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9月9日 ルネサンス音楽入門(東京)
9/9 13時30~
祐天寺にあるフォンスフローリス古楽院にて花井先生のご指導のもと、
ハインリヒ・イザークのProphetarum maximeをクワイヤブックをみんなで
見ながら225ページまでを歌いました。


☆言葉の話し方と歌い方はリンクしていて、
後ろの方に広がりが来るように、最初にアクセントがこないように歌う。

☆和音の構成要素としての響きを保持する。
自分の音に固執しないで、他のパートとの相対的な音程を大事にする。

☆拍の表のパートは裏拍から出て来るパートのために、合図をするイメージ。
裏拍から出る人はよくその合図を聞こう。

☆母音を口を開けすぎないほうが、音の成分のコントロールはしやすい。

☆短いフレーズを組み立てて、大きいフレーズを作っていく。言葉の流れに従う。

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by fonsfloris-k | 2017-09-09 13:30 | 講座レポート
6月3日 ルネサンス音楽入門(東京)

6/3祐天寺のフォンスフローリス古楽院にて櫻井先生の指導のもと、

ルネサンス音楽入門講座の第3回目が行われました。

前半はイザークのProphetariummaxime222ページまで歌詞を当てて歌い、後半は223ページの音取りまで歌いました。

この時代の楽譜には歌詞が厳密に音符の下には記載されていないのでどの音符でどの歌詞を歌うかは奏者の裁量に任される部分が多い。

省略形で書いてある歌詞がunなのかumなのかについては、単語を知らないと判断できない。

demonstrastiで一語。

拍をカウントするのはいいが、体で刻むと声に出てしまうので、体で刻まない。

salutastiのメリスマ部分は後に向かって膨らんで最後収まるように歌う。

スーっと息が続くように旋律の流れを分断しないように。

イーとかエーとかの母音を歌う際、顎の開きが狭くならないように。

落ちた時はカデンツァを探して復帰するといい。

ファを低くとるとより柔らかくなり、ミを高くとるとより固さがます。

次回は三分割リズムが始まるところまでやる予定です。(H.I)


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by fonsfloris-k | 2017-06-03 13:30 | 講座レポート
5月6日 ルネサンス音楽入門(東京)
2017/5/6 13:30
祐天寺のフォンスフローリス古楽院にて
ルネサンス音楽入門講座の第二回目が櫻井先生のご指導のもと
行われました。

イザークのProphetarum maxime
の221ページまでラテン語の歌詞を当てました。

☆休符について、セミブレヴィスとミニマに当たる休符は
モダン譜の全休符と二分休符の黒い面積が線になったものと思うと覚えやすい。

☆パートによって難しさが異なり、コントラテノールはテノールの間を埋めるように装飾的であり難しい。

☆楽譜の端を同時に眺めることで大局観を持つと、他のパートも聞こえるはず。
拍を数えるというよりかは、他のパートを聞いて歌うこと。

原典の計量譜には歌詞が一部特殊な書き方になっているので注意。(H.I.)

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by fonsfloris-k | 2017-05-06 13:30 | 講座レポート
4月8日 ルネサンス音楽入門(東京)
【ルネサンス音楽入門】
4/8 13:30-16:00
祐天寺のフォンスフローリス古楽院にて
ルネサンス音楽入門講座第1回目が花井哲郎先生の指導のもと行われました。


☆17世紀以降と16世紀までと記譜の仕方が全く異なる(16世紀までは小節線がない、
各パートが別々に書かれている、
四分音符基本ではない、
リガトゥラなど今の楽譜と大きく異なる)

☆ムジカ・フィクタについて
→当時の人は歌いながら判断して半音上げ下げするほど即興の技術がある。

☆ハインリッヒ・イザークのProphetarum maximeを歌いました。
歌詞は当てず、まず各パート音程のみで歌うところまで。

☆フォーブルドン:最上声との関係で平行4度、6度で推移する即興和声の書法。


(ひとこと)
まずは第1回目お疲れ様でした!
皆様、春期集中講座の内容を忘れていませんでしたでしょうか(私はつい3週間前の内容かなり忘れてることに愕然としています…とほほ)
2/12の発表会は忘れずに予定を空けておいてくださいね。(H.I)


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by fonsfloris-k | 2017-04-08 13:30 | 講座レポート
3月20日 春期集中講座「初めてのルネサンス音楽」第2日目 (東京)
2017 3/20 14:00-17:00
春季集中講座「初めてのルネサンス音楽」第2日目

