2017/5/6 10:00 祐天寺のフォンスフローリス古楽院にて グレゴリオ聖歌入門講座の第二回目が櫻井先生のもと 行われました。 今回は、実際の歌い方のテクニックに重点を 置いた指導をうけながらキリエとグローリアを 歌いました。 ☆ドミナントが来たらその音にとどまるイメージ。 ☆音程が変わる時に喉で切らないように。 イメージとしては急速なポルタメント。 有声子音の時も同様。 ☆ピタゴラス音律 純正な五度を取っていくと 平均律より2セント広いために、オクターブに収めるために 余計な24セント分をAsとCesの間に寄せる音律。 単旋律においてこの音律を使用するのは、半音はより狭く、 全音は広いために旋律のキャラクターがはっきりするので使用する。 ☆音程が気になるときは、息を増やす。 ☆ずっと基準音を心の中に鳴らしておくとよい。 ☆"あ"の時の舌の位置より低くしない。 ”お”、"う"は口をすぼめ、舌が下がらないようにすること。 →音程が低くなり、高い音程をとりづらくなるため。 (H.I.)
#
by fonsfloris-k
| 2017-05-06 10:00
| 講座レポート
【ルネサンス音楽2 イザークのモテット(ミサ固有唱)】 4/29(土) 13:00-16:00 祐天寺のフォンスフローリス古楽院にて、 花井哲郎先生ご指導のもと、今年度第一回目のルネサンス音楽2の ☆Choralis constantinusについて 1550,1555年に出版される(イザークの没後数十年経過し パートブック形式であり、弟子のゼンフルの補筆により完成される ミサの一年分の固有唱、通年で作曲されたものとしては他にウィリ コンスタンツというドイツの街のカテドラルの依頼によって書かれ 全てが全て依頼品ではなくそのほかの作品の寄せ集めでもあ ☆当時のヨーロッパのミサの形式はオルガンと合唱が交互で演奏す 例えばオルガニストがグレゴリオ聖歌を元に即興した後に、イザー ☆イザークは30過ぎにフィレンツェに来て、イタリア人と結婚。 ☆今年は洗礼者ヨハネの祝日に歌われる歌を歌う。 Ad missam in dieとは日中のミサという意味。introitusとは司祭が 本日は間にグローリアとイザークと同時代のネウマ譜によるgra イザークによるantiphon (H.I.) #
by fonsfloris-k
| 2017-04-29 13:00
| 講座レポート
4/23 日曜日 14:00-17:00 安邨尚美先生指導の下、中世の音楽クラスの 今年度第一回目がフォンスフローリス古楽院にて行われました。 取り上げるのは、第四ミサ・使徒の祝祭日(Missa cunctipotens genitor deus) のキリエです。今回は言い換えのトロープスがどのようなものか、 また5度と4度の厳格な平行オルガヌムを、 音が混じりあうのを耳で確認しながら歌いました。 ☆中世の歌は耳から覚えるのが基本で楽譜ありきではないので体で感じよう。 ☆パラフレーズとは言い換えたり、注釈したり、ある種の装飾とも言える。 ☆宗教音楽はグレゴリオ聖歌が根底にある。 トロープスはそれにテキストを付け加えていったもの。 例えばメリスマ部分の各音に対し詞句を一音節ずつあてはめたりする。 またそのテキストの意味も、本来の聖歌の言葉をパラフレーズしている。 ☆トロープスの最初のテキストであるcunctipotens genitor deusが、キリエ4番の代名詞、 さらに第4ミサ(使徒の祝祭日のミサ)全体の代名詞になっている。 (ただし、中世の時代には第4ミサという明確な名前やセットは存在していない。 これらは近代になってから整備されつけられたもの。) ☆教会の空間を、単音の響きで満たすとそこには倍音がすでに含まれている。 その響きのイメージを大切に、音を聴き、歌っていきましょう。(H.I)
#
by fonsfloris-k
| 2017-04-23 14:00
| 講座レポート
【ルネサンス音楽1 イザークのミサ曲】第一回目 4/22土曜日13:00-16:00 祐天寺のフォンスフローリス古楽院にて ルネサンス音楽1のクラスの今年第一回目の講座が行われました。 花井哲郎先生ご指導の下、今年はイザークのミサ曲 「Missa Solenne」を取り上げます。 ☆イザークの生い立ちについて フランドル出身でのちにイタリアに帰化。 しかし人生の大事な時期に神聖ローマ帝国に仕えることになる。 ☆イザークの作品について 交互唱ではグレゴリオ聖歌の部分をオルガンで弾いていた。 これをMissa ad organumという。 イザークは速筆であったとされるが、それはパーツの使い回しや、 ゼクエンツの多用に見て取れる。 ☆テンプス・ペルフェクトゥム (Tempus perfectum)記号は"◯" ブレヴィスの中に3つセミブレヴィスが入る。 ただしブレヴィスとセミブレヴィスが並んででてきた場合は、 ブレヴィスとセミブレヴィスの比率が2:1になる。 ☆今回のMissa solenne はルードヴィッヒ・ゼンフル(L.Senfl) というイザークの一番弟子による写本から参照してる。(H.I.) #
by fonsfloris-k
| 2017-04-22 13:00
| 講座レポート
【ルネサンス音楽入門】
4/8 13:30-16:00 祐天寺のフォンスフローリス古楽院にて ルネサンス音楽入門講座第1回目が花井哲郎先生の指導のもと行われました。
☆17世紀以降と16世紀までと記譜の仕方が全く異なる(16世紀までは小節線がない、 各パートが別々に書かれている、 四分音符基本ではない、 リガトゥラなど今の楽譜と大きく異なる) ☆ムジカ・フィクタについて →当時の人は歌いながら判断して半音上げ下げするほど即興の技術がある。 ☆ハインリッヒ・イザークのProphetarum maximeを歌いました。 歌詞は当てず、まず各パート音程のみで歌うところまで。 ☆フォーブルドン:最上声との関係で平行4度、6度で推移する即興和声の書法。 (ひとこと) まずは第1回目お疲れ様でした! 皆様、春期集中講座の内容を忘れていませんでしたでしょうか(私はつい3週間前の内容かなり忘れてることに愕然としています…とほほ) 2/12の発表会は忘れずに予定を空けておいてくださいね。(H.I) #
by fonsfloris-k
| 2017-04-08 13:30
| 講座レポート
|
リンク
タグ
2009-2010東京(103)
グレゴリオ聖歌入門/東京(57) グレゴリオ聖歌演奏法/東京(39) 総合講座/東京(38) 2009/10フラバロ(38) 2009-2010関西(36) ルネ1/東京(31) 2017-2018東京(30) ルネ2/東京(28) オルガヌム(24) アンサンブルクラス/関西(18) 総合講座/関西(17) 入門/東京(15) 音楽史/東京(14) 中世移動ド(13) 中世の音楽を歌う/東京(12) ルネサンス/関西(10) 一般クラス/関西(7) ラウダ(6) グレゴリオ聖歌/関西(4) 以前の記事
2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2016年 04月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 カテゴリ
検索
その他のジャンル
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||