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11月9日 中世の音楽を歌う(東京)
出席者 S2、A1、T3、B2

大判の楽譜を使って、SanctusからAgnus Dei、Ite Missa Estまで順番に
練習しました。

中世の音律を意識する。
他のパートを良く聴いて、音の隔たりの距離感を感じる事が大事。
五度の和音は完全にぴったり合わせる。
長三度は平均律よりもっと高い。(不協和音のように感じるくらい)
短三度は、調和するポイントが2つあるが、低い方にはめるように。
ミーファの間隔はとても狭い。(ミを高めに)
導音のミが出てきたら、ファに向かって引っ張られるようなテンションを
常に意識する。
駱駝が針の穴を通り抜けるような、、??
旋律を歌う場合、すべての音を均等に歌おうとしないこと。
躍動する旋律の動きの起点となる音はどれなのかを意識して、次の動き
に繋がって行くように歌う。
ミニマ→セミ・ブレヴィス→ミニマのような組み合わせで動くような
ところは、後ろのミニマが明瞭に、はっきり動きが判るように歌い、
滑らかに繋げようとしないこと。
他のパートの動きを良く聴いて、動きがきっちり噛み合うように注意する。
長く伸ばしている音も、他のパートの動きを展開を意識するようにして、
漫然と硬直したように伸ばさないこと。

2時間ほど歌っているうちに徐々に感覚を共有して、中世らしい良い響きに
なってきたように思います。

(MO)
by fonsfloris-k | 2013-11-09 15:30 | 講座レポート
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