【総括】
イザーク「インスブルックよさようなら」
ビクトリア「聖週間の聖務日課」
について、作曲家のエピソードを交えつつの花井哲郎先生の指導で
4パートに分かれて歌いました。


【前半】
☆ハインリッヒ イザーク(1450年頃 - 1517年)
1年の主要な祝祭日について体系的に作曲した。
どれもそつがなくしっかりした作品。
(ハインリッヒ・イザークについては、
なんでも注文に応じてくれ、良い作品を作る良い職人といった感じ。
これに対してジョスカンは気乗りしたときしか仕事に応じないし、
給与も2倍必要とする。しかし人を感動させるような非常によい作品を残した。)

☆「インスブルックよさようなら」
・音部記号の箇所についている♭は、調号を示しているわけではなく、
 ここの音に"♭が付く可能性"があることを示している。
(これがビクトリアあたりになると、調号と同じ扱いになり、常に♭が付くことを示す。)
 "♭が付く可能性"→歌っていて響きがおかしくなりそうなところを、半音下げる事。
 これをムジカフィクタ(musica ficta)という。
Altusの1段目の後半にミの音の上にマークが付いているがこれは2度上であることを示す。
 作者自身による修正マークと思われる。
 音符の下についているときは下にずれることを示す。


~~休憩~~


【後半】
☆トマス・ルイス・デ・ビクトリア「聖週間の聖務日課」
 聖金曜日の朝課においては詩編3回、その後に朗読(預言者エレミヤの哀歌)
 →レスポンソリウムの組み合わせを3回行う。
 レスポンソリウムとは、その構成の中に反復パターンが存在するためにこう名付けられた。

 ・各パート譜の"Tacet"は休止
  例)"O Vos Omnes Tacet"→"O Vos Omnes"で歌いだす箇所については歌わない。
  "Ut Supra"→前出と同様に。
  例)"Si Est Dolor Ut Supra"→前述の"Si Est Dolor"の箇所をまた歌う。

・コロル
 もともと白い音符を黒くする(黒色計量記譜法の時代には赤く塗っているので、
 カラーcolorという意味で名付けられた)
 これにより、音価を2/3もしくは、一つ下の音価の付点とすることを示す。


【ひとこと】
ルネサンス音楽の白色計量譜に親しんだ二日間でした。
プロポルツィオやムジカフィクタについては今の感覚からすると
し難しいところですね。皆様二日間お疲れ様でした!(H.I.)

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by fonsfloris-k | 2017-03-20 14:00 | 講座レポート
3月19日 春期集中講座「初めてのルネサンス音楽」第1日目(東京)
3/19 14:00〜17:00
フォンスフローリス古楽院
春期集中講座「初めてのルネサンス音楽」

【総括】
・ルネサンス音楽の多声合唱について勉強する2日間のうちの第1日目が終わりました。
・花井先生によるルネサンス音楽のポリフォニーの成り立ちについて、また白色計量譜の読み方などのレクチャーの後、ビクトリアのポリフォニー作品を計量譜をみながら歌いました。


【前半】
☆パートの成り立ちについて
☆16世紀以前の音楽について
☆クワイヤブックについて
☆白色計量記譜法について
☆メンスーラについて
☆トマス・ルイス・デ・ビクトリア「主の受難の金曜日」を計量譜を見ながら歌おう


☆パートの成り立ちについて
・ルネサンス期は今日のSATBがかたまりつつある時代である。そもそもパートの名前はどのような役割かに由来する。
・例えば、テノールは保つ人とい意味。
ポリフォニーは元来グレゴリオ聖歌の定旋律に対旋律をつける中で発展してきた関係で、定旋律を保つのがテノールの役割であった。
・そのうちに上の声部が旋律を歌うようになりそれをカントゥス、テノールと同じ声域で対旋律を歌うのをコントラテノールと呼ぶようになる。
・15世紀にはミサ曲を一連の作品として作るようになる。この時4声めのバッススが生まれる。
(コントラテノールの高い方をコントラテノールアルトゥス→後のアルト
コントラテノールの低い方をコントラテノールバッスス→後のバッスス
と呼ぶようになった。)
・ポリフォニー声部数の主流は
14世紀→3声
15世紀→4声
16世紀→5声/4声
・音楽のメインストリームが15世紀はフランス・フランドルであるのに対し16世紀はイタリア、スペインとなり、声域の分業化が進み、パートがそれぞれの声域に特化していく。

