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5月14日 「総合講座3」バード (東京)
William Byrd:GradualiaよりIn fest omnium Sanctorum
(出席:S5 A4 T3 B2 欠席3名)

Gaudeamus(ゴーディエームス) omnes(オムニース) in Domino(ドミノ(開いたド)), diem
festum celebrantes(セレブランティース) sub honore(オノーリ) Sanctorum omnium:de
quorum(ディー クオー(コー)ルム) solemnitate(ソレムニテーティ) gaudent(ゴーデント)
angeli, et collaudant(コローダント) Filium Dei(ディーイ).

Ps. Exsultate(エクスルテーティ) justi(ジュッスティ) in Domino: rectos
decet(ディーセット) collaudatio(コローデスィオー).

Gloria Patri(ペートリ), et Filio, et Spiritui Sancto. Sicut(シィークット) erat(イーラット)
in principio(プリンスイピオ) et nunc, et simper, et in saecula saeculorum. Amen

・発音:16世紀の間に Great Vowel Shift という現象が起こり、母音の発音の仕方が変化した(例えばア→エに、エ→イに)。1600年頃にはその傾向は定着して、ラテン語の発音にも影響があった。ラテン語の混在する英詩の語尾の韻の踏み方などからみて上記の様な読み方がされていたのではないかと推察される。したがって
・母音に注意を払う
・Englishらしく、母音で始まる単語のアーティキュレーションをしっかり、例えばGaudent Angeliはtをはっきり発音し切ってからAngeliに入る。
・すべての子音はゲルマン系の言葉らしく破裂させるように発音する。(イタリア、フランス語の子音表現とは正反対である。)
・第一旋法:re がフィナーリス(終音)、その上5度の la がドミナント(支配的な音)
・ E u o u a e は s a e c u l a r u m の母音を取ったもので、詩節後半部分の終わり方の旋律を示している。Amen は最終のパターンを歌う。
・融化:小さな四角符を言う。(融けるの意)Omnesのような場合、mのためにある。
・上から3段目、omniumのsi音はフラット(ファ)にする。

*白色計量記譜法でIn festo omnium Sanctorum の1ページ目をパート練習し、5声で合わせ学習を行った。
・ijの印は歌詞を「繰り返す」の意。
・休符の数え方習得してくること。

(MN)
by fonsfloris-k | 2011-05-14 15:30 | 講座レポート
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