タグ:中世の音楽を歌う/東京 ( 12 ) タグの人気記事
5月21日 中世の音楽 トロープスとオルガヌムを歌う(東京)

5/21 14時から祐天寺で安邨先生指導のもと、中世の音楽講座の第2回目が行われました。今週は、先週の第四ミサのキリエの復習とAd organum faciendumについて、女声がオルガヌム声部,男声が定旋律に分かれて歌いました。

 Ad organum faciendumはオルガヌム声部を作るための教則本のようなもので、その中にCunctipotens genitor Deus旋律 1音に対して1音ずつ、1・4・5・8の協和音程のみ(一音だけ3度が登場する)のオルガヌム声部が付けられている例が登場する。(本文の内容の大半は規則と短いフレーズの例が中心で、1曲のメロディー全てにオルガヌム声部が付いているものは2曲のみ。写本ではテキストの上に文字譜で音が書かれている。)


☆前回の復習:旋法についてフィナリス(終止音)とドミナントが大事な音。

☆聴くことと歌うことのバランスをとる。

自分の中に響く音よりも外の音を聴くようにすると周りの人の音が聴こえるようになり、音程が合ってくる。

☆調子にのって声を出しているとどんどん音程が高くなるので、音が降り注ぐイメージを持つ。

☆ソルミゼーションの最高音であるlaに当たる音から始まる時、天上に近いイメージで。

☆声帯で音がなっているイメージ。

☆口をすぼめ気味にして、はっきりと発音すること。

☆下のパートの上に乗るイメージ。お互いに聴きあうこと。


【次回までの宿題】

次回はコンポステラの写本を見て行きます。今日歌ったオルガヌム声部と第四ミサのキリエを復習しておいてください。(H.I)



[PR]
by fonsfloris-k | 2017-05-21 14:00 | 講座レポート
4月23日 中世の音楽「トロープスとオルガヌムを歌う」第一回目(東京)

4/23 日曜日 14:00-17:00 安邨尚美先生指導の下、中世の音楽クラスの

今年度第一回目がフォンスフローリス古楽院にて行われました。

取り上げるのは、第四ミサ・使徒の祝祭日(Missa cunctipotens genitor deus)

のキリエです。今回は言い換えのトロープスがどのようなものか、

また5度と4度の厳格な平行オルガヌムを、

音が混じりあうのを耳で確認しながら歌いました。


☆中世の歌は耳から覚えるのが基本で楽譜ありきではないので体で感じよう。


☆パラフレーズとは言い換えたり、注釈したり、ある種の装飾とも言える。


☆宗教音楽はグレゴリオ聖歌が根底にある。

トロープスはそれにテキストを付け加えていったもの。

例えばメリスマ部分の各音に対し詞句を一音節ずつあてはめたりする。

またそのテキストの意味も、本来の聖歌の言葉をパラフレーズしている。


☆トロープスの最初のテキストであるcunctipotens genitor deusが、キリエ4番の代名詞、

さらに第4ミサ(使徒の祝祭日のミサ)全体の代名詞になっている。

(ただし、中世の時代には第4ミサという明確な名前やセットは存在していない。

これらは近代になってから整備されつけられたもの。)


☆教会の空間を、単音の響きで満たすとそこには倍音がすでに含まれている。

その響きのイメージを大切に、音を聴き、歌っていきましょう。(H.I)


[PR]
by fonsfloris-k | 2017-04-23 14:00 | 講座レポート
4月19日中世の音楽を歌う(東京)
中世の音楽はローマ帝国の崩壊からを始まりとするならば5c~14cまでの約1000年もの間の音楽をざっくりと指すことになる。
この間、全く似たような音楽が歌われていたとは考え難い。
画期的な出来事ととなったのは11cになって単旋律ではなく2声や3声で歌われたことだ。
その後14cに記譜法の基礎を書いた「アルス・ノヴァ」が記されそれまで曖昧であった音価の関係が3分割・2分割に基づくものとなり、元にあるグレゴリオ聖歌にリズムパターンを合わせていった。

マショーも14cの作曲家である。
今日はLa Messe de Notre Dame のKyrieの冒頭を歌った。
グレゴリオ聖歌の旋律に基づくTenor、そのTenorを補うパートであるContratenor、そして Motetus、Triplumの4パートで歌われる。
グレゴリオ聖歌の第1Kyrie の28コの音にリズムパターン(talea)を当てはめて歌ってみた。そのようにして Tenorは isorhythmでできており、4音と休符からなる taleaが7回繰り返される。Tenorだけでなく全部のパートがほぼ isorhythm で作られているので、pan-isorhythmと言える。
ムジカフィクタの♯、♭の音程に気をつけて歌いたい。♯は高めに(かたい)。♭は低めに(やわらかい)。