☆16世紀以前の音楽について
・小節線がない。というのもテノールが横に流れていく音楽が元にあって、そこに即興的に乗りかかって響きを作るところからポリフォニーが興ったから。これはポリフォニーの始まりから、16世紀まで日常的に行われた。複雑なのものは書き留めるが、基本は即興であり、楽譜からアプローチする我々とは真逆の方向性である。
・即興する際に全くの自由だと加えづらいので、1つの音符に加えるのは2つか3つにしよう→フランス式の二分割、三分割リズムの記譜法が生き残る。
・それまで旋律の横の響きが重なったものと捉えられていたのが、1600年以降の音楽は通奏低音の登場で和音で縦の響きでとらえるようになる(→これは現代譜でもあまり困らない)しかし、それ以前の音楽では、現代譜に起こす時の音価の拡大縮小の倍率が校訂者によってまちまちなので当時の楽譜を読む方がよい。


☆クワイヤブックについて
1500年ごろ楽譜の印刷がされるようになったが、依然として筆写に頼る部分も多く、合唱隊においてはクワイヤブックを囲むことが多い。この歌い方は、指揮が見えないので必然的にみんなで聞き合いながら歌うし、すぐ変化に対応できるような歌い方になるはずである。ただもともと人に聴かせるものではないので、現代のコンサートには向かないかもしれない。

☆白色計量記譜法について
・15世紀にインクの節約等の理由で音符が白くなる。
・感覚的にはセミブレヴィスが四分音符に相当。音価の大小関係はマキシマ>ロンガ>ブレヴィス>セミブレヴィス>ミニマ>セミミニマ>フーサの順。
・リガトゥーラは2つ以上の音程の高低関係を示す。上行形、下降形で垂直線の場所が異なる。
・左上向きに棒があると、そのリガトゥーラの初めの2音は両方ともセミブレヴィスとなる。

☆メンスーラについて
・メンスーラとは二種の音符の数比関係について示す。
・○はテンプス(ブレヴィスとセミブレヴィスの関係)について完全分割(3分割)をしめし、cは不完全分割(2分割)を意味する。
・中心部の点の有無は、プロラツィオ(セミブレヴィスとミニマ)の関係を示し、有が完全、無しが不完全分割を意味する。
・4/4がcなのはここから由来している。2/2がcに縦線なのも同様。

☆この後、トマス・ルイス・デ・ビクトリア"主の受難の金曜日"を休憩を間に挟みつつカントゥス、アルトゥス、テノール、バッススに分かれ、計量譜を見ながら歌いました(休憩後は第2アルトゥスも含む)

【ひとこと】
最初は見慣れない計量譜に苦戦していたみたいですが、最後は綺麗なハーモニーを響かせることができて、皆様さすがの実力者揃い!皆様お疲れ様でした(H.I.)




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by fonsfloris-k | 2017-03-19 14:00 | 講座レポート
12月19日 ルネサンス音楽入門(東京)
ジョスカンのアヴェマリア

・少し細かく旋律の歌い方をやりました。フレーズの捉え方、緊張弛緩関係を把握することで、旋律を進めることが出来ます。
・終わりは始まり、の感覚。
・音のスタートはほとんどの場合点から始まって、後半にかけて盛り上がっていきます。
・短い旋律の中にもいろんなイベントが起こっています。それぞれを逃さないように歌い尽くしましょう。
・ペヌルティマノータ(最後から2番目の音)に向かって音楽を持っていって、最後の音で緩む感じになります。
・付点の音は、音を離す(投げる)イメージ。
・息を吐いて、吐いたのと同じ距離だけ吸い戻す、という過程をふむと歌いやすかったようでした。
・ミニマ休符はブレスを取るだけで、一回一回止まらないようにして見ましょう。音楽がより流れていくと思います。息は吸うけど、同じ一文の中、という感じで。
・スペリウスを練習したのち、4声で合わせました。4声で合わせたときは、お互いのビヨンがずれているのを感じながら、お互いに旋律を進めあいましょう。
・音が一個一個にならないように。グルーピングして、裏から表に流れていくのを感じましょう。
・後半は3分割で、まだ言葉も不慣れなようです。確認しましょう。

Brumel “Sicut lilium”

