCantusと同じ旋律で他のパートは逆行形だから。
・とりあえず、ソプラノはCantusとAltus両方、アルトはQuintusとTenorの両方、テノールもQuintusとTenorの両方を歌えるようにしておく。
・メンスーラはtempus imperfectum diminutum。
・mamama...で譜読み。
・Bassusの2段目最初にBrevis休符がぬけているので追加する。したがって、2段目最初の休符はBrevis休符とMinima休符となる。
・Cantusの2枚目2段目最後の方のligatura(左上に棒はsemi・semi)の2つめの音(黒いsemibrevis)と次の黒いminimaは、color minorと呼ばれるもので、結果的に付点付きminimaとsemiminimaという音価の組み合わせになる。
・Cantusの練習番号3の1つ前の音はmusica ficta。
・Tenorの練習番号2の1つ前の音はmusica ficta。
・Quintusの2枚目2段目真ん中laetitiaの-aにあたる音はmusica ficta。

*次回は続きをやりましょう。

(N.I.)
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by fonsfloris-k | 2012-04-28 10:00 | 講座レポート
3月24日 ルネサンスのモテットを歌う(関西)
於母の家ベテル
受講:23名(S9、A7、T4、B3)

内容
<1>Josquin, Praeter rerum seriem
・クリスマスのモテット。
・左上がソプラノ、右上がアルト1、右中がアルト2、左中がテノール、左下がバス1、右下がバス2。
・短三度上げ。
・このmensura(O2)は、tempusはimperfectumだけれど(brevisはsemibrevis 2つ分)、longaはbrevis 3つ分。longa休符がbrevis 3つ分になっているのでわかる。ただし、この曲に出てくるlongaはほとんど不完全化されてbrevis 2つ分(4拍)となっている。
・フランドル楽派ではファは低めに、ミは高めに。ミファは狭く。ビクトリアやフランス・バロックで純正な長三度を作るためにミを低くしたのとは逆で、純正な五度が中心となる。ただし、フランドル楽派でも長三度の和音が長く続くような時には三度を純正にすることもある。
・アルト1の練習番号4の直前のlongaについている点は付点ではなくて、分割点 punctum divisionis、あるいは完全点 punctum perfectionisという。
・ソプラノの練習番号3の直前のbrevis休符は不要(練習番号2の前のlongaは6拍)。
・1枚目をmamama....で譜読み。

<2>Josquin, Inviolata, integra et casta es Maria
・左上がソプラノ1、左下がテノールとソプラノ2のカノン、右上がアルト、右下がバス。
・ソプラノ2はテノールのパートのsignum congruentiaeのところでテノールの五度上で入る。
・短三度上げ。
・1枚目をmamama....でコワイヤブックで歌う。
・カノンの2パート用にコワイヤブックをもう1冊作る。

<3>Josquin, Praeter rerum seriem(再度)
・1枚目をmamama....でコワイヤブックで歌う。
・ソプラノとテノール用にコワイヤブックをもう1冊作る。

(N.I.)
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by fonsfloris-k | 2012-03-24 15:50 | 講座レポート
3月24日 ルネサンス音楽入門(関西)
受講:27名(S11、A9、T3、B4)

内容
<1> フォンス・フローリス古楽院で学ぶこと
・古い音楽の持つ深い霊性と高貴な精神性を、特に声と声のアンサンブルで響きを共有しながら学ぶ。
・共同体の中で歌うことが音楽であった、そのことをアンサンブルしながら体験するためにもコワイヤブックを囲んで歌う。
・古い楽譜を読むことは本質にたどるための道順。

<2> 白色計量記譜法
・現代の楽譜では読み取れない概念はあるものの、グレゴリオ聖歌のネウマ譜(最古のものはおそらく9世紀末)から計量記譜法を経て現代の楽譜まで同じ発展上にある。
・もとは楽譜はなく、歌は覚えていた→覚え書きとしてネウマを記すようになった→音の高さや長さも書き記すようになった→楽譜を「見て」歌う時代になった、という歴史。
・最初のポリフォニーであるオルガヌムのまとまったレパートリーが楽譜として定着してのが12世紀。それ以前に何らかのポリフォニーは存在していたことが理論書などから伺える。盛んに行われたのはパリ。グレゴリオ聖歌に対旋律をつけることから始まる。
・グレゴリオ聖歌とは違い、音符と音符の間に数比関係がある(計量できる)ので、計量記譜法というが、もとはグレゴリオ聖歌の音符を利用している。
・基本の音符はlonga(長い)とbrevis(短い)。semibrevis(さらに短い)。その後、minima(最小)ができ、さらにsemiminima、fusaと小さい音価の音符ができていった。
・となりあう音価は現代のように2対1だけではなく、特に古い時代にはいろいろあったが、だんだん3対1(完全)と2対1(不完全)に統一された。
・15世紀に黒色計量記譜法が白色計量記譜法に。フランドル楽派。ルネサンス音楽の始まりとされる。
・小節線はない。そのような概念が始まるのはバロック時代。バロック音楽の最大の特徴(ルネサンス音楽にはなかったもの)は通奏低音。旋律と低音とそれをうめる和音。
・パレストリーナは計量記譜の最後の時代。
・もとはlongaが基本であったが、ルネサンス時代はだいたいbrevisが現代の一小節分(semibrevisが一拍分)、16世紀後半になるとsemibrevisが現代の一小節分(minimaが一拍分)くらいになった。ただし、あくまでも現代のような小節や拍の概念はまだない。mensuraとは、何拍子かではなく、何分割かという概念。
・brevisとsemibrevisの間の関係をtempusといい、この関係が3対1の場合を完全テンプスtempus perfectum、2対1の場合を不完全テンプスtempus imperfectumという。

<3>Palestrina, Missa Aeterna Christi munera, Kyrie
・これは印刷譜。1501年に楽譜の大革命が起こる。ヴェネツィアのペトルッチによる印刷譜の出現。その後、ヨーロッパ各地で続々印刷譜が作成される。他の2曲は手書きの楽譜。
・スラーのように見えるものは元の楽譜には存在しないもので、スラーではない。歌詞の音節の区切りの提案を後から記したものにすぎない。まだ解釈の余地があるので、変わることもある。
・ligatura(連結譜)の説明。グレゴリオ聖歌のネウマから発展した歴史(白色計量記譜法P.1~2参照)。基本形はB(brevis)L (longa)、つまり「短い・長い」。様々な形とその覚え方の目安がありますが、パレストリーナの時代にも残っていてよく出てくる「左上に棒はsemi/semi」だけは覚えましょう。
・ mamama…..で第1キリエを譜読み。
・ Cantusの2段目の最後あたりのligaturaは「左上に棒はsemi/semi」。

*次回はMissaのKyrieの続きを歌いますので譜読みしてきてください。発表会では基本的にSuper flumina BabylonisとJubilate Deoを歌う予定です。

配布プリント
・Palestrina, Missa Aeterna Christi munera, Kyrie&Gloria 3枚
・Palestrina, Super flumina Babylonis 4枚
・Palestrina, Jubilate Deo 4枚
・「白色計量記譜法」3枚(新規の方のみ)

(N.I.)
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by fonsfloris-k | 2012-03-24 13:30 | 講座レポート