次回は Christe, 第2,第3キリエも歌えるように楽譜を譜読みをしておきましょう。
記譜については資料参照。2年目にしてようやくわかったこともありました。
今年度の目標は予習復習をきちんとする。

☆安邨先生のフォローアップ講座受講予定
 5月31日(土)13時~15時(古楽院にて)

(MA)
f0201614_1121994.jpg

[PR]
by fonsfloris-k | 2014-04-19 10:00 | 講座レポート
11月9日 中世の音楽を歌う(東京)
出席者 S2、A1、T3、B2

大判の楽譜を使って、SanctusからAgnus Dei、Ite Missa Estまで順番に
練習しました。

中世の音律を意識する。
他のパートを良く聴いて、音の隔たりの距離感を感じる事が大事。
五度の和音は完全にぴったり合わせる。
長三度は平均律よりもっと高い。(不協和音のように感じるくらい)
短三度は、調和するポイントが2つあるが、低い方にはめるように。
ミーファの間隔はとても狭い。(ミを高めに)
導音のミが出てきたら、ファに向かって引っ張られるようなテンションを
常に意識する。
駱駝が針の穴を通り抜けるような、、??
旋律を歌う場合、すべての音を均等に歌おうとしないこと。
躍動する旋律の動きの起点となる音はどれなのかを意識して、次の動き
に繋がって行くように歌う。
ミニマ→セミ・ブレヴィス→ミニマのような組み合わせで動くような
ところは、後ろのミニマが明瞭に、はっきり動きが判るように歌い、
滑らかに繋げようとしないこと。
他のパートの動きを良く聴いて、動きがきっちり噛み合うように注意する。
長く伸ばしている音も、他のパートの動きを展開を意識するようにして、
漫然と硬直したように伸ばさないこと。

2時間ほど歌っているうちに徐々に感覚を共有して、中世らしい良い響きに
なってきたように思います。

(MO)
[PR]
by fonsfloris-k | 2013-11-09 15:30 | 講座レポート
10月12日中世の音楽を歌う(東京)
Sanctusから、下の2声、上の2声、あるいは1声ずつと丁寧に復習。
他のパートをじっくり聞くことは、自分のパートを歌うのにたいへん
大きな意味を持つことを実感した。

留意点
・がんばりすぎない、力を入れない、お腹や喉で押さない。
・最初の音を出すとき、ほわっと何かを釣り上げる感じで。
・響きを聞きあって合わせる。
・時間の流れに沿ってすべての音がつながっている
 (終わりは始まり、始まりは終わり)。
・各パートが支えあうこと。互いに引き立てあっている。
・導音的な「ミ」のもつ意味をしっかり意識して歌う。
 (次の「ファ」をすでにしっかりと感じていること。)

"Sanctus" にかなりの時間をかけたが、休憩後、"Agnus Dei"、
"Ite missa est" と続けていく中で、中世らしい響き、音の運び方、
互いに聞きあうことなどが少しずつ体得できてきたように思えた。

※本日は花井哲郎先生がお休みで、安邨尚美先生のご指導でした。

(YH)
[PR]
by fonsfloris-k | 2013-10-12 15:30 | 講座レポート
9月14日 中世の音楽を歌う(東京)
1) Ite missa の練習

 ・実際は、最初に先唱者がグレゴリオ聖歌“Ite missa est”を歌い、
  続いて合唱が Deo gratias を歌う。
 ・テノールの旋律はグレゴリオ聖歌“Ite missa est”の旋律に基いて
  おり、リズムにおいては、練習番号2は冒頭部、練習番号3は1の部分
  のリズムパターンに対応している。
 ・練習ではまずテノールの箇所を、全員でグレゴリオ聖歌風に歌い、
  次に楽譜通りに、テノール・コントラテノール・モテトゥス・トリプルム
  の順に音を確認し、最後に全パートで合わせた。

 (留意事項)
  gratias の発音は“グラスィアス”
  Deo の“e”の響きをそろえる。鼻に響かせ横に広げる感じ。

 (修正箇所)
  トリプルムパートの2行目、後ろから6個目の音の♭はなし。

2) 残りの時間で、Agnus Dei、Sanctus の順に通す。

 ・ミの音は特別なものを歌うつもりで。

 (修正箇所)
  6ページの第2Agnus Dei の、テノールの1行目の最後の音の歌詞付け。
  当初 nobis の no を付けるように修正したが、修正前に戻す。
  つまり miserere の最後の e をそのまま伸ばし、nobis の no は
  2行目から。