・言葉を付けずに譜読みをしました。
・パート内でまずは音程を合わせることを意識して下さい。

(G.S.)
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by fonsfloris-k | 2015-12-19 13:00 | 講座レポート
11月21日「ルネサンス音楽入門」後期(東京)
・ジョスカンの小さいAve Mariaを、ひとパートずつ練習しました。
・発音と読譜をクリアーして、歌い方を学んでいけるようになると良いかと思います。
・e母音の発音が、フレンチラテンの場合、閉口母音になります。iに近く発音しましょう。
・ムジカ・フィクタの説明がありました。カデンツの際、どこかのパートが半音で動かなければなりません。ところが記譜上どこのパートにも
 半音が存在しない場合、全音で動いているパートの音を半音高めたり、低めたりして半音の動きを作り出すということをします。
 これは楽譜上にないフィクションの音なので、ムジカ・フィクタといいます。
・特にメリスマティックに歌っている箇所で、音のまとまりを感じましょう。必ず、いくつかの小さい単位が重なり合って長いフレーズを形成
 しています。まとまりごとに歌い方を検討していきましょう。グレゴリオ聖歌の歌い方からの流れで、短い音と長い音がペアになることが
 非常に多いです。そのような音のグループは、ひとまとまりとして感じて、音が一個一個別にならないようにしましょう。
・tuなどのuの母音は、発音記号では[y]と表し、ドイツ語で言うところのuのウムラウトのような発音になります。mulieribusのuも
 同じ発音です。フレンチラテンの場合、uの後にmかnが来る場合は鼻母音になりますが、それ以外は皆この[y]の音になります。
・休符の数を間違えないようにしましょう。
・2パートずつ練習したのち、全員で合わせてみました。
・2ページ目もひとパートずつ譜読みをしていきました。
・3分割のところの最後はヘミオラです。テノールの黒くなっている音符のところがそれに当たりますので、そのようにリズムを感じましょう。
・休符の数を間違えないようにしましょう。ブレビス休符は3拍です。
・最後に大きいクワイヤブックを見ながら歌いました。休符の数など、書き込みが必要な場合は、どんどん書き込んじゃってください。
・一通り小さいAve Mariaを歌うことが出来るようになったので、次回は別の曲も歌います。BrumelのSicut liliumです。
 その場で楽譜をお配りします。短くて単純な曲ですが、非常に繊細で美しい曲ですので、楽しみましょう!

(G.S.)
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by fonsfloris-k | 2015-11-21 15:45 | 講座レポート
9月19日 「ルネサンス音楽入門」後期(東京)
【記譜法の前提】
・15-16世紀あたりは白色計量記譜法
・なぜこの楽譜で歌うのか?→原典により近づきたい。
・記譜法の歴史は音楽の歴史。
・グレゴリオ聖歌――覚えていたものが、記譜されるようになった。
・単旋律の場合は、音符の長さを記す必要がなかった。
・はじめは即興的に多声音楽にしていたが、より複雑になるにつれて、長さを書きとめる必要が出てきた。
・ロンガ(長い)とブレヴィス(短い)の関係、どのくらい短く、あるいは長いのか。その比率がまちまちだったのを、アルス・ノヴァ(F.ヴィトリ)の時代に2分割か3分割のどちらかにしようという事になった(フランスでは)。
・現代の記譜法は、みんな2分割。計量記譜の場合は2か3。それまでよりは2択になったのでかなりシンプルでわかりやすい。
・ルネサンス音楽は、近代的な和音の連なりという部分と、中世からの旋律の折り重なりという部分と両方ある。
・黒色から白色へ。ペン先の平たいペンで四角い音符を書いていたが、沢山の人数で歌うことになって、楽譜を大きく書く必要が出てきたために、線で囲まれた白色記譜法になった。

