2012年 04月 28日 ( 1 )
4月28日 ルネサンス音楽入門(関西)
於母の家ベテル
受講:22名(S8、A7、T3、B4)

内容
<1> 白色計量記譜法の復習
・音符の名前:longa, brevis, semibrevis, minima。
・メンスーラ:tempus perfectumとtempus imperfectum。

<2>Palestrina, Missa Aeterna Christi munera, Kyrie(1枚目と2枚目途中まで)
・発表会ではモテット2曲、Jubilate DeoとSuper flumina Babylonisの方を歌いますが、楽譜が見にくいので、まずこのミサの楽譜で譜の読み方の練習をします。
・この曲のメンスーラ(縦棒線の入ったCのような記号)はtempus perfectum diminutum。
・mamama...で各パートを譜読み。
・Cantus最初の休符3つはBrevis休符、Semibrevis休符、Minima休符。
・Cantus2段目最後の方のligaturaは「左上に棒はsemi・semi」と覚えましょう。
・Cantus5段目最後から2番目の音符は(おそらく)半音上げて歌う。このようなことをmusica fictaという。「ファをミにする」(=現代的には「♯をつける」あるいは「♮にする」)。カデンツを作るため、三全音を避けるため。おそらく、というのは、他のパートと合わせてみないとわからないから。
・Altus4段目真ん中より少し後の-sonの前の音もmusica ficta。
・Bassus最初の休符3つはLonga休符、Longa休符、Brevis休符。
・mamama...で全パートであわせてみる。
・Altus2段目最後とTenor3段目最後のeleysonの-ley-にあたるファの音は最後の盛り上がりに効果的な音なので大きめに。
・Altus5段目最後から2番目の音とBassus4段目最後から2番目の音がオクターブになるのをよく聴いて合わせる。
・1枚目は各パートが同じ旋律を模倣していく形式。2枚目のKyrieはCantus最初とTenor最後の旋律に対し、対旋律が展開する形式。
・Altusのラの音が低くなりやすいので気をつける。

<3>Palestrina, Missa Aeterna Christi munera, Gloria(2枚目途中から3枚目の練習番号3: Qui tollis...の前まで)
・mamama....で譜読み。
・bonaeがboneと表記されるなど、この時代のラテン語綴りの表記方法があるので注意。ちなみに、このミサ曲のタイトルのAeternaもEternaと表記されている。
・各段の最後やページをめくる直前に記された記号はcustosといい、次の音を示している。したがって、ページをめくる時もあわてなくていいようになっている。
・Altusの2枚目から3枚目のめくりの場所は本当は付点のところなのにずれている(Altusだけめくりの場所が若干違う)ので注意。
・Kyrieと違って和声的な部分も増えている。

<4>Palestrina, "Jubilate Deo" 1枚目と2枚目の練習番号3まで。
・短三度上げで歌います。
・音域は、左上:ソプラノ、右上:メゾソプラノ、左中と左下:アルト&テノール、右下:バス
・パート名は、左上Cantus、右上Altus、左中Quintus(5声目という意味)、左下Tenor、右下Bassus。
・左下がTenorといえるのはCantusと同じ旋律で他のパートは逆行形だから。
・とりあえず、ソプラノはCantusとAltus両方、アルトはQuintusとTenorの両方、テノールもQuintusとTenorの両方を歌えるようにしておく。
・メンスーラはtempus imperfectum diminutum。
・mamama...で譜読み。
・Bassusの2段目最初にBrevis休符がぬけているので追加する。したがって、2段目最初の休符はBrevis休符とMinima休符となる。
・Cantusの2枚目2段目最後の方のligatura(左上に棒はsemi・semi)の2つめの音(黒いsemibrevis)と次の黒いminimaは、color minorと呼ばれるもので、結果的に付点付きminimaとsemiminimaという音価の組み合わせになる。
・Cantusの練習番号3の1つ前の音はmusica ficta。
・Tenorの練習番号2の1つ前の音はmusica ficta。
・Quintusの2枚目2段目真ん中laetitiaの-aにあたる音はmusica ficta。

*次回は続きをやりましょう。

(N.I.)
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by fonsfloris-k | 2012-04-28 10:00 | 講座レポート