(YK)
[PR]
by fonsfloris-k | 2013-09-14 15:30 | 講座レポート
8月10日 中世の音楽を歌う(東京)
第1~第3 Agnus Dei の練習
・グレゴリオ聖歌の Agnus Dei を歌う。
・テノールパートをグレゴリオ聖歌風に歌い、音の流れをつかむ。
・その後、各パートの読譜を確認し、全体を合わせる。
・留意点
  “ミ”を高く(“fa ”に引っ張られる“mi”)
  要所要所の5度を正しく響かせる意識が重要。
  * 響き具合を聴きながら確認しながら歌う。
  音の変わり目がクリアーに聞こえる歌い方をする。
  * 但し、腹筋を使ったアーティキュレーションをしない。

・最後に大型楽譜を使って歌う練習
 * triplum 第2 Agnus の歌詞の付け方に変更有り。
  次回再確認が必要

(MK)
[PR]
by fonsfloris-k | 2013-08-10 15:30 | 講座レポート
6月22日中世の音楽を歌う(東京)
出席:9名(S3、A2、T3、B1)

<内容>
1.Sanctus、Benedictus(復習)
・Triplum、細かい音で音楽の動きを作るため、はっきりと。
・純正5度の感覚を皆で共有する。
・ファ、ラの3度の感覚は、レに対して純正5度。
・ミ・ファは、ファに向かう意識をもって歌う。(14世紀の音楽の1つの柱)
・最後に大きな楽譜を囲んで初めて歌った。

2.AgnusDei
・元の聖歌の旋律を確認。
・AgnusDei1:Motetusの練習番号3付近のbrevis plicaはなし。
・AgnusDei2:Triplumの練習番号1付近のbrevis plicaはなし。

<復習>
AgnusDeiを復習してくること。

(KM)
[PR]
by fonsfloris-k | 2013-06-22 15:30 | 講座レポート
6月30日 中世の音楽を歌う(東京)
(出席:8名)

マショーのモテット、Felix virgo 。
各パートで歌詞が異なるためそれぞれにつき、まず始めに、歌詞を朗読
(韻律については前回レポートの通り)。

次にそれを楽譜に従ってリズム読み。
しかるのちに全員で音程付けて歌う。フランドルと同様、「ウィ~」の
ニュアンスを忘れずに。
テノールセクゥンドゥスのみ歌詞がないため、[i]による。

次にテノール2声で合わせ、リズム、テンポリレーション確認。
その後、トリプルム、モテトゥス合わせ。
最後にテュッティ。以上それぞれ適宜部分練習したのち全曲通した(通った♪)。

次回からトゥルネィのミサにかかります。
事前の自主練習を2回設定しました。
7月21日(土)13時~15時、 8月12日(日)11時半~13時半
両日とも会場は古楽院です。
都合のつく方は是非御参加下さい、とのこと。

(YI)
[PR]
by fonsfloris-k | 2012-06-30 15:30 | 講座レポート
6月16日 中世の音楽を歌(東京)
(出席:8名 / 欠席:5名)

マショーのモテットを練習

・それぞれのパートを再確認しながら歌詞なしで歌ってみる。
トリプルムとモテートゥスを合わせ、その後にテノールとコントラテノールを合わせてみる。
特に、テノールとコントラテノールはメンスーラが途中異なるので、お互い1,2,3とか、
1,2と言いながら合わせてみる。
(6拍目にお互い1になりあう)
※コロールは赤で塗っておくように。

・ひとしきり音を取りながら練習した後、歌詞を読んでみる
トリプルムとモテートゥスの歌詞が違うのはすでにお話をいただいているが、
どちらの歌詞も語尾が韻を踏んでいることに注目。
例;トリプルム
-isti -isti -isti -ima
-isti -isti -isti -ima
-ima-ima -ima -mur
-ima-ima -ima -mur etc..
例;モテートゥス
-trix -trix -aris
-trix -trix -aris
-aris -aris -iter
-aris -aris -iter etc...

次回まで歌詞をよく読んでおいてください。

・テノールパート
Bの二重線前のリガトゥーラの”ソ”の音に♯
最後の二重線の前のリガトゥーラの”ソ”にも♯

・コントラテノールの訂正箇所
A2’部分直前のコロールリガトゥーラの最初の棒は間違いでなしにする。
(solfaと書いてある部分)

(RK)
[PR]
by fonsfloris-k | 2012-06-16 13:30 | 講座レポート