【ジョスカンのアヴェマリア】
・この曲は、基本的に2分割ですので、現代の考え方とあまり大差ない。ただ、基本とするのが、現代の全音符にあたるセミブレビスですので、それに慣れる必要がある。
・ジョスカンにでてくるメンスーラ記号はほとんど、テンプスペルフェクトゥム(〇)かテンプスインペルフェクトゥムのディミヌートゥム(Cに縦棒)だけ。縦棒は音符の長さが2分の1になることを示すが、それだと速すぎるので、実際の演奏ではその速さの比は2:3にしている。つまり、棒のついているものをテンポ60だとすると、ついていないものはテンポ45くらいになる。
・休符の長さをよく間違えますのでしっかり覚えましょう。
・小節線がない、ということ。そもそも区切るという概念がない。
・ジョスカンのひとつ前の世代、デュファイの曲の場合はブレヴィスを一つの単位と捉える。
・コワイヤブックとパートブックについて。ジョスカンの小さいアヴェマリアは最初期の印刷譜のひとつ。印刷の都合上、パートブックの形で残されたものを、切り貼りしてコワイヤブックの形に改めたものもお配りしました。当時の実際の演奏では、パートブックから、大きな羊皮紙にコワイヤブックの形になるように書き写して使っていた。コワイヤブックは左上にスペリウス(ソプラノ)、左下にテノール、右上にコントラテノール(アルト)、右下にバスです。
・パートはまずテノールが基本、テノールとは、グレゴリオ聖歌を保って(tenere)歌う人のこと。それに対して(contra)歌う人がコントラテノール。最上を表すスペリウスが加わり、コントラテノールの低い(bass)方ということで、コントラテノールバッススが加わった。
・フィクタに関して、ファにシャープやシ(ミ)にナチュラルやフラットがつくことがあります。これは音型や和音で、書かなくてもその文化圏の中ではあたりまえにつけられていたものを、現代の人は分からないので、わかるようにあとから書き加えました。スペリウスの1番の後のシャープなどがそうです。
・3の記号より後は3分割になります。ブレビスが3拍になったり2拍になったりするので気を付けましょう。ブレビスより小さい音符がブレビスの後にきた場合、本来3拍であったブレビスがそのあとの音に食われて、2拍になります。あるいは、コロルといって黒く塗られているブレビスも不完全、つまり2拍になります。しかし、休符は食われません。

ジョスカンの小さいアヴェマリアの譜読みを一応終えました。次回はアシスタント回です。言葉を付ける予定ですので、復習をよろしくお願いいたします。

(G.S.)
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by fonsfloris-k | 2015-09-19 13:00 | 講座レポート
6月27日 ルネサンス音楽入門 (東京)
・レスポンソリウムの構造について

レスポンソリウム本体(R)と、ヴェルスス部分(V)があり、(R)-(V)-(Rの後半)という順番で歌います。
歌詞でいうと、Tanquam-Quotidie-Cumque-Quotidieという順番です。
朝課は三つの夜課から成っています。それぞれの夜課は3つの朗読と3つのレスポンソリウムから成っていますので、合計9つのレスポンソリウムがあるという事になります。今回歌うのは第4・第6レスポンソリウムですので、第2夜課の、1つ目と3つ目のレスポンソリウムという事になります。各夜課の3つ目のレスポンソリウムは、通常の繰り返しのあと、レスポンソリウム全体をもう一度繰り返します。
つまり、(R)-(V)-(Rの後半)-(R)という順番になります。 歌詞でいうと、Animam meam - Quia non est – Insurrexerunt – Quia non est – Animam meamという事になります。



・ヴィクトリアの音楽

計量記譜の最後期の作品。ポリフォニーと言いながらも、ホモフォニックな部分も多く、そのまま小節線を入れても差し支えないような音楽。小節線のない最後期とも言える。しかし小節線が無いことによって、横の流れ、旋律が縦割りにならない感じがとらえやすい。

レッスン前半は、各パートごとに音と言葉を確認しながら、第4アンティフォナを練習しました。
前回やったように、ヴィクトリアの音楽はミーントーンで演奏します。ミは低く、ファは高くとります。
特にファが低くならないようにしましょう。カデンツ(ペヌルティマノータ)での5度は純正にとりましょう。
15世紀の音楽は、旋律がより重要視された音楽でしたが、ヴィクトリアの時代の音楽は、言葉の流れと、音楽の抑揚とリズムが一致しています。gladiisの付点音型や、etで音程が下がる箇所などを利用して、言葉を表現しましょう。テキストの語感と内容が音楽に一致するように作っていきます。

後半ではひとパートずつ取り出しながら、第6アンティフォナを練習しました。なんとか最後まで通しましたが、まだまだ慣れが必要だと思います。
特にアルトの方に、シャープの音が苦手な方が多いようです。シャープは現代の♯という書き方と少し違い、Xが2つかぶったような形をしています。シャープの音はソルミゼーションではミの音なので、低めにとりましょう。
また、フラットのついている音をナチュラルにするためにシャープがついていることもあります。ソルミゼーションで言えば、シャープがついていればその音はミと読んで、フラットがついていたらファと読めばいいという事になります。
少しずつ音楽の構造を覚えて、他のパートと一緒に出るところ、遅れて入るところなどを把握していくようにしましょう。長い休符を数える手間が省けます。



(G.S.)
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by fonsfloris-k | 2015-06-27 15:45 | 講座レポート