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5月9日グレゴリオ聖歌演奏法(東京)
晩課(Vesprae)の流れ
☆前半
 アンティフォナと詩篇により構成されている。聖務日課の
 中心部分は、150からなる詩篇で、この詩篇を一週間で全て唱えるの
 が修道士達が聖務日課を行う目的(祈り)である。
 晩課には五つの詩篇があるが、これは暗記するくらい唱えなくてはいけな
 いものであるらしい。
 グレゴリオ聖歌の魂ともいえるものである。
 今日の講座では、5つのうち、4つまで練習することが出来た。
 (P251~P254)
 今年は、この5つの唱え方を、いろいろな旋法で歌っていく。

☆後半
 小さな聖書朗読(Captitulum)以下の式次第の説明。
  *P256に朗読の言葉、P123に歌い方の楽譜
続いてイムヌス(Hymnus)を歌う。
  *イムヌスは有節歌曲、たいていは4行詩、讃美歌の先祖と考えられる
   訳詞は資料2ページ参照
 マニフィカート(前後にアンティフォナがつく)(P207)
  *詩篇と同じように唱える。資料4ページ
 アンティフォナの後、祈祷(P231右、P99*この日の固有の祈祷文、資料4ページ下)
 そのあと、最後の歌、ベネディカームス(P126)、デオグラツィアスで終わる


☆今日も、最後に、P279のサルヴェレジーナを歌いました。とても美しく親しみ
やすい旋律で思わず口ずさみたくなってしまいます。
 起源は意外と古く、中世フランスまで遡るらしいが、詳細はまた次回に。

(KM)
by fonsfloris-k | 2014-05-09 19:30 | 講座レポート
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