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9月5日 グレゴリオ聖歌入門(関西)
受講:28名

内容
<1>P.1の4つのAlleluiaの復習
・音をいただいてから歌い始めて、響きの中で音をずっとつなげていくことが重要。
・ネウマによって、きちんと鳴らすところ、鼻唄みたいに歌うところ、など表現に違いを出す。でも響きはずっとつながっている。

<2>P.3の2つのAve Mariaの復習
・2つめ(下段)のAve Mariaは12月13日の発表会で歌いますので完全にマスターしてください。
・下段のAve Mariaのbenedictaの-ctaの最後がepisema付きのclivisになっているのはbenedictaからtuに向かってつなげたいから。「祝福されているのは貴女」と言いたい。tuに入ったら流れる。
(その他、前回の講座と重複する内容は省略)

<3>聖母のミサ(発表会のプログラム)の流れ
・発表会では聖母のミサの形式でプログラムを組みます(詳細は配布プリントを参照してください)。
・グレゴリオ聖歌クラスのtuttiで歌うのは入祭唱、アレルヤ唱のAlleluiaの部分、奉献唱、拝領唱、司祭との受け答えの部分。奉献唱と終祭唱の後にそれぞれルネサンスクラスで学んでいるビクトリアのモテットを歌います。

<4>入祭唱 Introitus: Salve sancta Parens
・Salveは先唱者が歌う。*印以降sancta~をtuttiで歌う。
・3段目のT.P.はtempore paschalisの略で、復活祭にはこのAlleluiaを歌う、の意味。今回は歌わない。
・4段目のPs.は詩編唱。前半は先唱者が歌う。*印以降dico~をtuttiで歌う。Gloria Patri以降は省略した書き方で書いてあるので、下にある省略なしの楽譜で歌う。前半は先唱者、*印以降Sicut~をtutti。最後までいったら最初のSalve sancta Parensに戻る。戻った時は最初のSalveからtuttiで歌う。
・ParensのPa-の3つめの音についたteneteを4つめの音までのばす。
・terramqueのter-の小さい音符はrだけを歌う。
・regitのre-の5つめの音についたteneteを6つめの音までのばす。
・音の高さは、低いけれどとりあえずそのままで。

<5>アレルヤ唱 Alleluia: Post partum
・先唱者が最初のAlleluiaを歌い、tuttiでまた最初のAlleluiaから歌う。V(詩節)Post partum~は先唱者が歌い、最後の*印以降pro~をtuttiで歌い、最後までいったら最初のAlleluiaに戻る。

<6>拝領唱 Communio: Beata viscera
・Beata visceraは先唱者。*印以降Mariae~をtuttiで。

★次回は発表会で歌うグレゴリオ聖歌の歌い方を詳しく学びましょう。

配布プリント
・『聖母のミサ』 A3 5枚(9ページ)
by fonsfloris-k | 2009-09-05 13:30 | 講座レポート
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